ファミコンゲーム レビュー


ワルキューレの冒険

アクションRPG  ナムコ            ★★★☆☆

  中古で購入したんですが、説明書も何も無い状態で始めたから辛かったなぁ。(^^;
  スタートして一体何をすればよいのか解らんという(笑)。 敵に瞬殺されながらも、色々と試行錯誤しながらプレイしていったのが懐かしい思い出です。やってるうちに、宿屋に泊まればレベルが上がるとか、魔法が存在するとか、そもそも最初のキャラメイクの時に魔法を覚えやすいか、腕力型か傾向を決める事が出来るとかいう事がだんだん解ってきました。このゲームはセーブはパスワード制なんですが、何故かパスワードを打ち間違えたらしく、いきなり凄いレベルのキャラが出現しましてねぇ、お陰で初めの島のボスをあっさり倒して、船で外界に乗り出す事が出来ましたよ。まぁ、しかし、外界だとこれまた敵が強くって苦戦してましたけどね。(^^;) 結局他人に貸したままいつしか行方不明になってしまい、クリア出来なかったのがちと心残りです。


エキサイトバイク

レースゲーム   任天堂        ★★★★☆

  最近64で新しいのが出ましたが、私としてはこの元祖の方に思い入れが強いですね。
  ファミコン初期のゲームですが、私の周りにも好きな人が多かったです。
  このゲームの魅力は今となっては奇妙とも言えましょうか。2人同時対戦とか出来る訳ではないですし……。しかしながら、コースエディットで自分の思うままにコースを作れたりとか、色々と正しくない遊び方に挑戦できるソフトでした。このゲームは普通だったらコースタイムを競うゲームなのでしょうが、私等なんかは他のバイクを何台転ばせられるかとかに挑戦しておりました。(笑)  このゲームは、後ろから来た他のバイクが、自分に当たると転ぶんですよ。これが面白くてですねぇ。当然自分も他のバイクの後ろに当たると転ぶ訳ですが。(笑) 小さなキャラが一生懸命バイクを立て直している様が、なかなか良く出来ていたと思います。相手を転ばすコツは、相手が来るのに上手くタイミングを合わせて相手の車線上に踊り出る事でしてね。青い奴なんかは「覚悟しろロビンマスクめ!」とか言いながらインターセプトしてやると面白いです。(爆)  それから、ジャンプ台を使うと気持ち良いぐらいにポンポン跳ねてくれるんですよ。ですから「ジェットコースター」とか言ってずっとジャンプ台ばかり連続するコースを作ったりしていました。(^^)  このゲームは友達とワイワイやりながらやるのが一番面白いですわ。私の中では多人数ゲームに分類されとりますよ(笑)。こういう風に子供が自分達で独自の遊び方を考え出す余地があったのが、エキサイトバイクの魅力だったと思います。64版にFC版も収録されているのは凄く嬉しいですね。


桃太郎伝説

RPG    ハドソン     ★★★☆☆

  現在では姉妹作の「桃太郎電鉄」の方が有名ですが、その原点となったのがこのFC版「桃太郎伝説」です。絵本の桃太郎を元にRPG化してしまうという発想が面白く、他人がプレイしているのを横から眺めていても、なかなか楽しめました。ドラクエの影響下にある作品ですが、決してドラクエの二番煎じに終わらない魅力を持っていたと思います。さくまあきら氏のデザインした可愛いキャラクターの力も大きかったですね。
  最終目的は原作通り鬼退治で、雑魚を倒して段(レベル)を上げつつ、中ボスの鬼どもを打倒し、最後は鬼ヶ島に乗り込むという展開でした。RPGとしてはオーソドックスな流れですね。魔法もドラクエのルーラに相当する「ひえん」とか、ドラクエの呪文を日本風に置き換えたものが多かった様に記憶しています。犬、猿、雉も話が進むうちに仲間になりますが、戦闘中に時々援護してくれる以外はあんまり役に立たなかった気がしますね。これは本作が発売されたのがドラクエIIとIIIの間だった為、まだパーティーでの戦闘がそれ程一般化していなかったからでしょう。難易度は当時のRPGの平均的なものでしたが、今の視点すら見ると割と高めに見えるかもしれませんね。(^^;
  桃太郎の他に、金太郎や龍の子太郎や三年寝太郎といった、他の御伽噺のキャラも登場しているのが面白かったです。そう、御伽噺がクロスオーバーした世界観なんですよ。しかも、最後に助け出すお姫様はかぐや姫なんです。(^_^)  ラスボスは閻魔大王で、こいつがいる鬼ヶ島に渡るには、最強の剣を使って海を割る必要がありました。海が割れる演出は当時のFCとしてはかなり凝ってましたねぇ。
セーブはパスワード制でしたが、パスワードを「ふ」と入力すれば、いきなり最強状態で始める事が出来る事は結構有名でした。しかも普通は入れない女湯にも入れたりとか。(笑)
  後にPCエンジンなどで続編が発売されたのが、桃太郎伝説が面白かった証ではないかと思います。


