『XSI_Tips_』

Underconstruction

2、[The learning]

XSIを学んでいく上で最初に知っていた方がいいと思われる項目。

(1)…で、まず最初に、英語モードなの、日本語モードなの???

これって、始めた人が今後XSIを覚えていこうとする時に最初にぶち当たる選択だと思います。こいつを上手く切り抜けないとけっこうヤバイかも。ミーは英語バリバリですって方は英語で、ワシャ根っからの日本人、英語はトンとワケワカメって人は日本語…って単純な切り分けでは後から苦労することになりかねない気がします。私みたいに英語ダメダメって人間にとっては。私はあれこれ調べてみて、こりゃ英語で頑張って覚えていくようにしたほうが後々楽そうだな…って思ったので、英語苦手にもかかわらず英語モードを選んだのですが。…その根拠とは???

(2)情報量にこれだけの違いがある。

見ればすぐわかることなのですが…こうなってます。

「まず購入時に添付されるものや試用版とともにDLできるものでは…。」

1.「Fundamentals ユーザーガイド」印刷マニュアル…日本語で記述されていますが、英語モードでの解説。

2.HTMLの「Fundamentals」にはじまるユーザーガイド…日本語で記述されていますが、英語モードでの解説。

3.PDFの「Fundamentals」にはじまるユーザーガイド…日本語で記述されていますが、英語モードでの解説。

4.日本語ヘルプ…日本語で記述。日本語モードでの解説。

5.英語ヘルプ…英語で記述。英語モードでの解説。

6.チュートリアルの解説HTML…日本語で記述。英語モードでの解説。

7.買うと付いてくる機能解説ビデオDVD(the principles of XSI)…もう、バリバリのナチュラル スピーキング イングリッシュ〜orz。

あ〜、なんで日本語で記述された英語モード準拠のヘルプもつけてくれないかなぁ…Avidさん。これあるとものすごく便利なんですけど。もし関係者さん見てたらぜひ検討してくださいませ。サポート無し、要望も出せない???、Foundationユーザーのはかない望みです…。どなたか上位グレードのパワーユーザーさん、要望かわりに出してくださいませんか…m(__)m。

「次にネット上で探せる国内のメーカーさんの情報類では…。」

1.Avidサイトさんの下記アドレスにあるチュートリアルやTips…日本語で記述。英語モードでの解説。

http://www.softimage.jp/tips/

http://www.softimage.jp/tutorial_tips/WeeklyTips/WeeklyTips_top.htm

http://www.softimage.jp/softimage/tutorial_tips/xsi_hint_tips.html

2.Avidサイトさんの下記アドレスにある機能紹介ビデオ…日本語で解説。日本語モードでの解説。

http://www.softimage.jp/softimage/product/XSIv4/function/index.htm

3.ダイキンさんにある、かなり充実した情報類…日本語で記述。英語モードでの解説。

http://www.comtec.daikin.co.jp/si-xsi/

4.ボーンデジタルさん…日本語で記述。英語モードでの解説。

サポート契約しないとさわりしか見れませんが…。

http://www.borndigital.jp/web/bd_support/bd_cg/pub/xsi/index.html

「その他、国内サイトで情報交換が盛んなサイト」

スタジオMOMOのXSI掲示板…英語のみだったバージョン時代からの諸先輩の書き込みが多いせいか英語モードでの会話が多いみたい。

http://www.3dcg.ne.jp/~momo/

SoftImageXSI道場…Land-Yさん主催の情報サイト。情報は日本語、英語、各モード混在ですが、コンテンツは現時点では日本語モードが多い傾向のようです。まだ開設されて期間が短いようですが、日本での情報集積サイトとしての期待度が非常に高いなぁと感じるところです。がんばってほしいなぁ、積極的に応援したいなぁ…とは思うのですが、こちらに投稿できるようなネタが無い入門者ですので、まだまだロムさせていただくばっかりで申し訳無いなぁと感じていますm(__)m。

http://eldorado.xrea.jp/xoops/

「比較的出版が新しい日本語の書籍」

…てか、ほんとに書籍少ないですねぇ。情報が少ない上に新しいバージョン用のものは無きに等しい状態で、おまけに結構高価だし…orz。

SOFTIMAGE XSI教科書静止画に関する項目だけかと思いきやアニメーションのレッスンも何割か入ってます。英語モード対応。2002/12発行。古いのを覚悟でとりあえずこれだけ私購入しました。

SOFTIMAGE XSI教科書 基礎編…上の書籍をVer.3.5の日本語モードに対応させたものらしく…。2004/03発行。

SOFTIMAGE XSI教科書 アニメーション編…ボーンデジタルさんの立ち読みページを見る限り英語モード対応で記述されているようです。2003/10発行。

experience XSI 日本語版…ボーンデジタルさんの立ち読みページを見る限り若干日本語の補足が見られますが、基本的に英語モード対応で記述されているようです。アニメーションに関する書籍のようでVer.4に対応しているようです。操作面では唯一現行バージョンに対応している書籍になるのでしょうか。2004/12発行。

(3)日本語モードは落ちやすい?

