機動戦士ガンダム ハイパークラシックオペレーション

シミュレーション   FMタウンズ   1993年発売   ファミリーソフト

 ★★★★☆


   私が初めてプレイした、ガンダムのパソコンゲームです。これはFMタウンズを手に入れて直ぐぐらいに購入したソフトですね。ファミリーソフトと言うと、今では「あすか120%」の会社という感がありますが、当時はガンダムのゲームを色々と出しておったのですよ。で、ファミリーソフトのFMタウンズ参入第一作がこの「ハイパークラシックオペレーション」だったのです。PC-9801で発売された、クラシックオペレーションの移植なのですが、FMタウンズは世界で初めてCD-ROMを標準装備したパソコンであり、このソフトもPC-9801ではフロッピーディスクだったのに対し当然の事ながらCD-ROMで発売されました。移植に伴ってCD-ROMの容量を活かして音声が多数追加収録され、システムも幾つか改良が施されています。(パイロット乗り換えシステムとか)
   タイトルの意味は「超古い」ではなく「非常に古典的」という意味で、その名の通り古典的でオーソドックスなSLGに仕上がっていました。内容は、初代ガンダム〜逆襲のシャアの舞台である、一年戦争から第2次ネオ・ジオン抗争までを扱っています。しかしながら、このゲームで扱うのは宇宙戦のみで、地上戦は続編のハイパーデザートオペレーションで扱われていました。また、ガンダム0080は含まれますが、ガンダム0083(デラーズ戦争)は含まれておりませんでした。しかし、ΖMSVやCCAMSVやガンダムダブルフェイクのMS(バギ・ドーガ等。流石にDガンダムは出てきませんが)までもが登場しており、これは当時としてはなかなか画期的だったと思います。今でこそGジェネで外伝作品まで網羅されておりますが、当時のSDガンダムではそこまでカバーされていませんでしたからね。パーケージイラストは川元利浩氏が担当しております。また、オープニングムービーはなかなか気合が入っており、当時としてはなかなかのものでした。
  ゲームの内容はストーリーにそってステージをクリアしていくキャンペーンモードと1ステージのみクリアするシナリオモードと2種類ありまして、シナリオモードでは2人対戦も可能でした。また、キャンペーンモードも一年戦争編とグリプス戦役〜シャアの反乱までの2つに分かれておりました。一年戦争の方が初心者向けで、Ζ以降の方は上級者向けです。一年戦争ではホワイトベース隊の視点で進んでいきますが、アレックスなんかも登場します。Ζ以降はアーガマ〜ロンド・ベル隊の視点ですが、初っ端から百式改なんかが増援に来ますし、最終ステージではνガンダムHWSが登場します。キャンペーンモードでは、ステージ開始前に永井一郎氏によるCD-DA収録のナレーションが流れるという凝った作りで、否応にも雰囲気を盛り上げてくれます。このナレーションはストーリーの流れも掴めて非常に良かったですね。他にも多数音声をCD-DAで収録しており、ユニットを移動させる時等に「移動目標を選択してください」「攻撃目標を選択してください」といった女性の声が出力され、指揮官気分が味わえたものでした。当然これらは普通のCDプレーヤーでもトラック2から再生すれば聴く事が可能です。
   ゲームシステムはヘクス制でターン制のSLGで、移動と攻撃が完全に分かれており、移動した後に攻撃が可能です。戦闘時にはウィンドウが開き、ユニットの大きなグラフィックが表示され、右と左に分かれて撃ちあいます。銃器は機体によって一回の戦闘において発射出来る回数が定められており、「70×3」という様に、威力×発射回数という風に表わされます。ビーム兵器は3マス以上離れると威力が低下するシステムになっており、従ってあまり離れて撃ち合うという事は無いゲームでした。(笑)  銃器系は弾数が設定されており、絶えずこれにも気を配らなくてはならなかったです。ファンネルなどの必殺武器も限りがあるので、使いどころを考える必要がありました。 当然命中率もありまして、ガンダム世界を追及した為か、戦艦の攻撃はMSには全くと言ってよい程当たりません。