#08 紀伊 「ひと組のタンデムツアラーと」(2002/3 up)

高く抜けるようなスキッとした冬空。

国道311号通称熊野古道を快走する。
交通量の少ないきれいに舗装された広い対向2車線の道だ。

杉林の中を縫うようにダイナミックなワインディングが続く。

熊野古道の休憩所で。
まあ意味は無いんですけどね・・。
十津川まで出ると走りながら有名な千人風呂が見えた。

そのまま311号を進むと北山川を遡るように併走。
今日はとにかく走るのだ!
四万十の上流のような荒々しい流れが美しい。

このあたりで一度奈良県に突入し、再び三重県に戻るのだ。
よく考えたら奈良県って走ったことがなかったなあ・・たぶん(笑。

奈良県に入ったトコで撮りました。
十津川の支流みたいです。
オレンジロードに入り、ミカン畑の中を走る。
三重県といえばみかん!
ということでご多分に漏れずみかんを食す。
みかんは露天販売。
地べたに座ってそいつを頬張るとほどよい酸っぱさが口に広がる。

紀州といえばみかん。
露天販売のみかんを口いっぱいに頬張る。
紀伊長島に出て堤防に登り海を眺め休憩。
鈍色に光る熊野灘。

国道42号を北へ。

本当の獅子のような鬼ヶ城が走りながら見えた。

ハイペースで淡々と。なんでか?って今日中にフェリーで知多半島にわたっておきたいから(笑)。
紀伊長島・フツーの食堂でモリッと昼飯。

国道260号にスイッチして閑散とした走りやすいワインディングを行く。
舗装の改良や拡幅の進むこの道は快適。

阿児町でパールロードへ。
走りながらも太平洋を見られるなかなかのワインディングロード。
緩やかなコーナーと起伏が多く流しても気持ちがいいのだ。

「さあ急げ!」と夕方の伊勢湾フェリー乗り場へ。
何とか間に合ったがおみやげの赤福はお預け・・。

渥美の菜の花。
一面の菜の花畑がライトアップされてビックリ。
フェリーから降りるともうあたりは闇に包まれていた。
今夜の寝床はどこ?
渥美半島にキャンプ場はなく、公園でゲリラか、道の駅に寝るかぐらいしか選択肢がない。
まあ何とかなるさと走り出す。

途中でライトアップされた菜の花畑を偶然発見!
一面に黄色と緑色のコントラストが光に照らされて美しい。
思いがけない見所があるからツーリングは楽しい。

道の駅田原めっくんはうす。
今夜の寝床はここです(笑。
結局寝床は道の駅となった(笑。
駐車場がひろ〜い道の駅でその片隅にテントを張る。
一応バイクでブロックして轢かれないように。

近くのスーパーででっかい手こねハンバーグなんかを買い込み、「じゅーじゅー」と焼いて豪華なディナー!!
ビールの酔いも回ってぐっすりと眠るのでした。

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