キン肉マン マッスルタッグマッチ

アクションゲーム   バンダイ      ★★★★☆

  キン肉マン初のTVゲームで、当時結構人気が有り、持っている人も多かったソフトです。
  当時は「夢の超人タッグ編」がテレビで放送中で、ゲームの内容もこれに合わせてタッグ戦となっています。
  登場キャラクターは「キン肉マン」「テリーマン」「ロビンマスク」「ブロッケンJr」「ラーメンマン」「アシュラマン」「ウォーズマン」「バッファローマン」で、それぞれ固有の必殺技を持っています。この中から自由にキャラを選んでタッグを組ませる事が可能でした。
  画面はリングを斜めから見下ろした形で、十字キーで上下左右に移動、たしかABのどちらかがパンチでどちらかがドロップキックでした。で、通常はこの2つの攻撃と、ロープ付近でのロープを使った攻撃などでダメージを与え合います。HPが低くなると、ドンドン移動速度が低下して不利になってきますので、自軍のコーナーに退避してパートナーとスイッチです。休んでいる間に、ヒットポイントは徐々に回復していきます。タッグの片方キャラのヒットポイントがゼロになるとゲームオーバーです。ここら辺はキン肉マン作中よりも実際のプロレスに近い感じですね。作中だと片方のパートナーがくたばっても、さらにもう片方のパートナーがボコられてるし……。(^^;)
  BGMはゲーム中には鳴らないというえらく簡素な仕様でした。(笑)  効果音はありましたけどね。ま、熱中すればそんなのはあんまり気にならないのですが。

  このゲームがただのプロレスゲーではなく、キン肉マンのゲームたらしめているのは必殺技の存在です。この必殺技は、ミート君がリングの上か下から投げ入れてくる「命の玉」を取る事により、一定時間の間使用可能となります。この音を立てて光りながら飛んで来る命の玉を相手より先に奪う事が、試合に勝利する鍵なのです。

  必殺技の系統は3つに分かれています。
  一つは相手に接近してパンチボタンで仕掛けるタイプ。
  これはキン肉マンのキン肉ドライバー、テリーマンのテキサス・クローバーホールド、アシュラマンのアシュラバスター、ラーメンマンのキャメルクラッチ、ロビンマスクのタワープリッジが当てはまります。これらの技は敵に近づかないと掛からないため、せっかく命の玉を取っても敵が遠すぎたり、まだ相手のヒットポイントが高くて足が速かったりした場合は、追いまわしているだけで時間切れになってしまう事があります。
  二つ目は、十字キーの左右+パンチで左右に向けて高速で突進していくタイプです。
  これにはウォーズマンのスクリュードライバー、バッファローマンのハリケーンミキサーが相当します。これらは自分ごと高速で相手に突進していくので命中率が高く、上記の一つ目の系統のものより遥かに使い勝手が良いです。
  三つ目は飛び道具タイプの必殺技です。
  これはブロッケンJrの毒ガスの事です。こいつの毒ガスは唯一本人はそのままで、緑色の玉を左右に飛ばすという必殺技で、他の技に比べて非常に強力です。起き上がってきたところにすぐさま毒ガスを叩き込んでハメる事も可能でありまして、どう考えてもこのゲームで最強なのはこのブロッケンJrでした。(笑) 従って、最初のキャラ選択時にブロッケンJrを確保するのが勝利への一番の近道です。こいつのあまりの強さは非常に不平等でしたので、一部のプレイヤーの間ではブロッケンJr禁止令など出ていたそうで。(笑) 確かに、対戦プレイをする時はブロッケンJrは避けた方が賢明でしょうね。(爆)

  いやぁ、これの真の魅力は対人戦にありですな。当時は対人格闘ゲームは少なかったですから、皆このゲームに燃えてましたねぇ。機会があればもう一度プレイしてみたいです。タッグ戦なのに、テレビで活躍していたネプチューンマンやビッグ・ザ・武道が登場しないのが残念な点でしたが、PS2でキン肉マンのゲームとか作ってくれないですかねぇ。


