>> 五反田さんと新大久保さん
七英雄は、年代や状態によって容姿と能力の変わる。
いわば、成長するタイプのボスである……!
ボクオーン : 「あれ?」
ダンターグ : (ぴょこ)
ボクオーン : 「あ、ダンターグ角生えてきた?」
ダンターグ : 「おう。獣を吸収してたらやっぱり獣の特性が出てきちまうみたいだな、獣の名残らしいぜ」
ボクオーン : 「へー、じゃぁその沢山はえた角は全部獣たちの角なんだ……ヤギっぽいけど、それ系のモンスターを吸収したのかい?」
ダンターグ : 「うんにゃ、せ○とくんの」
ボクオーン : 「なん……だと!?」
ダンターグ : 「いやー、吸収する時はこんな裸の小坊主どうしようかと思ったが、してみたら案外なじむもんだなぁ!」
ボクオーン : 「馴染むって……何か君の角とせ○とくんの角、形状から違わないか!」
ダンターグ : 「あぁ、いい具合に化学変化したみたいだぜ!」
クジンシー : 「変わりすぎナリよダンターグ、何もかも変わりすぎだのす!」
ボクオーン : 「というか、そういう時事ネタみたいなゆるキャラネタは流行廃りがあるからやめてほしいよ! 後で見返した時とかに凄く恥ずかしくなるからやめてくれってば!」
結論 : ダンターグさんの第2形態以後にはえてくる角は、せ○とくんの化学変化。
「クジンシーは第2形態で女性の顔が現れるのですよ」
ボクオーン : 「そういうクジンシーは、成長すると女性の幻影みたいなの出すね……」
クジンシー : 「はいでつ……」
ボクオーン : 「あれ、なに? 何か完全な女性じゃない幻影みたいだけど……」
クジンシー : 「さゆり 21歳」
ボクオーン : 「は?」
クジンシー : 「さゆり(21)は、ちょっと騙されやすいハーフで金髪の美少女。胸がFカップもあるのが悩みの種で、最近は裸で縄跳びをすると痩せるって噂を鵜呑みにして全裸で縄跳びをするのが日課なんだのす」
ボクオーン : 「ちょ、クジン……シー?」
クジンシー : 「引っ込み思案で臆病、ちょっと消極的だけどボクにだけは心を開いていて、ボクにだけは色々の悩みをうち明けてくれるいい子なんだのすよ!」
ボクオーン : 「へ、へぇ……その子を吸収して強化した能力かい」
クジンシー : 「いや、ボクの脳内妄想」
ボクオーン : 「なん……だと!?」
クジンシー : 「さゆり(21)は、ボクが脳内妄想で生み出したボクによるボクのための、ボクの中の天使だのす!」
ボクオーン : 「へ、へぇ。その君の中の天使を具現化した存在なんだね」
クジンシー : 「そうだのす! ……最も、ボクのソウルスティールが見切られた事による慢性的なソウルスティール不足で、結局あんなゾンビみたない状態でしか具現化出来なかったのすが……ね」
ボクオーン : (ダメだこいつ……早くなんとかしないと)
結論 : クジンシー第2形態でつれているのは、クジンシーの脳内嫁。 (クジンシーは具現化系の念能力者)
「ボクオーンは第2形態で人形が大きくなる」
ダンターグ : 「そういえばボクオーンは、第2形態になっても容姿が全然かわんねーな」
ボクオーン : 「まぁ、ボクは吸収して大きくなるってタイプじゃないからね……植物系モンスターが多いと栄養偏っちゃうみたいで、あんまり大きくなれないみたいだし」
ダンターグ : 「そんなんだからナヨっちいんだぜ!」
ボクオーン : (カチン)
ダンターグ : 「もっと肉喰え、肉。あははは!」
ボクオーン : 「そういうダンターグは肉しっかり喰ってても、男のシンボルは全然成長の兆しが見えない癖にねェ……」
ダンターグ : 「!?」
ボクオーン : 「いいクリニック紹介しようかー、ねー、ダンターグ?」
ダンターグ : (スンスンスン)
ロックブーケ : 「あー、ボクオーンがまたダンターグ泣かしてますわー」
ノエル : 「七英雄同士だから仲良くすればいいんだろうになぁ」
スービエ : 「というかよ……」
ワグナス : 「多分、仲がいいから知ってるんだと思う部分だがな、そこは!」
結論 : ダンターグは性の悩みを抱えているお年頃の紳士。
ボクオーン : 「ちなみに、ボクは確かに身体は華奢だけど、人形補正で腕力はダンターグより高いからね」
ダンターグ : 「なんだと!? だったら俺の筋肉は……」
スービエ : 「贅肉じゃね?」
ダンターグ : 「や、やめろよそんな事言うの……泣くぞ?」
ボクオーン : 「そうだよ、そんな事言うのやめてよスービエ!」
ダンターグ : 「ボクオーン?」(庇ってくれんのか?)