SoftImageXSI道場さんでも話題になってますが、日本語モードで使用すると保存時に落ちやすいらしい…というのがあります。元々Windowsのログイン名に日本語が使えないとか、インストールパス名やデータ名に日本語を使うと問題が生じやすいというのもありましたし、基本的に日本語(2バイトフォント)苦手なようです。私も当初、日本語モードは試して見ましたが、やはり安定性の面で英語モードの方がずいぶん良いようでした。

(4)ネット上での情報量は海外が圧倒的に多い。

これはけっこう大きいかもしれません。当然英語での英語モードでの情報が多くなってきます。今はサーチエンジンで見つけたところをそのまま翻訳することもできますので、XSIの英語モードでの操作に親しんでおけば、ある程度どういう話をされているのかがつかめると思います。

(5)その他国内サイトで個人さんが解説されているHP

ざっと見て回った印象ですが、現時点では英語モードでのものが多いような印象を受けました。

…と、ざっと書いてみましたけど、どうでしょう?ここまで読んでみて、XSI始めるにあたり日本語モード、英語モード、どちらを選択する気になりましたか?私は正直この選択だけでずいぶん悩みました。XSIはかなり高機能なソフトですし、一部でも言われているようにどこに何があるのかすら、最初わかりにくいほどオペレーションを覚えることじたい大変だと感じる方も多いかと思います。私だって日本語で覚えられれば楽だろうと思います、極めて単純に、ハイ。ですので日本語で使っている方というか使えている方がうらやましいといいますか、どちらが良い悪いといった問題ではなく、私なりの覚えていきかた、情報収集力、ウチの環境で使ってみての安定性etc…を考慮すると、現段階ではこっちで覚えていくしか仕方ないかなぁ…ということになったわけです。一応一つの見方というか、私なりに集めてみた情報から上のようなことを書きましたけれど、最初に書いたように、この選択は先々大きな影響を及ぼすと思いますので、私が書いたことを鵜呑みになさらず、充分ご自身でご検討の上選択なされるのがよろしいかと思います。

『チュートリアルは中途で放棄?』

いわゆる「純正?」でチュートリアルHTMLとそれ用のデータが用意されていますが…。

http://www.softimage.jp/softimage/product/XSIv4/tutorial_dl.htm

初めてXSIいじった方々、これ全部理解できましたぁ?私の場合、もちろん試用版試した時にこれから始めたんですが、途中でつまみ食いして放棄しました。わかりにくい…orz。おそらく、機能がどこにあるかがわかる方にはこなせるんでしょうが、どこにあるって部分まで書いてなかったりする部分があったりもするようで、いきなり○×をせよ!って書いてあっても、そのショートカットを探し回らなければいけなかったり、階層の深いところにある場合にそのたどり方まで書いてなかったりするというのが主たる原因なんだろうなぁ…という印象でした。30日の試用期間中かなり時間を割いて試せたとしても、これを全てこなして身につけるのは結構きついかもしれません。以前のバージョンや、Softimage|3Dを使用してた方ならばすぐに理解できるのでしょうが、自分ではとても全ては…orz。飲み込みの早い方なら当然こなしちゃえばいいと思いますが、やばそうって思ったら、方向転換したほうが楽かもです。

というわけで、これにはそこそこで見切りをつけAvidさんのサイトに置いてある機能紹介ビデオを参考に同じことを試したり、すでに紹介した別のチュートリアル(アドレス下記)を試してました。そのほうがXSIの特徴や売り物である機能がわかりやすいと感じたからです。当然そうしたものはメーカー側からすれば宣伝したい部分でしょうし、他の部分に触れなければそこの欠点も見えてこないという点での問題がありますが、ひとつのやりかたとして、端的にXSIの特徴をつかむにはいいかもしれませんので、特に試用版の試用期限中に取れる時間が限られている方には一つの手段であるかもしれません。

http://www.softimage.jp/softimage/tutorial_tips/xsi_hint_tips.html

『XSI標準の画像フォーマット:pic形式について』

この形式の利点についてはSoftImageXSI道場でsnowmanさんが詳しく解説して下さっています。「XSIdojo_search」で「テクスチャに最適なフォーマット」で検索すると見つけることができます。この形式は一般的な画像ビューアやレタッチソフトではそのままでは見ることが出来ませんし、この形式で保存することも出来ません。道場で書かれている方法も含め、閲覧、保存する方法を挙げておきます。