キン肉マン キン肉星王位争奪編

アクションゲーム バンダイ 〔ディスクシステム〕    ★★☆☆

  キン肉マンのファミコンソフト第2弾。原作の最終章である王位争奪編のゲーム化で、発売は原作完結の後でした。
  前作とはかなり異なるゲームシステムです。前作が斜め上から見た視点のプロレスゲームだったのに対し、今度は横から見た視点の横スクロールのアクションゲームになっていました。まぁ一見するとスーパーマリオみたいな感じですかね。
  原作の通り、マリポーサ・チーム、ゼブラ・チームを連破し、最後にスーパー・フェニックス・チームを倒せばクリアです。始めは何故か超人墓場から始まり、雑魚敵である鬼がドンドン向かってきますので、こいつらを倒しつつ進みます。最後に相手チームのメンバーがボスとして待ち構えており、これを倒すと次のステージに進めます。自機はライフ制ですが、敵のボスもライフ制であり、相手のライフをゼロにしなくては倒せません。
  初っ端からキン肉マンの大活躍が拝めるかと思いきや、この超人墓場戦で使えるのはテリーマン、ロビンマスク、ラーメンマンの3人だけです。初期画面で、先鋒・次峰・副将・大将と書かれたチームメンバー表が表示されますが、大将はキン肉マンに固定で、残りの3人を好きな順に並び替える事が出来ます。中堅はいません(笑)。もちろん敵は中堅も繰り出してくるので、なんか卑怯ですね。
  大将であるキン肉マンは、超人墓場を抜けた後の大将戦で活躍します。最初の対マリポーサ・チーム戦は、ザ・ホークマン、ミスターVTR、ミキサー大帝、キング・ザ・100tが待ち構える超人墓場計4ステージをクリアした後に、キン肉マン対マリポーサの大将戦が、熊本城のリングで始まります。ここで使えるキャラはキン肉マンのみです。
  原作の必殺技は再現されており、テリーマンはカーフ・ブランディング、ラーメンマンはガウロンセン・ドロップ、ロビンマスクはロビンスペシャル、キン肉マンはマッスルスパークとなっていました。この必殺技を掛ける手順がかなり難しかったですねぇ。敵の方も必殺技をドンドン出してくるので、ボス戦はかなり難しかったです。残念ながら2人対戦機能はありませんでした。
  このゲームはかなり難しく、持ち主であった友人も殆ど先に進めていませんでしたので、全貌がどうなっているかよく判りません。(^^;  面白いゲームではあったのですが、如何せん難易度が高かったのが辛かったです。ディスクシステムであったという事もあり、もう今ではあまり知る人もいない感じですねぇ。


いっき

アクションゲーム  サンソフト  ★★★★☆

  ゴンベェと田吾作という農民となり悪い領主を倒す為に戦うという、他に類を見ない「一揆」を題材とした画面見下ろし型のアクションゲームです。その為、時代劇的な和風テイストがしっかり貫かれていました。1人でプレイするより断然2人協力プレイの方が面白いゲームで、私がこれまでプレイしたゲームの中でもベスト20に入る作品です。
  主人公達の武器は敵に向かって飛んでいくホーミング性のある鎌で、これで襲い来る敵を次々と倒して行きます。画面上に落ちている小判を全部取ると面クリアで、次の面に進みます。初めてプレイしてみた時は、当初てっきり上へ上へと進むのかと思ったのですが、右や左にもドンドン移動可能でした。面が進むにつれて、迷路状になっている面も登場します。
  敵キャラは殆ど忍者なのですが、面によっては他に鉄砲隊などが登場し、これが強力です。鉄砲は下側にしか撃ってこないのですが、一旦射線に足を踏み入れたら最後ズドンですので。(笑)  プレイヤーキャラにくっついて移動速度を下げる変な女や、取り付いて鎌を投げられなくしてしまうオバケも登場します。変な女は取り立ててどうという事も無いのですが、オバケに取り付かれると攻撃不能になってしまい、最早死は殆ど確定という状態になってしまいます。1人プレイでやっていた時とか最悪でした。(^^;
  主人公側のパワーアップアイテムとしては、竹槍が画面上に落ちているのですが、これが実はパワーダウンアイテム。取ると上にしか攻撃出来なくなって、明らかにパワーダウンしてしまいます。(笑)  従って取る必要は全くありません。素直に鎌で勝負しましょう。
面と面の間にはボーナスステージがある場合があり、そこではお地蔵さんが投げてくれるおにぎりを上手くキャッチしてポイントを稼ぎます。
  2人プレイだと面白さ倍増で、友人とよくプレイしました。協力プレイで悪い領主の手先どもをバッタバッタと倒しまくる快感は、他のゲームではなかなか味わえませぬ。何しろ基本的に移動と鎌を投げるだけですから、操作も楽ですしね〜。ま、当時のファミコンゲームの常として、ちょっと難易度が高い気はしますけど。私も結局2人プレイでもクリア出来ませんでしたからねぇ。(^^;)  でも、クリア出来る出来ないはともかくとして、面白いゲームであった事は確かです。 