ボクオーン : 「ダンターグをオモチャにしていいのはボクだけなんだから、そういう言葉責めはボクの仕事だよ!」
ダンターグ : 「えー……」
ボクオーン : 「という訳で……そんなにぶくぶく筋肉ばっかり太らせても、結局頭がいい奴の方が強いんだよダンターグ。君の筋肉なんててぇんで、無駄肉。とーんだ骨折り損だったね!」
ダンターグ : 「すんすんすん……」
スービエ : 「大変な奴に好かれちまったなぁ、お前さ……」
ダンターグとボクオーンさんは別に仲が悪い訳じゃないのです。
ただ、友情が歪んでるだけなのです……。
「誕生日ですよ、ダンターグさん!」
ボクオーン : 「今日はダンターグにかってきてほしいものがあるから、お願いね!」
ダンターグ : 「何て頼まれたからアレコレ買ってきたが……あいつ、地上戦艦もってるんだから自分で買いに行った方が早いんじゃないか……ただいまー」
ボクオーン : 「あ、まだダメ! まだ開けたらダメ!」
ダンターグ : 「何でだよ……って」
ぱらり、とダンターグの前に 「誕生日おめでとうダンターグ」 の横断幕が目に入る……。
ダンターグ : 「あ……そっか、俺……」
ボクオーン : 「……忘れてたんだろ?」
ダンターグ : 「んぁ。あぁ……何せもう数千年レベルで生きてると、誕生日なんてな……覚えててくれたのか?」
ボクオーン : 「……うん」
ダンターグ : 「そっか、ありがとな……」
ボクオーン : 「か、勘違いするなよ! 別に君のために覚えてたんじゃないんだから! ただ、その……一度覚えた事はなかなか忘れられないだけ、だからなっ!」
ダンターグ : 「あはは……ンでもよ。ありがとな!」
ボクオーン : 「ああああ、う、うん……」
※ダンターグのお誕生日はツンデレが祝ってくれます。
「誕生日ッスよ、ボクオーンさん!」
ダンターグ : 「おい、ボクオーン。前に俺の誕生日祝ってくれたからよ、お前の誕生日祝ってやるぜ。何か、欲しいモンあるか?」
ボクオーン : 「ボクの欲しいもの?」
ダンターグ : 「料理なら大概作れるし、あとはそうだな……簡単な小物くらいなら作れるけどよ……」
ボクオーン : 「ボクが欲しいのは。その、あの。えっと……何ていうんだっけな。えー……」
ダンターグ : 「何だよ、はっきりしねぇなぁ」
ボクオーン : 「ボクはその。えーと、君にちょっと、ぎゅってしてほしいっていうか。君と一緒にその、えっと……」(もじもじ)
ダンターグ : 「だから何だって、はっきり言えよ。聞こえねぇーぞ」
ボクオーン : 「ぼ、ぼくは。そのっ…………べっ、別に君みたいな獣臭い奴から施しを受けようなんて思わないんだからねっ!」
ダンターグ : 「なぁっ……!?」
ボクオーン : 「そんなお前にはボクから罵倒のプレゼントだよ! ほら、汚らわしい四つ足の獣が、ボクと対等に話そうってのがちゃんちゃらおかしいんだよ! この……犬がっ!」 (げしっ!)
ダンターグ : 「うぁっ……何で急にそんな……だが、何だこれ、ちょ、嬉しい……ッ!」
ボクオーン : 「嬉しいのか! この変態めが! 変態めがっ、変態めがぁ!」 (げし、げし、げし!)
