皆さんは、買ってきた玩具や組み立てた模型をどうなさっているでしょうか? 私はまだ所有している数が少ないという事もありますが、目に見える所に飾っておく主義です。せっかく手に入れたのだから、、色々な角度から眺めたり、ポーズを付けて飾っておきたいというタチでして。(^^)
ここでは、私の展示収納方法を紹介しております。
1.ガラス戸棚を利用しよう 玩具を飾っておく場合の最大の難敵は埃ですね。埃が積もると見た目にも嫌ですし、いざ遊ぼうという場合、手が汚れてしまいます。さりとて、埃を恐れて押し入れに仕舞っていたのでは、あまり面白くないですし……。という訳で、私としてはガラスの戸が付いていて、中が見える入れ物に入れる事をお薦めします。 この写真では、ガラス戸の本棚に入れております。この様に結構大きい本棚ですと、文庫本なんかは、一冊だけでは手前にかなり余剰スペースが出来てしまいます。このスペースを利用しない手はありません。ガシャポンはもちろんの事、ウルトラサイズのビーストウォーズや1/100のガンプラも物によっては充分収納出来ます。もっとも、本を読む時には一々手前の玩具をどかさないといけないという欠点はありますが。(笑) 本の数が少ない時は、逆に玩具をスタンドの代わりに使うという手もありますね。これでいつでも眺める事が出来ますし、直ぐに戸を開けて取り出せるのが良い点です。 実は、文庫本や漫画をこういうガラス戸の本棚に入れておくと、設置場所によっては日光でどんどん変色していってしまい、あまりよろしくありません。ですから、私は文庫やマンガ等、変色しやすい紙を使っている書籍は出来るだけ日光が当たらない様に密閉型の戸棚を使用しています。ま、それでも経年劣化で変色していってしまうのですけどね。(笑) 玩具や模型の場合も日光による変色の危険性はありますが、書籍よりは遥かに変色しにくいですね。 |
これは元々は食器戸棚だった棚です。ガラス戸が付いていれば何だってOKですね。こういう中の仕切りが取り外せるタイプの棚ですと、仕切りを取り外す事によって様々な大きさの玩具に対応出来ます。シールドライガーやサーベルタイガーは写真の状態でも収納可能ですが、ゴジュラスを飾る為には仕切りを外さなくてはいけませんね。 写真のガシャポンなどの場合、奥に飾る物には小さい箱など(写真ではGKの箱を利用)を台座として使用すれば、手前からでも見る事が出来、見栄えが良くなります。 AVラックにも、ガラス戸が付いているものがありますね。AVラックですと、ビデオデッキやDVDプレーヤー、CDプレーヤーなどを入れた後に、左右の空間が余る事が多いです。この隙間にはそう大きなものは入らないと思いますが、それでもBB戦士や元祖SDサイズのものを飾る事は可能な場合が多いかと存じます。もっとも、AV機器の隣には絶対にマグネモとか平成ミクロマンを飾っては駄目ですよ。(^^;) |
これはLDソフトを入れているガラス戸のAVラックの余ったスペースに、玩具を飾っている図です。不要なLDを売り払ったらかなり余剰スペースができたので、こうしてゾイドを飾っています。LD・レコード用という事でこの棚はかなり大きく、ゴジュラスも余裕で入る高さがあります。正直ここまでゴジュラスを好環境で飾っている人間も少ないと思うのですがどうでしょうね?(笑)
元々収納したLDと手前のガラス戸の間には結構余裕があるので、そのスペースにはガシャポンを展示してます。1/144のガンプラも、V2ガンダムの様にバックパックが後ろに張り出しているもの以外なら、直立状態で飾っておける感じです。 こういう棚が玩具の展示収納スペースとしてはベストに近いんでしょうけど、いかんせん高価なのがネックです。もっと数が増えた場合、より低コストでこれに近い状態に近づける方法を模索しなくてはなりませんが、今考えているのは、戸の付いていない安価な棚の前面に、透明なビニールシートをのれんみたいな感じでくっ付ける方法です。これだと実質的にかなりガラス戸に迫れる感じになるんじゃないかと。 |
