2002年秋 1泊2日メッキ&アオリの旅


これが釣りたくて・・・(涙)


9月14〜15日 高知県西部〜愛媛県南部


馬鹿げているのは分かっていた。
でも,どうしても行きたかった・・・。

9月に入った。
夏の暑さが一段落し,最近日本海で秋アオリを楽しむことができた私は,
今度は,どうしてもメッキが釣りたくなっていた。

何年も前になるが,
以前,仲間3人と徳島県南のメッキを狙いに1泊2日の旅を組んだ。
メッキ初挑戦の旅だった。

不案内な初めての土地を右往左往した結果,豆メッキ1つのみで終わった。
  (ファーストフィッシュなので,それなりの感動はあったのだけれど・・・恥)
相手が小さいだけに,釣れなかったときのダメージはデカイ。(笑)
メッキは水モノという言葉を身をもって体験させられた思い出である。

なにしろ岡山ではメッキは釣れない。断じて釣れないのである。
釣るためには,四国に渡り,黒潮の影響があるエリアまで行かなければいけないのだ。
費用や所要時間と魚のサイズが釣り合わない(笑)ので,同行希望者は皆無だった。
だから,こんなにメッキに憧れているというのに,メッキを狙って釣行したことは少ない。

   「メッキが釣りたい!!」

ほとんど病気である。
理屈は抜きなのだ。
私の指先がメッキのチェイスとファイトを求めているのだ。(禁断症状)
これはもう,行くしかないのだ。(笑)

   私は行く!
    1人でも行く!!(ヤケクソ)

今度はちゃんとしたメッキに出会えるのだろうか???

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9月14日(土)

3時にセットしたアラームで目を覚ました。
準備を済ませ,岡山を4時に出発。
高速に飛び乗り,高知県久礼に着いたのが7時頃だった。

今日は,高知西部の主な漁港をチェックしながら南下する予定である。

日はすっかり昇ったが,爽やかな空気が秋の訪れを感じさせてくれる。
ポッパーを投げ,港内をチェックすると・・・
ついてくるついてくる・・・豆のようなメッキが・・・(笑)
あまりにも小さい。
波止の先端まで行き,外側をチェックするがあまり状況は変わらない。
狙いを港脇を流れる川の河口に変えることにする。

対岸にはすでにルアーマンが1人ポッパーを投げているようだった。
軽いポッピングで誘っているが,ヒットがない。
私もポッパーを投げ,強めにポッピングしてみる・・・。

すると・・・チェイス!!ヒット!!
一瞬の出来事だった。
いったん深く潜ったメッキが、ギラギラとヒラを打ちながら浮かんでくる。
  (ここだけ読むとまるっきりGTの記事じゃ〜!笑)
抜き上げたメッキをいそいそと撮影(上の写真)し,すぐキャストする。

またヒット!! 思わず顔がニヤける。

これが味わいたくて,来たんだよぉぉ!!

その後いくつかキャッチすると,ポッパーに反応が鈍くなったのでミノーにチェンジ。
また釣れる。10匹ほど釣ったところで,群れが去ったようで,無反応になった。

ささやかな入れ食いタイムだったが,
メッキを求めてはるばるやってきた旅人には,最高の出迎えだった。

目的は達成できた。(笑)
正直なところ,もう帰ってもよいような気さえした。(アホか?)
でも,せっかく来たのだから,先に進もう。(当たり前じゃ!)

最初からメッキの祝福を受け,メッキはもう満腹になった気がした私が
次の漁港に降り立ったとき,その手に握られていたのは・・・

アオリイカタックルだった。(爆)

   いや,朝イチのイイ時間が終わったので,イカに切り替えたのだ。
   ただそれだけなのだ。

そう,自分には言い聞かせて,アオリの姿を探す。(笑)
この後,夕方までついにメッキタックルに持ち替えることはなかった・・・。(爆)

その港には,アオリがいた。
適度にスレているらしく,簡単にはエギを抱いてくれない。
ついうっかり・・・ハマってしまった。(恥)

     ↓↓ 港の中をあちらこちらと移動しながら,エギをしゃくった結果 ↓↓

            

気が付くと12時を回っていた。(汗)
途中にある漁港ごとにイカの有無をチェック〜移動を繰り返しながら,土佐清水へ向かう。

途中寄った漁港で,舟影に下の写真の様子を遠目に見た私は,興奮したものだ。(恥)

てっきりイカの群れだと思ったら・・・大量のクラゲが湧いていた。(爆)

土佐清水エリアにたどり着いた頃には,15時を過ぎていた。
イカはここまで。

  「さて,夕マズメはメッキ天国じゃ〜!!」

以布利港,窪津港,松崎港,三崎港,竜串港,下川口港・・・
・・・釣れない。
いても港内の豆サイズ。
肝心の川の流れ込みは,どこも水不足で枯れ気味だった。(涙も枯れる・・・)
メッキ天国だったハズの地が・・・

結局,1つも釣らないまま日没を迎えた。(悲)

やはり,メッキは水モノ・・・
再確認させられるコトになった。
朝イチ釣っていなければどうなっていたことか・・・(汗)
この事実は,喜ぶべきか?悲しむべきか?


夜のアオリでもやればイイところだけれど,さすがに疲れた。
晩ご飯には,宿毛にある「居酒屋 海や山や」に立ち寄った。
海山は,ウチのBBSに来てくれるちいこさんとそのご家族が切り盛りしているお店だ。
なんでも,毎日窪津まで魚を仕入れにいっているそうだ。
メニューには,
土佐の山の幸に四万十の川の幸,そして太平洋の海の幸・・・
一人なのでいろいろは食べられまい・・・
流れ子の炊き込みご飯もスマの焼き切りもウナギのタタキもどれも美味そうだ。
悩んだ末のセレクトは,

  カツオのタタキ・川エビの唐揚げ・焼き鳥 そして 白ご飯 だった。(普通過ぎ!)

カツオの身の大きさには驚いた。
7〜8kgの戻りカツオだそうだ。
激ウマだった。
写真に撮ろうと試みたが,そのボリューム&美味さが表現できずあきらめた。(笑)
川エビ(手長えび?)の唐揚げ・・・ビールが欲しかった。(涙)
次にくるときは,ぜったいグビグビ〜っとビール飲んでやる!!(悔し涙)
ちいこさんならびにご家族のみなさん!
美味しい料理をごちそうさまでした!!(感激)


宿に着いて,車のメーターに目をやると・・・
今日の走行距離は450kmを越えていた・・・。(疲)
風呂にはいり,布団にもぐりながら明日のことを考える。

明日は・・・メッキか?・・・イカか?・・・(←笑)

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