ダンターグ : 「あ、ちょ……すまん、もっと強くっ……あっ、あっ、あ!」
※ボクオーンの誕生日は、ボクオーンがツンデレったばっかりに罵倒大会になるオチ。
「ダンターグは弱点を克服したい」
ダンターグ : 「オラオラオラぁ! 俺の前に立つって事ぁ、ミンチになりてぇって事だなコラぁ! 死にたくなけりゃ、どけどけ、どけェぃ!」
ノエル : 「相変わらず威勢がいいな……」
ロックブーケ : 「体育会系、超脳筋ですわー」
ダンターグ : 「おうとも! 俺はいずれこの拳でミサイルを落とすのが夢だかンな! 肉体を限界まで鍛え、将来的には兵器に勝るのが俺の夢! 俺の野望だ!」
クジンシー : 「何だか、ハンター×ハンターに似たような事言ってた人見た記憶あるでゴザルよ、ドゥフフフフ!」
ダンターグ : 「へっ、何とでもいえってんだ……とにかく、俺は最強を目指す! この腕を武器に! 最強の獣になってやるぜ!」
ノエル : 「いやほんと、威勢いいなダンターグは……」
スービエ : 「ンだが、ダンターグならガチでミサイルを素手で止める領域に入りそうだよなァ……」
ボクオーン : 「と、思うだろ? でもさ……ねぇ、ダンターグ!」
ダンターグ : 「ん、何だ……」
ボクオーン : (ふぅー……ッ)
ダンターグ : 「!!! ひゃぁぁぁぅんっ!」 (がくがくがくっ)
ノエル : 「!?」
スービエ : 「!!!」
ダンターグ : 「ひゃ、な、にゃにするんだよボクオーン! 耳、耳はやめろって言っただろッ!」
ボクオーン : 「……と、ほら。耳は弱いんだよ耳は。な、面白いだろ! こんな風体で最強の獣って、ちゃんちゃらおかしーよねー!」
ノエル : 「た、確かに面白いモノを見せてもらったが……」
スービエ : 「何だろうな、この……見てはいけないものを、見てしまった感は……」
※何故ボクオーンがダンターグの弱点を知っているのか、は怖くて聞けなかったノエルと触手の変態お兄さんであった。
スービエ : 「よー、ダンターグ久しぶりだな、相変わらず鍛えてるなー」
ダンターグ : 「おうとも! スービエも相変わらず、触手の変態だな!」
スービエ : 「俺から触手をとったら何が残る? なぁ、何が残るってんだよ……」
ダンターグ : 「!? あ、すまん……そんな気にしているとは思わなかった!」
スービエ : 「しかし前よりデカくなったな……」
ダンターグ : 「おうとも! 何せ自分、最強目指してるもんで。限界ヨロシクですよ」
スービエ : 「……なるほど、だが相変わらず耳は弱いんだな?」
ダンターグ : 「み、みみっ……!?」
スービエ : 「どれ、試してやろう」(ふーっ)
ダンターグ : 「っ……!」
スービエ : 「お、耐えた」
ダンターグ : 「ふ、当たり前だろ! いつまでも弱点を放置しておく俺じゃねぇっての!」
スービエ : 「ほー……鍛えられるんだな、そんな所」
ダンターグ : 「ガマン出来るだけ、だけどよ……特訓したんだここ、まさぐられても力抜けねぇーよーにな……」
スービエ : 「特訓?」
ダンターグ : 「おう、ボクオーンにな!」
スービエ : 「なるほどなるほど………………って、え?」
ダンターグ : 「ボクオーンに俺の耳を、あらゆる方法で責め立ててもらい続けて十数年、そりゃ、ガマン出来るようになるっての! あははははは!」
スービエ : 「…………お前、それ笑っていってるけど。結構、何というか……大変な事をされていたんだぞ、お前は?」
ダンターグ : 「え? まじで?」
※数十年、昼は獣で鍛え、夜はボクオーンに調きょ……鍛えられる日々を送っていたようです。
ダンターグ : 「まぁ何にせよ、俺は弱点を克服したッ!」(ビシッ)
ノエル : 「そうかー、よかったなー」(棒読み)
ダンターグ : 「おう! 少なくてももう、耳触られただけで腰砕けになる事はねぇーからな、これで最強の獣に一歩近づいたぜ!」
スービエ : 「うーん……初めて見た時は可愛い弱点だと思ったモンだが、コレって案外ピンチじゃねぇーの? 性感帯とはいえ、耳刺激してたら大人しくなっていたダンターグが、もうそういうかわいげのある弱点なくなるってのは」
ノエル : 「そうだな……もし奴が寝返ったら、奴を止めるのは案外困難かもしれんな……」