(汗)  どれ程機銃で応戦しようが無意味です。(笑)  スパロボと違って精神コマンドなる非科学的なシロモノは存在しませんので、いくら威力が高くても戦艦の主砲をエースクラスのMSにヒットさせる事は不可能でしたね。ビームサーベル等の格闘系武器は、1回しか攻撃できない代わりに割と命中率が高く、弾数は無限に設定されていました。また移動には燃料を一々消費してくれる為、燃料にも気を配る必要があります。それがねぇ、燃料の搭載量があんまり多くないんですよ、特に量産MSは。燃料が切れたMSは、その場で身動きできなくなってしまうのが痛いです。まぁ、逆シャアの頃になるとかなり燃費が良くなっているんで、燃料の心配をあまりしなくて良くなってくるのはさすがです。古典的の名に恥じず、MSは戦艦から発進させる時に数種類ある武装バリエーションの中から武装を選択出来る様になっています。武装は、火器や弾数を増やせば移動力や燃料が減るというシステムになっており、戦況に応じて慎重に選ぶ必要があります。例えば、ザクIIならば対MSならマシンガン主体、対艦ならザクバズーカやマゼラトップ砲主体といった感じですね。艦船はMS等小型ユニットの搭載量が決まっているのですが、何故かホワイトベースでも5機ぐらいしか搭載出来ません。(笑)  艦船の移動速度が異様に鈍い(3マスぐらい)のもネックでした。しかもそのターンで1機でも着艦させるともうそのターンは搭載機を発艦させられないという、ガンダム世界をシミュレートしているのかよくわからない設定まであって、あぁもう。(^^;  変形合体もちゃんと再現されておりまして、Ζガンダムなどは変形させると移動力が爆発的に増えます。しかしながら、何故か1ターンにつき一回しか変形できないシステムになっており、間違えて変形させちゃったりするともうやり直しがききません。(笑)
   パイロットには原作のキャラクターも登場しますが、他にも名無しのパイロットが沢山出て来るので、こいつらに好きな名前をつけて、幾つかある中から顔グラフィックを選んでやって、オリジナルキャラを作る事が可能でした。また、パイロットはステージ開始前にMSを乗せ変える事が可能です。たまに強いMSに弱いキャラが乗っていたりするので、そういう時は迷わず乗せ変た方が良いですわ。戦闘シーンではパイロットの顔グラフィックが表示され、「落ちろ蚊トンボ」とかセリフが表示されてなかなか粋ですが、音声までは出力されません。(当然やね)   パイロットにはレベルがあり、敵を撃破すると経験値が入って一定以上になるとレベルが上がります。パイロットのレベルが1つ違うだけでも結構な差が出てきたりするので苦労しましたよ。
  パラメーターには射撃と格闘の値の他にニュータイプレベルというものが存在し、これが1以上無いとファンネルなどが扱えません。また、この値が高い程命中率と回避率が上がります。ですので、一般兵でニュータイプに勝負を挑むのは愚の骨頂です。(笑)  シャアとかシロッコとかはかなり強い上に強力なMSに乗っているので、一般兵の攻撃はまず当たらず、すぐに逆に返り討ちにあってしまいます。(爆)  こちらもニュータイプパイロットで応戦すれば良いのですが、Ζの最終話あたりのステージになると、敵はジ・オとかパラス・アテネとか強力なのがウジャウジャいるのに、こちらはそいつらに対抗出来そうなのはΖガンダムただ1機という有様で……。百式だともうそのころはかなり辛いですからねぇ。さすがにΖだけで敵を倒す事は無理なので、雑魚の皆さんにも頑張ってもらわなければなりません。このゲームは「集中攻撃システム」なる、敵に味方が隣接していればいるほど命中率と回避率が上がるというシステムが存在するので、敵を囲んでリンチする(^^;)  という戦術が基本的戦術になってきます。という訳で、ネモなんかを使ってジ・オをぐるりと取り囲み、Ζガンダムで攻撃を仕掛ける訳です。これでようやく、回避率の高いジ・オに攻撃をヒットさせる事ができます。この状態でも、間違ってもネモでは攻撃しません。やっぱり返り討ちに合いますから。(^^;)  囲まれている方は囲みの弱いところを狙ってくるので、攻撃を受けてネモがやられてしまうかもしれませんが、これはやむを得ない犠牲だと思ってあきらめましょう。こうでもしないと敵を倒せませんからね。あと、ステージ途中で味方の増援が来る事もあり、これが強力なMSだったりすると戦いがかなり楽になります。シナリオモードでは、自軍の占領下のコロニーから毎ターン得られるポイントを消費する事により、増援を呼ぶ事が出来ます。当然の事ながら強力なユニットになればなるほどポイントの消費が大きく、場合によっては何ターンにも渡ってポイントを貯めなくてはなりません。
