里山のアトリエ「第1期田園住宅」 1998〜2002
第1期当別田園住宅は「里山のアトリエ」として、1998年から当別町農村都市交流研究会が呼びかけ、当別町における里山の自然を生かした豊たかで魅力的なコミュニティづくりをめざしたパイロットプロジェクトです。2002年秋に5軒の住宅が完成し、それぞれの家族(大阪、函館、西宮、札幌、余市など全国各地から集まってこられた)が、里山暮らしをスタートさせています。敷地は札幌から車(あるいはJR学園都市線)で1時間の当別町金沢地区にあり、北西側が里山の林で囲まれています。当別の中心市街地まで車で数分という、生活利便性も高い場所ながら、区画は約900坪から300坪(土地代2,500円〜5,500円/坪)と広く、敷地のなかには山、林、池なども点在し、豊かな自然と気持ちのよい環境が拡がっています。
このプロジェクトの特徴は、都会人が田舎に移りすんで暮らす場合の必要な要素である「地域やコミュニティとのネットワークづくり」を大切にし、●地元当別の人達(有機農家、エコロジー実践の酪農家や、町内会、近隣農家)と交流を媒介にした地域の暮らし,●自然素材の活用などエコロジー住宅、●里山の環境を最大限生かす居住地づくり、●将来的にはバイオマスなどを活用したエネルギー自給循環型の暮らしをめざすなどのことをテーマにかかげています。
●敷地条件概要:前面道路(旧国道・幅員約10m)、水道、電気、水洗トイレ(浄化槽)
●建物建設条件:コーポラティブ方式による街並みの調和、設計者・工務店の統一
|