ボクオーン : 「と、思うだろ? でも、実はさ……」(むぎゅ)
ダンターグ : 「ひゃぁぁ、うにゃぁぁっぁぁ!」
ノエル : 「!?」
スービエ : 「!!!」
ボクオーン : 「ほら、ほら、角をギュっと握るとコイツ、こうなんだ! ほら……」
ダンターグ : 「ひゃぁぁ、らめぇ、角は、角はらめらって、ボクオーンんぅぅ、ぅー」
ボクオーン : 「ちなみに尻尾はほら、ほら」(しゅっしゅっしゅ)
ダンターグ : 「ひゃぁぁぁ! 尻尾ぉ。尻尾こすっちゃらめなのぉお! 尻尾はらめぇぇぇ、尻尾はぁぁぁ!」
ボクオーン : 「ほら、ほら、ほらァ! こうしてこすってやるだけでこんな痴態を見せるんだよダンターグはァ! 普段イケイケの体育会系の癖にこうして
やっただけで! ホラぁ、ホラぁ、もっと君の恥ずかしい顔を見せてやれよダンターグぅ! ほらぁ、ねぇ皆? 面白いだろ?」
ノエル : 「……えっと」
スービエ : 「面白い、面白くない以前に、何というかホント……見ちゃいけないモノ、見ちゃったとしか思えないぜ!」
ボクオーン : 「……あれ?」
ダンターグ : 「はぁ、はぁ……ボクオーン、もっと。もっとだッ、もっとくれっ!」
※凝り性のボクオーンはダンターグの弱点克服ついでについやりすぎて、色々なモノを開花させてしまったようです。
スービエ : 「全く、ダンターグが素直なのをいい事に随分、ダンターグで無茶したなぁ、ボクオーン」
ノエル : 「立派なダンターグ調教師になったな!」
ボクオーン : 「そんな事ないよ、ひゃぅんひゃぅん言ってるダンターグだけど、ゲージが一定に溜まると……」
ダンターグ : 『!? っ、いい加減にしねぇかこのッ! この……いいか、俺をこんな風にしたのはテメェなんだからな……何だそのツラは? 泣いても喚いてもココに誰も来ねぇーのは、おメェが一番よぉく知ってンだろ……鳴かせてやるよ、俺の何倍もいーい声でな!』
ボクオーン : 「とか言い出すから……」(ポッ)
ノエル : 「えーと……」
スービエ : 「俺それ聞いていい事だったのか? 聞かなかった事にしていいか? というか忘れていいな、忘れるぞ、せーの、ポカン!」
※もう何だこのネタ。と思っても気にしてはいけません。
「ボクオーンはお手伝いをしてみたい」
ダンターグ : 「料理に買い出し、洗濯掃除……っと」(きゅ、きゅ)
ボクオーン : 「……何か、ダンターグっていつもやってるよね。料理とか」
ダンターグ : 「んぁ? まぁ、嫌いじゃねぇからな、俺」
ボクオーン : 「でも毎日だとしんどくない?」
ダンターグ : 「まぁ、流石に毎日だと……って、そう思うなら、お前。たまには飯当番変わってくれよ、な、ボクオーン!」
ボクオーン : 「えっ!? ぼ、ボクが!?」
ダンターグ : 「いいだろ。七英雄一番の智者、天才のボクオーン様なら家事なんてちょ、ちょいのチョイだろ?」
ボクオーン : 「!? そ、そりゃ、ボクは天才だからそういうの、出来るにきまってるけど。でも……」
ダンターグ : 「な! じゃぁ、頼むぜ!」
ボクオーン : 「あぁ、わかった! ボクに任せてよね!」
・
・
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ボクオーン : 「という訳でお掃除大作戦! 早速、この邪魔な本やら家具やらをどけて徹底的に掃除するよー、よしとりあえずこの机からだっ! よいしょ!」(ぎゅ)
机、微動だにせず。
ボクオーン : 「え。あれ、よいしょ、よいしょ、よい……しょ!」(ぎゅ、ぎゅ)
机、慄然としてただ佇むのみ。
ボクオーン : 「え、あ。あれ、えーと……ダンターグ! ダンターグぅ!」
ダンターグ : 「全く、仕方ねーなぁ……」(ずるずる)
スービエ : 「って、体力なさすぎだろ、ボクオーン!」
ノエル : 「お前それでも七英雄かっ!?」
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ボクオーン : 「よし、お掃除終了! 次はお洗濯いくよ!」
ダンターグ : (キュ、キュ、キュ) ← モップで床拭いてる
スービエ : (殆どダンターグが掃除してなかったか?)