(1)フォトショップとプラグイン「SOFT.8BI」を使用する。PhotoshopCSには標準で入っているそうです。

以下のダイキンさんのサイト内の情報を参照。

http://www.comtec.daikin.co.jp/si-base/faq/2-file/2-9.html

私の場合フォトショップは使用していないので、フォトショッププラグインが使えることになっている手持ちのPainter6とFanfare Photographerで試してみましたが、8BI形式のプラグインは駄目なのか、使用できませんでした。

(2)XnViewという画像ビューアソフトを使う。

非常に多くのフォーマットに対応したフリーソフトで日本語モードも使用できます。picの表示もこのフォーマットでの保存も出来ますので他形式とのコンバーターとして使えます。HDRIデータ形式として一般的に使われる事の多い*.hdrの表示も出来ます(この形式での保存は不可)ので、その点でも便利です。詳しくはGoogleで「XnView」で検索してみてください。私のところの環境で使ってみたところ時々エラーで終了することもありますが、やはり便利なので手放せなくなってしまいました…(^^ゞ。pic形式での保存が出来ないレタッチソフトをお使いの方は、ぜひ使ってみてください。

ダウンロードは下記より。

http://come.to/xnview

(このあたり、誤解している方も多いようですし、重要な点でもあると思いますので追記します。*.hdrというフォーマットはHDRIデータを扱える画像フォーマットの一つにすぎません。拡張子からして、コレでしか扱えないと勘違いしている方も多いようです。*.picも含めていくつかの形式でHDRIデータ(高いダイナミックレンジを扱える)として使用できるフォーマットが存在します。また、HDRIでIBLを行えばリアルになる…みたいな風潮がいまだに一部に見られますが、これもシーンによりけりで、なおかつきちんとしたHDRI画像が用意できて、さらにそれを生かせる技術があってこそだと感じています。特に室内環境のような元々ダイナミックレンジが狭いことが多いシーンではHDRIをIBLに使用するとかえってコントロールが困難になる弊害が目立つことが多くなるかと感じます。Shade6のパストレーサーではLDRIしか扱えなかったことを思い出してみてください。シーンによってはスキルがある方ならこれできちんとコントロールされていたことが確認できると思います。このあたりのHDRIとLDRIの使い分けはXSIでHDRIパスを使ってレンダする際にも通用する共通事項だと感じます。根本事項としてダイナミックレンジが単純に広い狭いではなく、そのシーンに適切な照度分布の画像を用意できるかがキモだとは痛感していますが、口で言うのはたやすいですけど、それがなかなかできない…というのが1番難しいところでしょうね…orz。)

(3)画像ビューアSusie32用のプラグインを使用して閲覧する。

ASR技術研究室さんがpic形式用Susieプラグインを公開されています。

(4)「thumplug pic」というソフトをインストールして使う。

これについてはXSI道場でsnowmanさんがご紹介され詳しく解説して下さっています。OSのエクスプローラーでpicのサムネイルを表示できるようになるという非常に便利なソフトです。OSが2K_SP4でも使用できました。

http://eldorado.xrea.jp/xoops/modules/newbb/viewtopic.php?viewmode=thread&topic_id=47&forum=11&post_id=344#344

『最初にはまりやすい、基礎設定として必要な部分』

(1)初期設定のカメラは動画用

レンダリージョンするにしても、レンダープレビューするにしても、本番レンダして画像をHDDに保存するにしてもそうなんですが…。XSI自体がアニメーション用のツールであることを前提として作られていることもあるのかもしれませんが、最終的にアニメーション用のフォーマットに変換して動画として仕上げることを目的とした初期設定やプリセットのカメラ設定が入っています。これらは縦横のピクセル比が違うために静止画として使おうと思った時に、画像が変形してしまいます。私同様に静止画だけをやってきた方は意外とはまってしまう点かもしれません。そこで静止画を作るつもりであれば、静止画用のカメラ設定を用意しないといけません。例えばよく静止画で人間の視覚にパースが近い35mmフィルムでの焦点距離50mm換算のカメラが必要であれば、あらかじめ自分で設定して用意してやる必要があります。また、これで、設定したとしても、ズームを使用してしまうと焦点距離が変化してしまうので、うっかりズームを使えばパースが変わってしまうことにも注意が必要です。焦点距離を変えずに拡大縮小したい場合はPキーを押しながらドラッグすることで、被写体との距離を変えることで対応します。これに気をつけないとパースペクティブを決めてモデリングしたい場合などは厄介なことになります。静止画を作りたい場合はオリジナルのカメラで縦横ピクセル比が0.9とかになってるのを1に直したカメラを使いましょう。

