高温状態でのマット発酵
「水分量 およそ70%
発酵温度 60~70℃
で、中温菌、低温菌は死滅し、高温菌が活動する。
セルロース、ヘミセルロースが消費されリグニンが蓄積する。
同時にアンモニアも蓄積する。
75℃以上になると、高温菌は休眠状態となり、さらに糖質の変性、易分解性有機物の消耗が起こる。
つまり、菌にとって比較的難分解性有機物と変わる。
蓄積したアンモニアは蒸発する。
高温菌の休眠状態は、難分解性の有機物となりうる。」
で、何がいいたいのかというと発酵させずにどうにかなるかでありまする。
ほだマットを75℃以上の高温で、1日放置し、添加剤はお米の炊いたやつを保温状態で放置。
メーラード、カルメラ化反応をおこし茶色くなったお米を添加剤として加え、アミノ酸も加えようかな?
なんと、1日で安定した良質のマットができるかも???
窒素元としての米ぬかなんて必要なのだろうか?
こいつらをまとめて炊飯器で保温してたら、おこられるだろ~な~w。
発酵させるのであれば、60~70℃と75℃以上を交互に繰り返すのがいいらしい。
高温菌の活動と、アンモニアの蒸発を繰り返すことで生物資源が高まり、阻害物質も減少する。
しかも、菌類には利用しにくい形で生物資源が蓄積されていくため安定した状態らしい。
つまり、難分解性の有機物を与えたほうがいいのかな?
易分解性有機物は微生物の餌となり、投入時点での環境の不安定化をもたらす。
ちなみに、鶏糞は比較的易分解性有機物であり、全体の5%以上+水分を加えると腐敗を引き起こす。
そのときには鼻にくる匂い(硫黄臭)がする。
入れるのであれば、1%以下が適当と思われる。
牛糞のほうがいいかもね。
ちなみに、レンジでチンは物質を壊すほうに働くことがおおい。
たとえば、糖の連鎖を切断し、分子量を小さくする。
それは、レンジがマイクロ波による分子の振動で熱を発生させる原理なので、
その振動により、分子が壊れることがあるからである。
2004.04.28
材の腐朽タイプ
材の腐朽タイプは大きく3つに分けられる。
白色腐朽菌はセルロース、へミセルロース、リグニンを同等に分解する。
糖質を中心とした栄養を摂取する。
(ということは、添加物がたんぱく質の場合に良い結果がでるかも。より多くのたんぱく質を幼虫が摂取できるため)
褐色腐朽菌はセルロース、へミセルロースを分解し、リグニンは分解できない。(前回は誤りかも、本によって違う表現)
茶色くなるのは残ったリグニンためである。
たんぱく質を中心とした栄養を摂取するらしい。
やはり好気性細菌のため糖質中心。
あともう一つ、軟腐朽というのがあるらしい。
(土中もしくは水中で材がなんらかの微生物?に分解を受けた場合)
工業的に行なわれるセルロースの分解では、まず機械によって破砕される。
酸、アルカリなどの処理を行なった後、菌より抽出したセルロース分解酵素を用いる。
破砕を行なわない場合はほとんどのセルロースは分解されないという。
つまり、より細かくすれば同量の分解酵素を用いても分解される量は増える。(時間あたりの)
これは、そのまま飼育にもつかえる。
すなわち菌糸にとってもセルロースの分解がよりはやく行なわれるためおがは細かいほうがいいに違いない。
発酵マットでもより細かい目のものを使うほうがいいとおもわれる。
幼虫の腸内であっても、粒の大きさが違うことは微生物の活動できる表面積が飛躍的に増大することをしめす。
すなわち微生物がよりよく活動し増殖する。
生おが微粉末でも幼虫の生存は可能であるか?
十分に細かい生おがなら微生物はそこそこ効率よく分解できるに違いない。
とりあえず、犠牲者は国産かぶか?
発酵が気になるけど添加なしなら大丈夫かな?
無理っぽいけど微細化の効果がはっきりわかるかも。
2004.02.16
微細粉末だと、水分を与えた場合、極端に通気性が悪くなる。
そのため、微細粉末+ほどほど大きめのミックスがよいかもしれない。(じゃあ、普通のといっしょやんけ~w。)
2004.07.27追加
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