ノエル : (していた気がするが気にしてはいけないのだと思っているぞ、私は)
ボクオーン : 「洗濯は大丈夫だよ! 洗濯機もあるし、洗剤いれてボタンおすだけだろ! 簡単だよ!」
スービエ : 「洗濯機?」
ノエル : 「この前、ワグナスのボーナスで購入したんだよ。ほら、うち家族多いから……」
スービエ : 「ふーんなるほどなー……って何処から!? 何処から購入しちゃったのそれ!? ヒラガ家!?」
ロックブーケ : 「ワグナス様に収入があった事もビックリですぅ〜!」
ボクオーン : 「とにかく、コレに洗濯物をいれればいいんだろ。えへへ、簡単だよかんた……」
ダンターグ : 「ちょっと待て、ボクオーン」(ぱしっ)
ボクオーン : 「? 何だよ、ダンターグ」
ダンターグ : (じぃ……) 「あ、コレはダメだボクオーン」
ボクオーン : 「えっ? 何で?」
ダンターグ : 「ノエルの服は伸縮性強いから、ウール扱いしねぇと、すぐ縮むんだコレ。だから分けておいてな」
ボクオーン : 「えー……あんなピッチピチのタイツ着てるからもー……」(仕分けっ)
ダンターグ : 「仕分ける時に鍵かけておいてな」
ボクオーン : 「え、何で?」
ダンターグ : 「下着ドロが出るんだよ、ノエルの衣装専門で」
ボクオーン : 「犯人に猛烈な心当たりがあります!」
ダンターグ : 「だがその犯人を問いつめても開き直るだけだろう。だったら自衛するまでだ……という訳で、ヨロシクな」
ボクオーン : 「はーい」(ガチャガチャ)
ダンターグ : 「あと、ロックブーケの衣装は色ガラものだから、白いモノと一緒に洗わないでな」
ボクオーン : 「はいはい……結構洗い物あるねぇ」
ダンターグ : 「あぁ……リーダーが布一枚しかまとってない変態の癖に、一日に108回も衣装替えするから」
ボクオーン : 「多い! 多いよリーダー、煩悩の数とタメはるつもり!?」
ダンターグ : 「私の衣装は108式あるぞ! とでもいいたいんだろうな」
ボクオーン : 「ちょ、何かほとんどリーダーの洗濯じゃないか! 何これ全部干したら間違いなく、鯉のぼりの川流しみたいになるよ!」
ダンターグ : 「ホントにな……これでクジンシーとスービエが、そもそも服をきない全裸の変態じゃなかったらブッ殺して1000年ほど長い眠りについてもらうところだったぜ」
クジンシー : 「確かに全裸は全裸ノスが……」
スービエ : 「そういう言い方は、ワグナス以下って気がして傷つく! えらく傷つくぜ!」
ダンターグ : 「とにかく、区別して洗濯してくれよな?」
ボクオーン : 「う、うん……」
・
・
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ダンターグ : 「よし、これで洗濯完了、と……」
ボクオーン : 「……」
ダンターグ : 「あとは今日の飯だが……」
ボクオーン : 「ごはん! ごはんならボク作るから。ほら、ダンターグは休んでて、ね!」
ダンターグ : 「あぁ、任せたぜ。材料もレシピもここにあるからな」
ボクオーン : 「うん! えと、包丁、包丁……」
ダンターグ : 「お、おい。大丈夫か……えらい手が震えてるんだが」
ボクオーン : 「だだだ、大丈夫だよ! ほんと、ヘーキだから! へっちゃらだから!」
クジンシー : (ボクオーン、普段は刃物を操り人形に使わせてるから自分で刃物を持つのは久しぶりで緊張してるナリね……)
ボクオーン : (ガクガク……)
ダンターグ : 「お、おい! 無理すんなよ! 出来ねぇんならほんと、俺が変わるし!」
ボクオーン : 「で、でもそれじゃ、ボクがやった事にならないしっ……」
ダンターグ : 「でも怪我したらしょうがねぇだろ! まぁ、俺たち基本、すぐ回復するけどよ……」
ボクオーン : 「そうだけど……そうだ!」
ダンターグ : 「どうした?」
ボクオーン : 「奥義! マリオネット!」(ぎゅん)
ダンターグ : 「!? ちょ、おまっ……何を!?」