(2)初期設定ではレンダリングも動画用として100フレームレンダされる。

これはやればすぐにわかりますね。静止画ならレンダ設定を最初のフレームだけにしてください。

(3)レンダリング途中で一旦中断、保存し、再開する手段は存在しない。

回避方法として、消極的な方法ですが、画像を分割してレンダリングして、後で張り合わせるという手段があります。この方法はまた(6)Rendering に記載する予定です。

『旧バージョンと操作が変更になった点』

この項では旧バージョンと操作が変更された点について列記していくことにします。WEB上で情報を見つけて、その通り操作しようとしたら同じ項目がなかったとか、入手できる書籍に記載されている内容が旧バージョン対応であるとかいった理由で操作にとまどうことが、XSIにはけっこうありますので…。旧バージョンに対してといっても、私自身以前のバージョンを所有しているわけではありませんので、まったく同じことが4.2でどうなっているのかを確かめるすべが無いわけで、そのへんからしてかなりいいかげんな検証になっています。その点はご容赦いただきますとともに、間違いがあった場合ご指摘いただけましたら幸いです。(括弧内表示、日本語モード操作)

「Transform時(SRT)の右マウスボタンでの動作」

Transform時(SRT)の右マウスボタンでの動作が古いバージョンとは異なっています。右ボタンクリックでポップアップが出るように変更されているため、Z座標でのSRTの操作はブルーのハンドル、リング、矢印にポインタを移動するとZと表示されるので、そこから左ボタンもしくはホイール押し下げで操作します。

「ウェルド機能」

旧:modify>Poly.Mesh>Weld Two Points/Edgesで二点までをまとめることが出来る仕様だったが、modify>Poly.Mesh>Weld Points To Targetを使うように変更されたようです。この機能強化で3点以上のポイントもウェルドできるようになった。選択したポイントをターゲットまたはそれらの平均位置にウェルドするには…。

1.ウェルドする複数のポイントを選択。

2.Modelツールバーからmodify>Poly.Mesh>Weld Points To Target(日本語:[修正] > [ポリゴンメッシュ] > [ターゲットにポイントを集約])を選択。

3.ターゲットの頂点を選択。

頂点を1つだけ選択すると、選択したすべてのポイントが、その頂点にウェルドされる。

頂点を複数選択すると、選択したそれぞれのポイントが、最も近い位置にあるターゲットの頂点にウェルドされる。

ターゲットを1つも選択しないまま、右クリックして選択を終了すると、選択したポイントはそれらの平均位置にまとめてウェルドされる。

「カーブの描き方」

ModelツールバーでCreate>Curve>Drow CV NURBS

この機能は名称変更されているようです。ModelツールバーでCreate>Curve>Drow Cubic by CVsを使用。(日本語だと「CVでキュービックを描く」)

他にDrow Cubic by Knot Pointsというのもあります。(日本語:ノットポイントでキュービックを描く。)

「カーブへのポイントの追加」

旧:Modify>Curve>Add Point Tool:この機能名は存在しません。

Modify>Curve>Add Point Tool by CVs(日本語:CVによるポイント追加ツール)

Modify>Curve>Add Point Tool by Knot Pointsというのもある。(日本語:ノットポイントによるポイント追加ツール)

マウスホイールボタンのクリックでカーブの途中にポイントを追加できます。左ボタンでカーブの開始点、もしくは終了点側を延長する形でポイントを追加できます。右ボタンで出るダイアログでこの開始点側を延長するのか、終点側を延長するのかの選択やカーブの開閉、反転、ツールの終了を選択できます。

「ModifyにSurfaceボタンは無くなった」

どうもSuf.Meshに名称変更されたようです。

「CreateにSurfaceボタンは無くなった」

これも上と同様Suf.Meshに名称変更されたようです。

「Growは名称変更」

ポリゴンの選択範囲を広げるGrowは Grow Selectionに名称変更されています。

「ShaderにImageを接続しても自動的にミキサーはつかない」

Get>TextureもしくはModify>Texture>Addを使ってマッピングすると以前はImageとの間に、ミキサーが接続されたようですが、これはなくなっています。

「Pキーによるノードのプレビューは廃止された」

以前はPキーを押すと、選択しているノードより左側のレンダーツリーの結果がレンダーリージョンでプレビューできたそうですが、エラーが多いという理由で廃止になったそうです。