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エルウェ(灰色マント王シンゴル)…です。シンダール・エルフの王らしくかがやく銀色の髪で、繊細でほがらかで優雅に舞楽をたのしみそうなイメージですvv
これはフィンウェ王の宿営地にたずねるべく、単身で夜の森を走りぬけていく(笑)シーンを…。王様…。
エルフの大移動の折、フィンウェへ懐いていた強い友情ゆえに彼らノルドオル・エルフの一族と離ればなれにならないよう(注:本文から)、もっとも多数だったおのれの民をせかしせかして旅をし…さまざまな事情で民はエルウェの元をぬけることもありつつも…そしてエルウェ本人は、ある夜、いつものようにフィンウェ王のもとに夜の森を駆けてゆく途中で、マイア(神の御使のような存在)メリアンの恋のまなざしに囚われ、そのまま森の中に幾年も恍惚と立ち尽くし、彼の民やフィンウェ王が探し回っても見つからなかったために、旅路の果てに置いていかれてしまったのでした。(……。) と、書くと何だかまのぬけたエルフ王の気が…してきましたが(汗)…エルウェの物語はとてもロマンティックですよねv
その後メリアンと結ばれ(マイアと結婚した唯一のエルフです!)、ふたりで築いたドリアスの都は、レゴラスの父・スランドゥイルや、ガラドリエルの夫・ケレボルンが公子として在り、シルマリル最強の絶世の美女ルーシエンが育つ、壮麗な都となりました///
なぜ、エルフや人間を超越した存在であり中でもぬきんでてうつくしく賢かったというメリアンが、王とはいえひとりのエルフである彼にひとめで恋をしたのか…と考えると……何となく、フィンウェ王の元へと駆けてゆく彼のすがたが、メリアンの在った静かな喜びの地ヴァリノオルの者にはないような、かがやかんばかりの生気とやみくもに走るもののもつ魅力とにあふれていたのではないかと///
その後の歴史のなかのシンゴル王(エルウェ)の行動には少し物申したいところもあるのですが、わたしにとっては、エルウェというと、まだ全てのエルフが生まれたてで中つ国しか知らなかった原初の頃の…このフィンウェの宿営地への夜の訪いのエピソードを思います。このエピソードの彼はかがやいていたよ!(笑)

…しかし、よく考えてみればやっぱり騎馬でいくかな///
あと、個人的なこだわりですが///、乱れ髪で描いてしまいましたがほおのあたりの髪はみじかくて全体ともにストレートです。エル・シンゴルを名乗るころに肩のところで切りそろえます(笑)…何故かそういうイメージが強烈にあるんですが…何故…???