PMF2007応援日記! その2


2007年7月 7日 19:30 Massa-'s House

どうだ!13個全部揃ったぞ!!
すごいね!お父さん!
二人の前に並ぶ13個の「ポケモン」のフィギュア。

毎年7月、我が家は二つの”PMF”でもりあがる。

ひとつは当コーナーの本筋?
http://www.pmf.or.jp

もうひとつはもっと人気のある?
http://www.pokemon-movie.jp
特にCVSの雄、セブン-イレブンはまさに"PMF"である。
http://www.sej.co.jp/shohin/pokemon0706.html


2007年7月 8日 11:40 Massa-'s Car 札幌市内某所

やぁー、ピカチュウ3枚とはまいったね・・・。
うん、けどドクロッグも手に入ったから!
以上参考URL 
http://www.pokemon.co.jp/info/card/cg070615_04.html

お昼は何にしよ?ラーメン!暑くないかい?

!?おいおい!!
「ハーフマラソン開催、13〜15時大通は交通規制入りまーす」
近場の駐車場に入れないとまずい、まずは大通に向かおう!


2007年7月 8日 12:00 大通公園

おや?椅子はもう並んでるね?3時からは何をするのかな?
まずはどこでお昼食べようか?


2007年7月 8日 15:00 大通公園6丁目

集合時間から15分遅れて組織委員会の担当の方が登場。
彼女の仕事はボランティアの相手だけではない。
楽器の搬入の立会い等もあるようだ。
ローマ字で名前の入ったIDカードをもらう。

まずは第一指令、「椅子の雑巾がけと会場で目立つゴミの始末」
約1,000席の椅子のうち自分は約200ほどを雑巾がけ。
我が巨体には椅子の間隙も狭く、ほとんど腰を曲げての作業である。
半分も終わらない80席程度の雑巾がけで汗が流れ落ちる。(私は基本的に汗っかき)
作業時間約1時間半。

30分休憩の後5時からの第2指令は「来場者へのプログラム配り」
当日発表の曲目を一足先にチェックできた。
さすがに開演2時間前、1時間足らずの時間で50枚も配れただろうか・・・。
しかし外人さんに「いくらですか?」と入場料を聞かれたり、("Free"といえばよかったみたい・・・)
時折話しかけてくる子供(自分の息子はすぐ撃退できるが、
人なつこいよそのお子様にはそうもいかない)の相手をしたり、
警備員のお嬢さん二人(どちらも可愛い!)とお話したりとボランティアってとても忙しい。

今回ご一緒したメンバーはいずれもある程度継続的なボランティア参加をしているようで、
初体験かつ、「いちげんさん」で終わりそうな私とは大違いである。

息子は3時間のほとんどを最前列ど真ん中の特等席に陣取り「臨戦態勢」である・・・。


2007年7月 8日 18:00 大通公園6丁目

お手伝いから解放され、車に戻って着替えて「一般聴衆」に変身。
警備員のお嬢さんの邪魔をしに行こうという不埒な企てがあったが、
開演前の入り口はそんな不謹慎さをよせつけない忙しさだ。

コンビニでおにぎりを買って特等席に戻ると、リハーサルが始まったところ。
曲はL=モーツァルトのトランペット協奏曲である。
ところがPAのバランスが良くないとクラウト氏からクレームが付き、
その後も"Fledermaus!"といいながら、ウェルバのソロの曲の勘所の合せをやっただけ、
なにやら怪しげな雰囲気で30分ほどの短さでリハーサルは終わった。
後の30分、PAのスタッフはマイクのセッティングの再調整にかかった。


2007年7月 8日 19:00〜 大通公園コンサート

例年通り、シュミードル氏のあいさつでスタート。
とりあげられたのはいずれも楽しい曲ばかり、
時にわずかと言えない傷もあったけれど、
場の楽しい雰囲気には文句のつけようが無い。

PMFウィーン
L=モーツァルト:トランペット協奏曲 ニ長調(全2楽章)
J=シュトラウスU:「こうもり」序曲
ガングルベルガー:ポルカ「私のテディ・ベア」
J=シュトラウスU:「騎士パスマン」より「チャルダッシュ」
モーツァルト:クラリネット五重奏曲よりメヌエット
J=シュトラウスT:狂乱のギャッロップ
J=シュトラウスU:トリッチ・トラッチ・ポルカ

ソロではファゴットのウェルバが見事。
リハーサルでは怪しげだったバックもぴったり、さすがである。
トランペットのエーダーは、第1楽章が曲調のせいか気勢があがらなかったが、
後半のアレグロは生き生きとしていた。
シュミードルのモーツァルトはいつものように・・・。
例によって?しり上がりに調子があがるヒンクを頭に、
ウィーン弦楽四重奏団メンバーは好調のようだし、
急遽の登場となったフルートのフォーグルマイヤーも上品な音だ。
ガブリエル、ボースフィールドの出番が少ないのが寂しかった。
クラリネット、ホルンにはアカデミーの女性が参加。
ムーティの指揮よりも貴重な体験を積んだことだろう。

PMFOブラス・アンサンブル(ボースフィールド指揮)
クーツィール:ブラス・シンフォニー(全3楽章)
チャイコフスキー:「くるみ割り人形」よりロシアの踊り
サティ:ジムノペディ第1番
ヘンデル:「サムソン」よりシバの女王の入場
ドヴォルザーク:スラブ舞曲作品46より第8番
スーザ:忠誠
アンコール〜フチーク:「剣士の入場」

「最初はシリアスな曲なので、いやがらないで」と語ったクーツィール、
鳴り響いたのは暗さの少ない、聴き応えのあるシンフォニーである。
あとの編曲ものではチャイコフスキー、ヘンデル、アンコールのフチークが立派な演奏。
力強いフォルテがけして荒々しくならない、PMFブラスのレベルは今年も安泰。
しいて言うならトランペットがウィーク・ポイントかしら・・・。
それにしても後姿だが見ていて楽しいのはボースフィールドの指揮振り。
小編成とはいえ、昨年のA、Bプロの棒振りより、はるかに音楽的だ。

PMFOパーカッション・アンサンブル(アルトマン指揮)
J=シュトラウスU:ポルカ「観光列車」
ピーターズ:サーカス・レンツ
アンコール〜ピーターズ:サーカス・レンツより後半

最後にアルトマンの登場。
サーカス・レンツでは以前ミニ・トークで披露したチャイナ・シロフォンの妙技を見せた。
アンコールでは若干テンポを上げ、バックが本番以上にぴたりとあわせて場内大喝采。
今宵のMVPはここでウェルバからアルトマンに「逆転」となった。

終演21:05
舞台前にはチャイナ・シロフォンを近くで見ようと人だかりが出来ていた。


2007年7月 8日 21:15 Massa-'s Car 札幌市内某所

朝から長時間付き合ってくれた息子はやや「おねむ」の様子。
第一声が「後がうるさい!静かにしてほしい・・・よく音楽が聴こえない。」とお怒りの様子
確かに真後ろで、スーザでは耳が痛くなるような手拍子をして、最後にはブラヴォーを叫ぶ若者がいた。
アカデミーのスーザはそんなに豪快な演奏をしていないのだから、ほどほどにと思うのも確か。

しかし私個人として、その若者以上にもっと迷惑していたふたりの輩がいた。
そのうち一人はその筋ではかなりの著名人だったりするのだが・・・。


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