ボクオーン : 「さぁ動けダンターグ! ほら、さぁ、さぁ!」
ダンターグ : 「動け、って、なぁ!? て、手が勝手に……」(ぎちぎち)
ボクオーン : 「ほら、こうやってダンターグをポストに野菜を切ったりすれば、ボクが調理してる事になるよね、ね!」
ノエル : 「いやいやいや!」
スービエ : 「どう考えてもならねーし、それだったら絶対ダンターグ単体にやらせた方が早ぇよ、仕事!」
・
・
・
ダンターグ : 「よし、仕込み完了! これで今日の分は一段落だな」
ボクオーン : 「……」
ダンターグ : 「ボクオーンも手伝ってくれてありがとな、ボクオーン?」
ボクオーン : 「……手伝ってないよ、ボク」
ダンターグ : 「? そんな事無ぇって……」
ボクオーン : 「でも、ボク、結局全部キミに手伝ってもらってたし。殆どキミのやっているのを見ていただけで、何もっ。何も出来なかった……」
ダンターグ : 「……」
ボクオーン : 「ぼくは、七英雄の智者とか言われてる癖に……役たたずだよ、ねぇ?」
ダンターグ : 「……あー、急に疲れちまった。な、ボクオーン。ひざ、貸してくれよ」
ボクオーン : 「えっ?」
ダンターグ : 「いいから貸せよ! 減るもんでなし……ほら!」(ぐい)
ボクオーン : 「う、うん。別にいいけど……はい。ほら、どーぞ」
ダンターグ : 「……ん、やっぱお前の身体はいーな。他の連中と違って、落ち着く」
ボクオーン : 「そう? ボクの身体なんて小さくて痩せぎすだけど」
ダンターグ : 「俺は落ち着くんだよ。な、ほら……ボクオーンが見てるってだけで俺はわりと充分なんだからよ、そう落ち込むなって。な?」
ボクオーン : 「ダンターグ……」
ダンターグ : 「ンでも、俺の役にもっと立ちたいってんならよ……今日はこのまま、俺の枕を続けてくれよ」
ボクオーン : 「えっ?」
ダンターグ : 「……今まで、頼んでみたかったんだが。お前も忙しそうだったから、言うに言えなかったんだ……な、いいよな?」
ボクオーン : 「……何だよそれ。もう、何時でもいってくれていいのに……」
ダンターグ : 「なんだ、そうだったのか?」
ボクオーン : 「な、なんて……ほら、まぁ、そのっ。きょ、今日は忙しくないから。特別なんだからなっ!」
ダンターグ : 「おう! 特別な……ありがとな、ボクオーン」
ボクオーン : 「……うん!」
※わりと自分と逆のタイプになつくボクオーンさんはツンデレ老人系ショタです。(このサイトでは)
オマケ >
ロックブーケ : 「七英雄は……」
ボクオーン ← ローブ着てるセーフ
ノエル ← 全身タイツの変態
ワグナス ← 布一枚でほぼ全裸の変態
ダンターグ ← 下半身全裸の変態
クジンシー ← 全裸の変態
スービエ ← 全裸の上触手の変態
ロックブーケ : 「殆どのメンバーが変態の格好ですわ! 変態集団! この裸族ですわ!」
ダンターグ : 「うるせぇ! 最終的にテメェだってケツ出すだろーがこのケツだし女!」
ノエル : 「だがそれがいい! いいぞもっとやれ!」
よく考えたらこいつらマトモな服着てる奴いないよってはなしですはい。
そしてラスボス状態のノエル兄さんの位置は色々とマズイ。
「七英雄の謎」
Q.七英雄の皆さんって幾つなんですか?
ダンターグ : 「幾つっていわれてもな……?」
クジンシー : 「ボキたち、何年も何百年も何千年も、次元の狭間を流浪していたからもう自分たちの年齢なんて覚えてないでゴザルよ。ドフゥフフフフフ!」
ボクオーン : 「元より同化の法で年齢なんて超越していたからねぇ、ボクたち」
ワグナス : 「だが我々の大まかな年齢差はあるな?」
ノエル : 「そうだな……私はロックブーケの兄であるから、ロックブーケより年上であるのは間違いない訳だ」
七英雄年齢 : (上) ノエル>ロックブーケ (下)
ワグナス : 「私とノエルは親友同士なのだから同年代と考えてもいいよな」
ノエル : 「そうだな、顔見知りだから同年代と考えてもいいな」
スービエ : (親友から顔見知りにランクが下がってる?)
