『The goddess of ice』

Shade 6 Professional 分散レイトレーシング使用。

レンダ生画像と製作時の設定の一部がこちらでご覧になれます。

新しく製作した頭部形状を使って2004年冬のMOMO展にあわせて冬っぽいものをということで作ってみました。早めに出したかったので突貫工事でやっつけることにしました。画像はMOMOさんちに出させていただいたもの方が大きいのがありますのでそちらを見ていただいたほうが細かいところはわかりやすいと思います(^^ゞ。今回は雰囲気重視にしたためリアルに作る必要が無かったので、肌の表面材質設定にはバンプマップも光沢マップも使いませんでした。その調整に時間を取られなかったことが幸いして比較的短期間で仕上げることができました。レンダタイムはP-4_2.53GHzとP-3_1GHz_Dualの2台でネットワークレンダしてサイズ2048×1524ピクセル、視線の追跡3、レイトレクオリティー90の設定で約9時間15分。透明体を広い面積で使ったり、重ねたわりには寝ている間に終わる程度で思っていたより速かったです。重ねているといっても抜ける必要が無い部分が多かったので、視線の追跡レベルを上げずに済んだのも大きかったようですが、しばらくぶりに分散レイトレで透明体をレンダしてみると、最初に使ってたP-2_350Hzマシンに比べると速いマシンつかってるだなぁと実感します。GI系レンダラーの多くは時間がかかるんで、マシンが速くなってることを忘れそうになっちゃってました。ここんとこずっとGI系レンダラーばかり掘ってたんですが、また分散レイトレを掘り始めたのはShade6のパストレーサーで作る髪がトリムにしろ透明にしろ問題点が多いからなんですよね。今回のもシャギーは消えてませんが、まだましな感じはします。それに、あまりWEB上では露出されていませんが、プロの方で分散レイトレ使って本当にこれがレイトレかと思わせるぐらいリアルな作品を作られる方がおられるのも事実ですので、レンダラー自体のポテンシャルはもっとあるのでしょう。私にあのクオリティが出せるとは到底思えませんが…。まあ、この程度までのクオリティまでなら分散レイトレは自分には使い勝手もよく、今回のように透明体を多用しなければ、当然もっと速いでしょうから、これからは上手く使い分けてみようかなぁとも思ってます。ぶっちゃけ、作って楽しく、テンションを保ったまま一気に仕上げたい場合には今回みたいなのを作るのがいいかなぁ…みたいな。