ずっと安定していた天気が低気圧の影響で崩れてきた。 太平洋では波浪警報が出るような天候で、深夜の瀬戸大橋を渡る。 橋の上の電光掲示板は「風速11m横風注意」を表示している・・・。 車が風に押され、ふらつくほどである・・・。 「ホンマに大丈夫なん?」 家族の心配をよそに、家を出た。 「大丈夫、出れます。」 あの船長がそう言うのだから、間違いなく出られるのだろう。 あの日以来、我々はジョージ船長を愛し、信頼しているのだ。 カッパと長靴は必要になるが、それはガマンしよう。 なにしろ今回はとても楽しみにしているコトがある。(^^) 雨と風の中、急いで船に荷物を積み込む。 スピニングタックルに、MC-Works NB592 + STELLA6000PG 去年から使い始めたお気に入りのタックルだ。 そして、 ベイトタックルに、POSEIDON スロージャーカー 603-3 + JIGGER1500P この頃流行のスロージャーク用のタックルだ。 楽しみにしているコトとは、ロッドを購入して、スロージャークに初挑戦するコトなのだ。 リールのみで操作するというが、いったいどんな感じなんだろうか・・・。 初めてのコトはいつもワクワクする♪ 今回はスロージャークのエキスパート、YさんとIさんも同船ということで、 いろいろと教えてもらえそうなので、ワクワクも倍増である。 船長の言うとおり、なんの問題も無く出船。 ただ、帰れなくならないように近場での釣りになる。 島影の風裏でのゲームになった。 が、そこにはしっかりと魚がいるらしく、鳥が集まっている! まずは、魚の確認をするため、スピニングタックルで始める。 すぐにヒット♪小型だが反応は上々だ。 3本釣ってほどよく楽しんでから、いよいよスロージャーカーを握る。(^o^) エキスパートYさんのとなりで、見よう見まねで始める。 ロッドはしゃくらず、リールを巻くタイミングでロッドティップを曲げる。 ティップが元に戻るときにジグが動く。 その間をどう取るか・・・。 Yさんがバンバン魚を掛けるのを見て、スロージャークで魚が釣れるコトを見せてくれる。 スロージャークの持つ、ある種の疑い(ホンマにこれで釣れるんか?)を消し去ってくれる。 船中かなりの魚が釣れているが、私のジグにはいっこうに魚がヒットしない・・・。 胸の中に不安と焦りが入り乱れる・・・。 だが。 今回のテーマはスロージャークだ。 そう簡単に諦めるワケにはいかない。(-_-) だんだんテンションのかけ方・抜き方のリズムも分かってきた。 テンポよくハンドルを回し、止める。 ロッドティップと水中のジグの動きのイメージが重なってくる。 ・・・! ヒット! 再びティップにテンションを掛けようとしたときのコトだ。 こんなタイミングで食ってくるんだ。 こんな食い方をするから、刺さりの良い細軸のフックをダブルで付けるワケだ。 ああ、なるほど! 1つのヒットで、いろいろなコトが実感として分かる。 聞いた話から実体験へ・・・。 分かったコトへの喜びが体中に溢れてくる。(^o^) これが楽しくて、この感覚が楽しくて、釣りをやっているのかもしれない。 夕方まで、みんなよく釣りをした。 そして悪天候にかかわらずよく釣れた。 他の船はほとんど出船を見合わせた中での釣りだった。 後で聞けば、船長は 今日の天候を考え、前日に近場でできそうなポイントをしっかりチェックしていたらしい。 なんというプロの仕事か! ますますジョージ船長への愛は深まるばかりである。 また6月のナブラ撃ちで、ヨロシクお願いします!!(^^)/ |