ワグナス : 「あぁそうだ、私とノエルはお互いに尻の穴まで知り尽くした中だからな!」
ノエル : 「そういう知り合いがいた気がするから、まぁ同年代だろう」
スービエ : (順調にノエルの内部格付けが下がっている、順調に下がっているぜワグナスのアニキ……)
七英雄年齢 : (上) ワグナス≧ノエル>ロックブーケ (下)
ダンターグ : 「スービエとワグナスは従兄弟だよな」
スービエ : 「そうだな」
ダンターグ : 「じゃぁ、スービエとワグナスも同年代くらいか?」
スービエ : 「んー、どうだったかなァ……いや、まぁそんな凄ぇ年齢離れている訳ではなかった記憶だけど、俺はリーダーより年下だった気がするなァ」
ボクオーン : 「そうなの?」
スービエ : 「あぁ。小さい頃、リーダーの事をワグナス兄ちゃんって呼んでた記憶があるから……」
ダンターグ : 「兄ちゃんってツラか、お前は?」
スービエ : 「う、うっせぇなぁ……いいだろ、ガキの頃なんだからよ……」
ワグナス : 「そうだガキの頃だなあはは! しかしあの頃のスービエは可愛かったぞ……当時私がショタコンの性癖に目覚めていなかった事が悔やまれる程さ!」
スービエ : 「目覚めてなくてよかった神様ありがとう!」
七英雄年齢 : (上) ワグナス≧ノエル>スービエ>ロックブーケ (下)?
ロックブーケ : 「私とお兄さまは二つしか違いませんわよ? そうなると、スービエ様は私より一つ上のお兄さんですわね!」
スービエ : 「いや、つーか俺たぶん、ノエルと同年代だろうな」
ロックブーケ : 「ノエル兄さまと同年代だと、ワグナス様より年下の証言に矛盾が生じますわ! 異議あり! でーすわ!」
スービエ : 「いや、ていう兄ちゃ……リーダーが、俺ら思っている以上に年上なんだよ」
ノエル : 「そうなのか?」
スービエ : 「そうそう、兄ちゃんあぁみえて結構ジジ……」
ワグナス : 「サイコバインド!」
スービエ : 「ぎゃぁ!」
ワグナス : 「あはは、私やノエル、スービエは同年代だ。それでいいな! あはは!」(ぎりぎりぎり)
スービエ : 「やめてくれいたい! 痛い痛い痛いよ兄ちゃんマジで死ぬ! 死ぬぅ!」
七英雄年齢 : (上) ワグナス=ノエル=スービエ>ロックブーケ (下) ※誤差10〜20歳くらいの年齢差は、古代人では同年代。
ダンターグ : 「てことは、クジンシーもワグナス達と同年代か……」
クジンシー : 「ドゥフフフ……そうでござるよ! いや、ボキはロックブーケ狙いの所もあったでござるから、むしろロックブーケよりの年齢にあたるでゴザル……」
七英雄年齢 : (上) ワグナス=ノエル=スービエ=クジンシー>ロックブーケ (下)
ダンターグ : 「だとすると、ワグナス達は俺より年下か……」
スービエ : 「あれ、ダンターグ俺らより年上?」
ダンターグ : 「あぁ……聞いた印象だと、多分お前たちより上だろうな……身体も古代人時代はもう、壮年に達していたし」
スービエ : 「古代人見た目と年齢結構違うぜ。何か俺の印象だと、多分ワグナス兄ちゃんはお前と同じくら……」
ワグナス : 「おや、ワタシの腕のあたりにサイコバインドパワーが集まってきたぞぉ!」
スービエ : 「同じくらいだった気がしたが、別にそんな事はなかったぜ!」
七英雄年齢 : (上) ダンターグ>ワグナス=ノエル=スービエ=クジンシー>ロックブーケ (下)
ボクオーン : 「じゃあボクはロックブーケおねーちゃんより小さいから、一番年下だよね!」
ワグナス : 「そうだな……」
ノエル : 「小さいしな……」
七英雄年齢 : (上) ダンターグ>ワグナス=ノエル=スービエ=クジンシー>ロックブーケ>ボクオーン (下)?
