5月15日 宇和海エギング まったくもって壊れている。 どうにもこうにもならない壊れ方である。 先週、私は幸運にもkgUPのアオリイカを手にすることができた。(前回釣行記参照) 目標を達成したので、「そろそろジギングにでも・・・。」と考えても良さそうなものなのだが、 前回同行できなかったgachapinさんとともに、どうしても今回イカを釣りに行かなければイカんのである。(笑) 日曜日は確実に雨、土曜も夕方には崩れるという天気予報を聞き、 私たちの選択したコースは「日帰り宇和海 朝マズメ1本勝負!」だった。(笑) 朝マズメから、雨が降るまでやるのである。 今思えば、メチャクチャな話である。 しかし、そういうときの釣り師とはとてもプラス思考で、 「朝イチ軽〜くデカいイカ釣ってから、後は岡山に戻りながらやっていこう!」と すべて自分たちに都合よく考えていたのである。(^^;) かくして、2人ともカッパも持たずに、 深夜の瀬戸大橋を渡り、四国西南部へ向かって突撃を開始した。(笑) ポイントにはまだ暗いウチに到着した。 風は微風が吹く程度で、絶好のコンディションである。 「こりゃ、もう釣ったようなもんじゃで♪」 明るくなるまで仮眠するつもりだったが、海を前にしてそうもしていられない気分になり、 ゲーム開始となった。 まだ暗いのでラインは見えない中、エギをキャストする。 そのうちに何かが乗った。 うおりゃ〜!ヒット〜!! ファーストヒットは上の写真の小さなタコ。(爆) その後、gachapin氏がチビアオリを1パイ釣り上げたのみである。 朝マズメのポイントは見事に不発だったのだ。(T_T) ポイント移動を決意し、次の場所へ。(←2人とも1カ所で粘れない性分) 足元で小イカを発見したgachapin氏が楽しそうに遊んでいるのを横目に見ながら 遠投して深場を攻めるが、2連続でエギをロストするのみ。(T_T) gachapin氏が2.5号で小イカを釣った数分後、 2号エギで小イカと戯れる嬉しそうな私の姿があった。(この時期に持っているトコがスゴイ!爆) 可愛らしい1パイを釣ったところで、風が吹き始めた。(汗) 「イカン!!何しにココまで来てるのやら!!」 バカバカバカ!!俺たちのバカ!!(>_<) 仕方なく風裏になる場所へ移動する。 次の場所で、かろうじて2ハイ追加するが今ひとつサイズが小さい。 移動を繰り返すが、赤潮が発生しているようで水質の悪いエリアが多い。 風と赤潮、更にはクラゲの大量発生にも遭遇し、転々と移動を繰り返した。 やっと風裏で水が綺麗なエリア(クラゲはいるが・・・)を見つけ、何ハイか追加。(安堵) しかしである。 昼を過ぎた頃、移動中ついに空から大粒の雨が降り始めた。 なんとも早い幕引きである。(T_T) 結局、2人で8杯(gachapin氏3杯、私5杯)という貧果で終わってしまった。 「いやあ、風と赤潮とクラゲにヤラレちゃったねえ〜。」 そう言葉を交わしながら、雨の帰り道に宇和島市内の釣具屋に立ち寄った。 その店には5/5の素晴らしいイカ釣果写真が飾られていた。 「この日はキロアップが10杯以上?!すっげ〜なぁ!」 なんて話していると、店の人が言った。 「さっきその写真の人からデカいイカ釣ったからこれから持っていくと電話があったよ。」 いったいどんなイカなのだろうか・・・。 待つことしばらくして、そのイカいや、その人はやってきた。 袋から出てきたのは、話通りの巨大なイカ!!! そして、10杯以上の良型のイカ・・・。 そう、この方は、 デカいイカをまぐれで釣ったワケではなく、 イカをガンガン釣っているウチに、デカいイカも釣ったのである。 しかも、私達が釣りをしていた時間とほぼ同じ時間に!! デカいイカは甲長48cmもあった。 2.5kgまでの計りは計測不能を表示していた・・・。 果たして何kgあったのだろうか・・・。 コンディションは悪くとも、イカは釣れるのである。 私たちがただ下手クソなだけだったのである。(悲) どうやったらそんなに釣れるのか??? ポイント選定とかテクニックとかタックルとか訊きたい気持ちでいっぱいだったが、 何一つ訪ねてみることなく、写真さえも撮らず、我々は釣具屋を後にした。 ほぼ半日で終わった今回の宇和海エギング。 無謀といえば無謀なのだが、 先ほどのイカ名人(勝手に命名)は朝の仕事後釣りに行ったそうなので、更に短い時間だと言える。 つまり、ポイントを知り、適切な釣りをすれば、十分な結果が残せる時間なのだ。 ただしイカ名人ならば、の話である。(笑) イカ道はまだまだ続くのである・・・。 ※追記 翌日、先週のkgアオリと今回の小振りなアオリをどちらも食べてみた。 kgアオリは大味で歯切れが悪く、家族からダメ出しされてしまった。 「今度から今日みたいな小さいイカがイイからね!」 ・・・非常に複雑な心境にさせられる一言だった・・・。(爆) |