  MSの攻撃力は原作を忠実に再現する事に心を砕いている様で、ザクIIは当然ながらガンダムのビームライフル一発で落ちます。(笑) ただ、艦船はかなり硬いですね。ムサイやサラミスは大したこと無いのですが、グワジンなんかは異様に硬く、一回の攻撃では少ししかHPが減ってくれません。ちょっとこれは原作と違う気がしますねぇ……。また、サザビーのビームトマホークがやたら強力です。カミーユが乗ったΖガンダム量産型(近藤版のアレ)が一撃で落ちてくれるんだから……。(^^;)  まったくどうなっとるねん? てな感じでしたよ。にも関わらず、必殺武器のはずのΖΖのハイメガ粒子砲があんましダメージが与えられなかったりするし。(汗)  99×1と威力は表示されてるんですけどねぇ。あと、サイコガンダムとかαアジールとか大型MAも原作を反映して異様に硬かったです。しかもバリアーあるからビーム兵器が効かんし。戦艦と違って攻撃の命中率も高いですから、もうこいつらにはある程度ダメージを与えたらさっさと艦船に退避してもらい、その艦船を包囲して発艦不能にした上で、艦船ごと破壊するしかなかったですね。そうすると大型MAの分の経験値が手に入らないから本当はやりたくないんですが……(^^;)  あ、スパロボと違ってファンネル切り払いとかは無いんで、安心してファンネルは使用出来ます。ちゅう訳で、一年戦争の方はそう問題無いのですが、グリプス戦役以降のステージは、ちとゲームバランスがキツイ部分がありましたね。
  ゲームは作戦目標を達成するとクリアという方式になっており、敵を全滅させる他に、敵の拠点の制圧や、敵旗艦の撃沈といった作戦目標もありました。もっとも、キャンペーンでは経験値が惜しいですから敵は必ず全滅させていましたけどね。(笑)  ターン制限もありましたが、あんましキツクなかったので無いも同じでしたわ。
   ちょっとエンディングが余りにも簡素過ぎるのが不満でしたねぇ。グラフィックが表示されるだけってのはなんとも。もう少し演出を強化して欲しかったところです。永井一郎氏を雇ったんで資金が無くなっちゃったのでしょうかね。(^^;  あと、時々戦闘シーンでフリーズしてしまうバグ(?)があったのが困りものでした。とは言うものの、当時としては結構頑張っている出来で、私としては購入して満足しているゲームです。一人も戦死させずにキャンペーンをクリアすることもそれ程難しい事ではありませんしね。
   このソフトをレビューしたOh!FM TOWNS誌の記事は、なかなか切り口が鋭く、ガンダムという作品自体についても詳しく解説されており、非常に印象的でした。これに限らずOh!FM TOWNS誌の記事にはかなり良いものが多かったです。私も誌の編集スタッフのレベルに少しでも近づきたいですね。
   FMタウンズでは、続いて地上戦を描いたデザートオペレーションの移植である「ハイパーデザートオペレーション」も発売されました。さらなる続編も期待していたのですが、結局出なかったのが残念です。ファミリーソフト自体、PC-9801末期に発売した0083を描いたスターダストオペレーションを最後にガンダムのゲームを出してないですね。版権とかが厳しくなってしまったんですかねぇ。私の知る限り、バンダイの系列以外でガンダムのゲームを出していたのはここだけですね。(少なくともここ10年程では)
   現在バンダイの方が発売中の「スパロボ大戦」や「Gジェネ」も、このファミリーソフトが発売したガンダムのSLGをかなり参考にしていると思われます。