ダンターグ : 「いやいやいや、ちょっと待てお前ら!」
スービエ : 「ダンターグ、何だよ?」
ダンターグ : 「お前ら、こいつが小さいからって子供だと思っているけどおい、こいつ確実に俺より年上だぞ!」
スービエ : 「え、そうなのか?」
ボクオーン : 「な、何言ってるんだよダンターグ兄ちゃん! ボク、まだ子供だよ? ちっさいよ?」
ダンターグ : 「確かにお前は今は小さいナリをしているけど、発言が全体的にジジイなんだよ! ドリフのネタ通じるし……」
ボクオーン : 「い、嫌だなぁダンターグ。ボクはただ博学なだけだよ、博学だからドリフネタが通じるだけだって……」
ダンターグ : 「ヒマさえあえればマリオネットでヒゲダンス踊らすのが博学かっ!?」
ボクオーン : 「う!」
ロックブーケ : 「ノエルにいさま、ヒゲダンスって何ですのー?」
ノエル : 「さぁ……兄さんも案外若いからわからんなぁ……」
スービエ : 「ノエルはビックリマンシール集めていた世代だもんな!」
ワグナス : (その世代はドリフ世代だろうスービエ)
ダンターグ : 「だろ? だいたい、こいつケータイだってらくらくフォンじゃないと使いこなせねーし……」
ボクオーン : 「い、いいだろ! 電話は電話だけできればいいんだ!」
スービエ : 「確かに未だに、メールがくると 『どうやってみるのこれ、どうやって見るの!』 って狼狽えるよなこいつ」
ロックブーケ : 「くれるおかしはいつも、鬼太鼓とルマンドですの!」
ノエル : 「こたつにみかん置いてあるし……」
ワグナス : 「見ているテレビはいつも時代劇だな! 午前中に暴れん坊将軍で、午後からは水戸黄門だ」
ボクオーン : 「い、いいだろ別に! 好きなんだから……」
ダンターグ : 「その老齢した雰囲気で、若者ぶるのは……無理だと思うぜ?」
ボクオーン : 「でも、でもボクほら。見た目若いもん……ちっちゃいもん!」
ダンターグ : 「まだ言い張るなら言わせてもらうがなボクオーン……お前のセクロスは、どう考えても中年のセクロスなんだよ!」
スービエ : 「……えっ?」
ワグナス : 「えっ?」
ボクオーン : 「ちょ、何いって……五反田?」
ダンターグ : 「さもなきゃ、外であんな羞恥プレイ……俄に思いつかねぇし、思いついてもやろうとしねぇっての、な!」
クジンシー : 「えっと……ボクオーン?」
ロックブーケ : 「? おにいさまー、ダンターグ様は何を仰ってますのー?」
ノエル : 「えっ、それはだな……」
ボクオーン : 「そういうダンターグだって、あの場所で手足を縛ったボクにあんな事を……ぼく、あんな事されたの古代人時代からも、七英雄になってからも初めてだよ!」
ダンターグ : 「そ、そりゃ、その。何だ……お前が大丈夫っていうから……」
ボクオーン : 「あんなおっきいのくわえ込ませてさ……もう、君の方が大分筋金入った変態だよ、このへんたい! へんたい! へんたーい!」
ロックブーケ : 「? おにいさまー、ボクオーン様は何をおっしゃって……きゃぁ!」
ノエル : 「もう聞くなロックブーケ何も聞くなほらー、ほんわかぱんぱんほんわかぱんぱん!」
ボクオーン : 「……って、あれ。何皆、凄い白い目で……」
スービエ : 「いや、その……な」
ワグナス : 「ボクオーン、お前がワタシよりずっと大人だという事はよくわかったよ、うむ!」
という訳で七英雄の年齢は。
七英雄年齢 : (上) ボクオーン>ダンターグ>ワグナス=ノエル=スービエ=クジンシー>ロックブーケ
あたりなんじゃないかなぁと思いつつ。
まぁこいつら、同化で何年も生きている軍団だから年齢なんて飾りです!
というのが本音ですはい。
ボクオーンさんは老齢しあらゆる性的なものを知り尽くしているが、それを汚らわしいと思ってあえてショタっこに身を封じている大人ショタ……。
だったらいいな。萌えるな。
なんていうと、変態だと思われるからやめておきます。