『はじめに』
拓海にとって、セカンドステージはいろんな意味で転機を迎えたと思う。86を中心に車に対する関わり方はもちろん、友達以上恋人未満の茂木ナツキとの関係が今シリーズで大きく変わろうとしていた。『演出について』
前シリーズ以上のきめ細かなCGで車が描かれるようになったことで、ドリフトシーンの派手な演出はさらにパワーアップした。中でもまるで暴れ馬のように穴を振りながら走行する86ターボの常識では有り得ない挙動には、新鮮な見応えがあった。それに、今回は音楽がいろんな意味で効果的に使用されている。86ターボのブースト音や拓海の86トレノに搭載されたレース用エンジンの回転音は、なんともいえない心地よさがある。『ストーリーについて』
今回のテーマは走り屋のポリシーとでもいえばいいだろうか。登場するそれぞれのキャラには車を転がす上での信念というものがある。それ故に、あるところで対立すればバトルが発生し、勝負の最中や決着がついた後に「何故そういう結果になったのか」をさり気なく解説してくれる。この時の説明がまたマニアックで面白かった。『最後に・・・』
今後の展開で気になるのは『86トレノに挿入されたニューエンジンの実力は周りと比べてどのくらいのレベルのものなのか、結果的にエンジンを載せ変えるきっかけとなった友達以上恋人未満のなつきとのギクシャクした関係はどうなるのか、そして何より、渉との出会いで「ぽっかり欠けていたもの」を指摘されたことで拓海がどのように成長していくか』といったところである。『おまけ(インパクトブルーの彼方に・・・)』
番外編ということもあって本物のユーロビートが挿入されてなかったのはちょっと残念。CGによる映像の迫力も車体の質感が頑張っていたことを除けばそこそこのレベルだったものの、いくつか気になる台詞があって、それについてはいろいろと考えさせられた。タイトル | 発売元 | 発売年度 |
頭文字D Second Stage VOLUME-1〜4 |
エーベックス | 2000年 |
頭文字D Extra Stage インパクトブルーの彼方に・・・ |
エーベックス | 2000年 |
タイトル | 発売元 | 発売年度 |
SUPER EUROBEAT presents 頭文字[イニシャル]D Second Stage 〜D SELECTION1〜 | エーベックス | 1999年 |
頭文字[イニシャル]D Second Stage SOUND FILE |
エーベックス | 1999年 |