熊本ガンパレードマーチ探訪

熊本のゲーム製作会社「アルファシステム」が製作し、SCEから発売されたPS用ゲームソフト「高機動幻想ガンパレードマーチ」(以下GPM)は、熊本が舞台のゲームです。ゲーム中で登場する建造物や店などは実在する場所がモチーフとなっている事が多く、このページではそういったGPMに登場する場所の元ネタを紹介しています。


  ゲーム中での名称  実際の名称
 尚敬高校  尚絅高校
尚絅高校   ゲーム中で主人公達が間借りしている女子高「尚敬高校」のモデルになっているのが、実在の女子高「尚絅高校」です。立地的には熊本市の中心部に近く、街の中の学校という印象です。ゲーム中には自動車は登場しませんが、実際には学校の周りは車が多いです。「尚絅中学」「尚絅高校」「尚絅短大」と、3つの学校が同じ敷地内にある様で。新聞を見る限りでは、剣道が結構強いみたいです。
  ゲーム中に移動可能な各地点は、ゲーム中の地図でも判る通り、この学校を中心とした同心円上に存在しております。


  味のれん  味のれん
味のれん   ゲーム中で度々お世話になる食堂「味のれん」もしっかり実在しています。実際の「味のれん」は居酒屋で、昼間は開いていないみたいです。実は近くに「花のれん」という店もあったりします。(笑)
  看板に馬刺と書いてあるのが、馬刺が特産である熊本ならではですね。もしかしてゲーム中も刺身定食には馬刺しが含まれているのでしょうか?
駐車場は2箇所ほどある様で。
結構車が多いっス。   尚絅高校の校門前は、ゲーム中の「尚敬高校校門」とは大幅に構造が異なり、「味のれん」との位置関係もかなり違います。店の前の道も車がブーブー通っていて危ないです。ゲーム中みたいに道の真ん中を歩いていたら、確実に命はありません。(笑)


  今町公園  今町児童公園
向こうに見えるのは雲悌ではなく、釣り下がった輪ッかにぶら下がるやつです。   ゲーム中に登場する「今町公園」の名称のモデルになっていると思われるのが、「今町児童公園」です。場所はゲーム中と異なり、もう少し南に行った所に存在します。私は知り合いの家に行く時に、しょっちゅう前を通ってます。
  この公園の向かいにある「プラザ」というゲーセンは、熊本最強の猛者達が集うと言われているゲーセンです。(^^)
真中の部分が雲梯になってはいますが、子供しかぶら下がれない高さです。   ゲーム中ではここにある雲梯を使って夜戦技能の訓練をやった訳ですが……それがですねぇ、雲梯が無いんですよ。(^^;  一応左の写真のアスレチックの一部としては、存在しているのですが。
 今町公園  西原児童公園
静か〜な雰囲気   もう一つの「今町公園」のモデル。ゲーム中の「今町公園」は、実際にはこの「西原児童公園」の場所にあるのですよ。「今町児童公園」と違って大通りに面していないため、静かな所でした。ゲーム中のイメージにはこちらの方が近い様な気も。ただ、ここでも雲梯は見当たらず。(^^;
金ののべ棒は落ちてねぇ〜


 どぶ川べり
多少風景は異なるものの、確かに橋はある。   さっぱり見た事の無い場所なので、本当にこんな場所あるのかなぁ? と疑問に思いつつゲーム中の地図上で示された地点に行って見たのですが、本当にありました。ゴウゴウと流れるドブ川が!(^^;  正式な川では無いので地図には載っていない訳ですが、水量も多かったし流れるスピードも結構速かったしで、正にドブ川。実はいつも通っている道の直ぐ裏辺りに存在したという事で2度びっくり。ダイエー熊本店の近くに位置してます。
ドブ川のスピードは結構速い


 新市街  サンロード新市街
新市街入り口   GPMのお陰で一躍有名になった「新市街」ですが、フルネームは「サンロード新市街」と言います。新「市街」と言っても、「新市街」自体は単なる商店街であり、他の2つの商店街「上通り」「下通り」、熊本最大のデパート「鶴屋百貨店」と合わせて、実質的な熊本市街中心部を形成していると言えます。熊本最大の繁華街の一つであり、周囲に映画館が集中しています。
新市街〜
ゲーセン   ゲーム中とほぼ同じ位置にゲームセンターが実在します。見慣れた光景ですので、初めてゲームの画面を見た時はびっくりしましたよ。残念ながら、流石に「裏マーケット」は実在しません。(笑)


 市立図書館  熊本市立図書館
ゲーム中では未登場の外観   ゲーム中で知力のパラメーターを上げる為に訪れる「市立図書館」は、当然実在します。開館時間はゲーム中よりも長いですが、夜6時に閉まってしまうので、会社帰りとかにはまず寄れませんな。
入り口の位置が違う〜   市立図書館内部。ゲームはよく市立図書館内部の雰囲気を再現していますが、入り口の位置等内部の構造は結構異なっております。
  蔵書量はかなりのもので、普通に陳列されている本以外にも、奥の書庫の方にまだまだ大量にあります。一見して目的の本が無い様に見えても、実は書庫の方に存在するという事が多いです。従って、目的の本を探す場合は、本棚を見て回るよりも、備えてある検索システム(コンピューター)を使って調べるというのが正しいやり方です。
  アフガンやマスード司令官関連の書籍も色々と所蔵されていおり、タリバン戦争末期には大変助かりました。
  ちなみに、所蔵されている「Ζガンダム」の小説は、角川スニーカー文庫版ではなく、最初に出た講談社版だったりします。
内部は似たような雰囲気


 熊本城   熊本城
熊本城天守閣   ゲーム中では「熊本城攻防戦」の舞台となった、熊本の象徴的建造物。近くで見るとやはり壮観です。天守閣の中とかに入るには入園料を取られてしまいます。(^^; 実は現在も復元作業が進行中の箇所もあります。
  なんでも、ゲーム中でデート先に選択できた「城内プール」はもう無くなってしまったそうで。ボーリングをしに行ったのは、おそらく「熊本交通センター」内のボーリング場ではないかと思われますが、たしか市内にはもう一軒あった様な。
  熊本城を作った加藤清正は熊本では人気が高く、士魂号重装型の頭部形状は、清正公愛用の長烏帽子型兜をモチーフにしていると思われます。
城って感じ
石垣が凄い   余談ですが、ゲーム中でも語られている通り、熊本は結構保守的なお土地柄なんですよ。実際に関西弁を使っていると、からかわれる事が多くてえらい苦労します。(体験談)  ですので、ゲーム中で加藤祭が関西弁バリバリなのは、私から見ると非論理的だなぁという気もするんですよね。(^^;

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