Prognosis of caries increment with past caries experience variables.

van Palenstein Helderman WH, van't Hof MA, van Loveren C.
Caries Res 2001 May-Jun;35(3):186-92

WHO Collaborating Centre for Oral Health Care Planning and Future Scenarios,
College of Dental Science,
University of Nijmegen, The Netherlands.

翻訳 宮下裕志(JDPIC研究会)

要約:

この研究は過去のう蝕経験変数を予知因子として選択し、予後の正確性をスイスの子
供の集団において
開発されたう蝕予後変数と比較することである。
分析に用いられたデータは1980年に始まった7.5歳のオランダの子供達における
う蝕に関する8年の縦断研究からのものである。
ステップワイズ線形回帰分析により予知因子が提供された。新たに導入された変数、
D23fi, D123Fiおよび D23pifi はどれも同様に最強なう蝕予知因子であった。
一様性および適応を簡便にするために、D23fi(第一大臼歯裂溝部に発生したうかを伴
うあるいは
伴わないう蝕数)が線形回帰式の第一の変数として選択された
線形回帰式における2番目3番目の予知因子(健康な乳臼歯数や第一大臼歯頬側および
舌側平滑面でのうかを伴うあるいは伴わないう蝕で)の正確性を得ることには限界が
あった。
表面のD1の状態は予知モデルから除外することができるであろう。
この研究は7.5歳、9.5歳、11.5歳の子供別の3つの予知回帰式を、
予後の質を知る方法としてROC曲線下の面積を基準と用い、予後成績について評価し
てみた。
ここでのう蝕予後に関する回帰式は ROC曲線下面積が81-87%であり、
スイス法での回帰式と比較して、より高いものであった。

 

キーワード
う蝕リスク

 

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