3日前、フェリーで訪れた島にまた来てしまった。 5月に来島海峡で手痛い思いをしてからなかなか再チャレンジのチャンスがなかった鯛ラバ。 ちょっぴり封印してしまいたい気持ちがあったのも事実である。 しかし。 諦めるにはまだ早い! 先日訪れた小豆島は鯛天国なのだ。 春の乗っ込みから夏へ、夏から晩秋へと長い期間釣れ続けるらしい。 来島の仇を小豆島で果たす! 待ってろ!鯛ちゃん〜♪(^o^) そんなワケで、小豆島を案内してくれる船を急遽お願いしての釣行となった。 急なお願いを快く引き受けてくれたのが木村キャプテン。 岡山からの小豆島鯛ラバージギング牽引者の1人である。 「先週は、1人で8枚釣った人もいましたよ!」 景気のいい話を聞いていると、すっかり自分も釣った気になってしまうから不思議だ。(笑) 当日は諸事情により、10時前の遅い出発となった。 小豆島へ到着後、数カ所のポイントを攻めてみるが、まったく反応がない。 落としては巻き、落としては巻きと、ただひたすらマシーンに徹する私・・・。 潮止まりとなったタイミングで、木村キャプテンは「イカ行きますか?」と提案してくれた。 (正直、集中が切れてました。汗) 船を走らせながら「ふむふむ、あそこは良さそう♪」と陸っぱりポイントをチェックする私。 イカポイントへ移動して、エギをキャスト♪ 船からのキャストアオリはイカがスレてないので、イカパラダイスのはず♪ ダートさせたエギの後ろからイカが大量に・・・・・・ついてこない。(^^;) ひいてくるエギの後ろにたま〜に1パイついてくる程度。 風で船が流されるので、そのイカさえ抱くまで持ち込めない。(←下手クソ〜!) やや沈めてからダートさせたエギにやっと反応が見えた。 エギに群がる多数のイカ! 無数のアオリにエギが囲まれる、あの至福の瞬間である。(^^) だるまさんが転んだのオニをやってる感じといえば分かってもらえるだろうか? みんなが自分の動きに注目し集中しているあの快感である。 エギがフォールするとみんな動き出す。(笑) 2度ほどそんな至福の時を味わうコトができた。 そんな楽しい時間はあっという間に過ぎて、再びガマンの鯛ラバへ。(←イメージが悪い・・・笑) その日はなかなか潮が動いてくれなかった。 潮が動くであろう時間がとっくに来ているにもかかわらず、まるで動く気配がない。 じりじりと時間が過ぎる中、突然アタリが!! ついにヒット!! ・・・でも、なんだか弱々しいファイトだ。 上がってきたのは太刀魚。(-_-) とはいえ、記念すべき鯛ラバ初の獲物である。(^^;) 何であれ、魚の反応があることは心強いではないか。 日も傾き、そろそろ終わりの時間が近づいてから、何だかイイ感じになってきた。 潮が徐々に動き出してきたようである。 「ちょっとイイ感じになってきたね!」 そう言葉を交わした後だった。 それまで私の釣りを見守ってくれていた木村キャプテンが出した竿が大きく曲がっている! ティップを叩くそのファイトから太刀魚ではないことは明らかだ。(笑) なんども走られた後に浮いてきたのは、本命の鯛! 実際に鯛ラバで鯛が釣れるのを見るのも初めてだった私にとって、貴重な1枚だった。 「本当に鯛ラバで鯛が釣れるんだなあ・・・。」(←今まではちょっぴり半信半疑) まだ、本命を手にしていない私に木村キャプテンはハッパをかける。 本来なら帰る時間になってもまだ流し続ける気持ちが痛い。 なんとかして熱い気持ちに応えなくては! ゴゴゴッ! おおお!! ・・・後が続かない。 はあ・・・もうダメかあ・・・・・・。 そう思っていると、急にロッドをひったくるようなアタリが!! 力なく握っていたロッドは船縁にガチャッと当たり、魚の反応は無くなっていた・・・。 「うわぁ〜〜〜〜〜!!!!今のはきとった〜〜〜!!!」 木村キャプテンが操縦席で仰向けになっている。(^^;) キャプテンの気持ちも痛いほど分かるが、私も辛い。(T_T) 極めて明確なバイトだった。 バイトがあっても巻き続けるというので、てっきりメバルと同じイメージを描いていた。 柔らかくバイトを受け止め、スウィープにフッキング。 でも違ったようだ。 どうやら荒々しく力強いバイトに負けることなく保持しながら巻き続けるのだ。 きちんとロッドを保持していれば・・・。 悔やんでも悔やみきれない結果で終わってしまった。(ToT) 日が沈んで辺りがすっかり暗くなった帰り道、 フッキングミスのことを何度も何度も思い出しながら、 きっと今度こそと思う自分がいたのだった。 近いうちにリベンジするぞ!(>o<)/ 急な出撃要請を快く引き受けてくれた上、遅くまで粘り続けた木村キャプテン! ありがとうございました! |