永井一郎氏によるナレーションは以下の通り

一年戦争編

プロローグ. 地球周辺の月軌道に浮かぶ、巨大な宇宙都市「スペースコロニー」。その中の一つ「ジオン公国」を名乗る「サイド3」が、地球に独立戦争の宣戦布告をしてきた。地球に住む人々と宇宙に居を構える人々の争いは、一週間で実に全人口の半数を死に至らしめた。人類は再び同じ過ちを繰り返そうとしていた。時に宇宙世紀0079。

1. 「V作戦」。これは連邦軍初のモビルスーツとその母艦の開発計画であり、地球連邦の最高機密である。しかし最終段階時、辺境の地「サイド7」においてジオンのモビルスーツ隊の強襲を受けた。もろくも壊滅していくコロニー防衛隊、破壊される連邦軍のモビルスーツ用パーツ。燃え上がる基地の中、ジオンのモビルスーツ「ザク」に白い機影が立ち塞がった。それこそが連邦軍の希望、「V作戦」の最高機密モビルスーツ。「RX−78  ガンダム」が今、大地に立つ。

2. 地球連邦軍の宇宙基地「ルナツー」。ここは「サイド7」と同様「ジオン公国」から最も離れた場所であり、地球連邦軍最後の宇宙の砦である。だが、この「ルナツー」も「ホワイトベース」の安息の地では無かった。『このまま、地球上の拠点ジャブローに向かわれたし』。殆どの乗組員が民間人の「ホワイトベース」にとって、この命令はあまりにも非情であった。正規の軍人でさえ補充されなかったのだ。地球への進路は、まさしく苦難の道のりであった。

3. 「ホワイトベース」の少年達は、正規の軍人として宇宙に帰ってきた。地球連邦軍の大規模な反撃作戦、「星一号作戦」が実行されたのだ。ホワイトベースの任務は、作戦に参加する艦隊が軌道上に乗るまで敵を引き付ける事。つまりは、時間を稼ぐ囮の役目であった。ジオンの艦隊が、宇宙から地上から迫ってくる。幾多の危機を乗り越えてきたホワイトベースの少年達は、無事に連邦艦隊と合流出来るだろうか?

4. 「サイド6」。この戦争が始まって以来、中立を守り続けているコロニー群である。ホワイトベースは、補給と休息を得る為ここに立ち寄った。しかし、「サイド6」へ立ち寄ったのはホワイトベースだけではなかった。ジオンの部隊もこの安全地帯に寄港していたのだ。中立地帯の境界線でホワイトベースを待ち受ける、ジオンの重モビルスーツ「リックドム」。この戦いで「RX−78  ガンダム」のパイロット「アムロ・レイ」は、更なる成長を遂げようとしていた。

5. 「宇宙要塞ソロモン」。資源採取の為にアステロイド地帯より選ばれてきた小惑星を、宇宙基地に作り変えた物であり、地球攻撃の為の艦隊を送り出すジオンの拠点である。地球連邦軍は、なんとしてもこの「ソロモン」を奪取する必要があった。ここを、ジオン公国への侵攻の足掛かりにする為に。いよいよ、「星一号作戦」の第一段階である。

6. 「ニュータイプ」。ある時は進化した人類として、ある時は非常に優れたパイロットとして、そしてある時は精神力を用いて兵器を操る超能力者として語られる。ジオン公国の技術陣は、この「ニュータイプ」の力を利用して精神による遠隔操作兵器システムを開発。これを「サイコミュ」と称した。「ニュータイプ」は連邦軍にも存在した。「RX−78  ガンダム」のパイロット「アムロ・レイ」である。彼の戦績はそれを裏付けるものがあった。ニュータイプ対ニュータイプ、この戦いは更なる悲劇を呼び起こした。

7. ジオン公国の最終防衛線。それは月面の基地「グラナダ」と宇宙要塞「ア・バオア・クー」を結ぶ空域である。ここで連邦軍艦隊を迎え撃つ計画なのだ。その頃連邦軍主力艦隊は、意外な来訪者を迎えていた。ジオン公国の公王「デギン・ソド・ザビ」である。彼は単独、和平交渉に赴いたのである。瞬間、光、そして破壊、消滅。ジオン軍の最終兵器「ソーラレイ」の破壊の光が放たれたのである。連邦軍はこの攻撃で、旗艦を含む全艦隊の3分の1を失った。しかし連邦軍は、ア・バオア・クー侵攻作戦を強行した。この機会を逃がす事は、そのまま連邦軍の敗北を意味していた。ホワイトベースも、艦隊の中核となって作戦に参加する事となった。決戦の時がきた。宇宙世紀0079、最後の日であった。



