#08 紀伊 「ひと組のタンデムツアラーと」(2002/3 up)

お目覚めよろしく出発!

昨日牛を食ったのに朝から吉野家に行こうかと言うオレたち(笑)。
でもやっぱりやめてスルー。

今日のキャンプ地は白浜なのでまた結構走るのだ。
国道42号はほどほどに流れた山裾を縫う国道。
幹線道路だけにそんなにガンガンイケるわけではないが、快適な流しレベルのワインディングもあり面白い。

紀伊長島で海に出ると砂浜が広がる海岸が見える。
空が明るいからか東京に比べて少しだけ風が暖かいような気がする。

ひたすら海岸線を南下。
那智勝浦町には有名な那智の滝がある。
われは一度も見たことがなかったので是非とも行ってみたかったのだった。
ちょろっと山側に入り込みワインディングを駆け上ると熊野那智大社があり、そこから滝を見に行く。
よく手入れされた立派な杉林を歩いていく。

「那智大滝」の記念フォトっす。
滝は失敗したんで微妙な写真・・(笑。
と、遠くに細く流れ落ちる滝が・・。
あれが那智の滝かぁ?!
と思わずバカにしてしまうほどの眺め。正直第一印象はしょぼいなと思った。
けれどだいぶ距離が離れているので迫力が伝わりにくいし、滝の高さで言えばもの凄く大きな滝なのだから近くで見られたらスゴイ迫力なんだろうと。

それよりも何とも言えない心地よさを演出する杉林の趣のほうが良かった。

木々の隙間から光が射し込む杉林。
ありこのナイスショット&サンクス!
国道に戻り、そしてさらに南へ走ると皆さんご存じ紀伊を代表する景勝地・橋杭岩

橋杭だけが取り残されたように見えることからこう名付けられたのだろう。
なかなかの迫力。やるじゃん、紀伊半島!

橋杭岩。
潮が満ちるとホントの橋杭みたいになるらしい。
さらに南へ、目指すは本州最南端・潮岬だ。
うねうねした道を走っていくと左手には紀伊大島への橋が建設中。

突然道が開け芝が広がる。
キャンプにはおあつらえ向きという感じで、ライダーのテントがこの時期でも僅かだが立っている。

定番の写真で申し訳ない・・。
最南端という感じは希薄です。
潮岬先端からは180度以上が海!という大展望。
遠くにかすむ水平線が緩やかにカーヴしているのが見えた。
潮岬灯台は風が強くて帽子を飛ばされそうになり焦った・・。



潮岬灯台。
風が強くて2人、帽子押さえてます(笑。
最南端からは北西に進路をとり今日のキャンプ地白浜まで。
この海岸線は防波堤が低いところが多く、走りながら海を眺めることが出来る。

暮れていく太陽の色が次第に沈んできて美しい。

白浜といえば円月島。
左端の水平線に無理矢理夕日を入れました。
真っ暗になるとテント設営がえらい大変になるので、三段壁も千畳敷も飛ばして白浜の街中へ。(千畳敷は後日行った)

さすが一大観光地!でっかいホテルが建ち並んで観光客も多い。
そんなホテル街をすり抜けてキャンプ場を探すがなかなか見つからない。

と見つけたボロい看板
原っぱに掘っ建て小屋みたいなのが立ってるだけで何とも寂しい・・
キャンプ場とは名ばかりで、道路に面した草の生えた空き地といった感じだ(笑。
やはりというか当然というか他にキャンプする人は見あたらない(笑。

水場もなく、近くにあった蛇口をひねるとポタポタと流れて水が止まった・・。何だか悲しい。
だからしてコンビニでペットボトルの水を買うハメに。
日の暮れた原っぱにテントを張り、「牟婁(むろう)の湯」へ。

温泉で冷えた体を温め、疲れた体を癒す。

夕食のメニュー・・忘れちった・・。

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