2.展示ケースを自作しよう! 前述のガラス戸棚を利用するのが強度的にもっとも優れているのは疑いないですが、これですと戸棚が一杯になる度にまた新たに戸棚を買ってこなくてはいけない訳で、コストが掛かりすぎですよね。(^^;) ガラス戸棚は結構高いですし。 最近はWAVEなどからプラスチックの展示ケースも出ておりますが、これが小さい上に結構値が張るんですよ。1/100のガンプラを収納出来るサイズのものを買うとなると、結構な出費を覚悟せねばなりません。 そこで、展示ケースを自作する事にします。使用するのは田宮の0.4mm透明プラ板5枚。4枚組み600円で売っておりますので、取りあえずは1200円必要です。それでも既製品のケースより安いです。元のプラ板は長方形ですので、このうち2枚を長方形の短辺に合わせて切断し、正方形にします。これが左右の側面になる訳です。後はこの5枚を組み合わせて、底面の無い直方体を作れば、展示ケースの完成です。横幅は364mm、高さと奥行きは257mmです。これを展示物に被せて使用するんですよ。なんかペロペロで強度的には頼りないですが、被せるだけなら問題ありません。私は組み立てにはセロテープを使用しています。これですと簡単にバラせますので、引越し等の場合でも安心です。真の戦略家というものは常に二手、三手先を読んで行動するものさ。(笑) プラ板自体が薄いので、瞬間接着剤などでは満足に保持出来ません。テープの使用を強くお薦めします。ちょっと離れてしまえばそれ程目立ちませんしね。プラ板ということで透明度はガラスに比べて落ちますが、ちょっと離れれば判らないレベルです。 以前は0.5mmの透明プラ板も売っていて、こちらの方が良かったのですが、残念な事に製造中止になってしまったようですね。もっとブ厚いプラ板なら見かけるのですが、厚くなると透明度が目に見えるほど落ちてしまうんですよ。 |
実際に自作展示ケースを使用した状態です。これで埃が玩具本体に掛かる事は無いので安心です。ケースに積もった埃はティッシュなどで簡単に拭き取れます。 この場所は前述の食器戸棚の上でして、この自作ケースがあればガラス戸棚が無くとも、埃を恐れずあちこちに展示する事が出来ます。ウルトラサイズのTFが余裕を持って入る程の高さをもっており、既製品のケースを買うよりはるかにコストが少なくて済みます。ロボットマンE・Dが、収納出来る高さの上限ですね。あれより背の高いものはちょっと入りません。(^^;) プラ板を継ぎ足せば収納可能でしょうが、これだと強度的な問題もありますねぇ。プラ板を切断した時の残りが何枚か溜まれば、ガシャポン用の展示ケースを組み立てる事も可能です。左のハカイダーとストロンガーのHGが入っているのがそれです。使えそうなものはどんどん有効活用しましょう。 |
自作ケースがあると、必要な面積さえあれば何処へでも埃を気にせず展示可能ですので、当然LDプレーヤーの上にも安心して飾る事が出来ます。全くこれ程の面積を遊ばせておく手はありませんからね。(^^)
横幅は、大体写真のジェノザウラーくらいが限界です。自作ケースの場合でも、ケースを取れば直ぐに玩具を手に取れるとのが良いところです。正し、あんまり高いところに飾ってあったりすると、ケースを取るのが結構大変ですが。(笑) 金銭的に余裕があり、もっと強度の高いケースを作りたい方には、アクリル板で製作する事をお薦めします。アクリル板はちょっと高価ですが、結構厚いものでも透明度が高いため展示ケースの素材として最適です。この場合は接着面が充分ある為、テープでは無くアクリル用接着剤を使用します。結構頑丈なケースが作れますので、物によっては上に重ねて使用する事も可能でしょう。 |
以上が私が使用している展示収納方法です。もっとも、流石に置ききれなくなったら箱に詰めて押し入れに直行する訳ですが。(笑)
他には、ブリスタータイプのものですとブリスターに戻して壁に吊るすという事もやっています。アメリカ型のブリスターは、玩具を元に戻せる様に開封するのが一苦労ですね。(^^;
ただ、この様に展示していると日光は必ず当たっている訳で、そのうち飾っている物が日焼けして変色してしまう可能性があります。私はその時はその時だと、あんまり気にしていないのですが、そこら辺を気にする方にはこういう風に展示する事はお勧めできません。その場合は、やはり大切に倉庫にしまっておくべきでしょう。(^^)/