Z〜逆シャア編

プロローグ. 「ジオン公国」と「地球連邦」の「一年戦争」から7年。連邦は地球の復興を名目にスペースノイドを省みず、地球の汚染を進めていた。これに反発したスペースノイド達は、反地球連邦組織「エゥーゴ」を結成した。これに対し連邦軍は、ジオン残党狩り部隊「ティターンズ」に「エゥーゴ」の弾圧を実行させた。地球圏の外で、この両軍の戦闘を見つめる勢力がいた。それこそ地球支配の野望に燃える、ジオンの残党「アクシズ」であった。だが、その存在を知る者はまだいなかった。

1. 「エゥーゴ」は「ティターンズ」が新型のガンダムを開発しているとの情報を入手し、その奪取に成功した。作戦実行中に、「カミーユ・ビダン」という一人の民間人がエゥーゴに参加してきた。彼は「ガンダムMk−II」のパイロットとして、またニュータイプとして覚醒を遂げる運命にあった。

2. 地上での作戦行動を終了し、宇宙に帰ってきたカミーユを待っていたのは、新型モビルスーツ「Ζガンダム」であった。地球での作戦を成功させたエゥーゴではあったが、宇宙では未だにティターンズとの戦闘が続いていた。そのティターンズ内部では、新たな司令官が対エゥーゴの陣頭指揮を執る事となった。木星帰りのニュータイプ「パプティマス・シロッコ」である。そんな状況の中、新たな敵が地球圏へと進撃してきた。その敵こそ、ジオンの残党「アクシズ」であった。

3. ティターンズは勝敗を決するべく、密閉型コロニーである「グリプス2」を決戦兵器「コロニーレーザー砲」に改造していた。各陣営はこの「グリプス2」をめぐって、新たな戦いを繰り広げた。「グリプス2」の占領に成功したエゥーゴだが、その「グリプス2」にティターンズ、アクシズが総攻撃を開始しようとしていた。

4. 「グリプス2」をめぐる戦いにより、エゥーゴはティターンズを撃退し、一応の勝利を収めた。しかし、その際に払った代償は余りにも大きすぎた。その為、戦後に権力を握ったのはエゥーゴではなく、「ネオ・ジオン」とその名を変えたアクシズであった。その頃、「グリプス戦役」で傷ついたエゥーゴの戦艦「アーガマ」には、新たなニュータイプ「ジュドー・アーシタ」と新型モビルスーツ「ΖΖガンダム」が加わっていた。

5. ネオ・ジオンに脅迫された地球連邦政府は、和平の条件としてスペースコロニー群「サイド3」を「ハマーン・カーン」に与えてしまう。一方エゥーゴは、地球の反連邦組織「カラバ」と共に地上での作戦を展開していたが、ハマーンの「コロニー落とし」を阻止する事は出来なかった。そしてエゥーゴはネオ・ジオンの本拠地「コア3」に対し最後の決戦を挑むべく、新型艦「ネェル・アーガマ」を中心に進撃を開始していた。

6. 「アクシズ戦役」で、地球連邦はハマーン・カーン率いるネオ・ジオンを撃退する事に成功した。しかしそれから5年、再びネオ・ジオンは「シャア・アズナブル総帥」の指揮の下、地球圏へと侵攻してきた。地球の人々を粛清するという名の下に。その最初の作戦とは、小惑星「フィフス・ルナ」を連邦の本拠地であるチベットのラサに落とすというものであった。これに対し連邦は「フィフス・ルナ」に、宇宙警備軍「ロンド・ベル」を派遣した。

7. 「フィフス・ルナ」を地球に落とす事に成功したシャアは、更に大きな要塞「アクシズ」を地球に落とす為、新たな作戦を開始する。これを阻止する為「ロンド・ベル」も、「アムロ・レイ」の「νガンダム」を中心にアクシズ攻撃を開始した。地球に『核の冬』を迎えさせてはならない。


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