アルテリオス

RPG    日本物産   ★★☆☆☆

  遠い宇宙。悪の帝王にさらわれた博士とその娘を、さらわれる直前に完成されたサイボーグであるプレーヤーが救出に向かうというのが大まかなストーリー。スタート開始早々、残されたコンピューターを使ってパラメーターをプレーヤーなりに調整出来る場面から始まり、なかなかに雰囲気が出ていました。
  RPGなのですが、戦闘は敵に正面に見て照準を合わせて弾を撃ち込んでいくタイプのシューティングとなっている、なかなかオリジナリティのあるゲームです。厳密にカテゴライズするならシューティングRPGとでも言うべきでしょうか。マップ上には敵の位置を示す光点が表示され、その光点は絶えず移動したりいきなり現れたりしており、光点と接触すると一対一の戦闘に突入するというシステムです。敵の位置がある程度は判るので、ある程度は敵を回避しつつ先に進む事は可能です。戦闘は、十字キーで照準を移動させ、Aボタンで弾を発射、Bボタンで店で購入した使い捨ての武器を発射となっていました。照準およびその付近は、敵の発射してくる弾の当たり判定がある様で、ここに敵の弾を受けるとダメージを受けます。このシステムは、ほぼ同時期に発売された、「メカ生体ゾイド  中央大陸の戦い」とよく似ていますね。マップは当初は宇宙空間が舞台なのですが、後には惑星上に舞台が移り、一見すると結構ドラクエっぽい画面になったりも。
  結構オリジナリティがあり、単なるドラクエの亜流のではないゲームだと思うのですが、後続の類似作品が殆ど出てこないところを見ると、この戦闘場面がシューティングという方式は、結構諸刃の剣だった様で。日本でRPGがヒットしている主要因の一つには、指先の反応が不得意でアクションゲームが苦手な人でもクリアできるというのもありますからねぇ。
  この時代のファミコンソフトの例に漏れず、難易度はかなり高めです。今となってはクリアできる人間はかなり限られてくるかと(^^;。RPGらしく、マップ上にあるショップで武器やアイテムを買えるのですが、そういうのはやっぱりかなり値段が高めに設定されてるんで、基本的には通常ショットのみで進んでいかねばなりません。戦闘時の基本的な戦術は、一撃離脱しかありません。敵の弾はこちらの照準の周囲にしか当たり判定がありませんので、照準を横移動させつつ敵と重なった時に一発弾を叩き込んでそのまま通過して一旦離脱し、また再度敵に向かって照準を移動させて攻撃の機会を伺う事の繰り返しが、最も有効な戦術と思われます。従って時間が掛かってしまうのですが、正面から互いに打ち合った場合、その戦闘では勝てたとしても次の戦闘には勝てない程のダメージを負ってしまう事が殆どなんで(^^;。今リメイクするならば、難易度を下げたイージーモードとかを追加して欲しいものであります。


超人ウルトラベースボール

野球ゲーム   カルチャーブレーン  ★★★☆☆

  世の中には物理法則無視し〜のリアリティ無視し〜のな、魔球や変な打法がドバドバ登場する野球漫画が色々存在する訳ですが、そういう破天荒な架空戦記的野球漫画に感化された野球ゲームが、ファミコン全盛期に発売されました。それが本作「超人ウルトラベースボール」です。
  友人が持っていたソフトなのですが、そのインパクトとオリジナリティには驚かされましたがな。一見「プロ野球ファミリースタジアム」風の普通の野球ゲームと思いきや・・・ピッチャーは分身するボールや炎のボールなどの魔球を投げられるし、バッターは地震が起こって守備陣が殆どマヒ状態になってしまうなどのとんでもない打撃が可能とか、タイトルに偽りなき超人プレイが可能。野球漫画に登場する、トンデモ魔球や珍妙な打法を見事に再現していました。まぁこの魔球や打法はポイントを消費して使用するようになってるんで、ポイントを消費し尽くした後は、普通の野球ゲームと変わりませんでしたが。(笑)  野球漫画の魔球をファミコンの野球ゲームに導入するというのは、なかなか面白い着眼点だったと思います。

  本作はそれなりに好評だった様で、後にスーパーファミコンで続編「スーパーウルトラベースボール」が発売されましたが、残念な事にその後新作は発売されませんでした。非リアル路線の野球ゲームはやはり難があるのか、類似商品もバンプレストが発売したコンパチヒーローシリーズの一作「バトルベースボール」のみに留まっており、魔球有りの野球ゲームは非常に数が少ないのが現状です。
  時は進みゲーム機の画像表現力が向上し、映画「小林サッカー」がヒットした今こそ、この手の破天荒な野球ゲームの新作を出して欲しいものですね。バンプレストあたりには、各野球漫画のキャラが一同に会する「スーパー野球大戦」とか作って貰いたいです。


南国指令! スパイVSスパイ

アクション  ケムコ  ★★★

  知ってるかと聞かれれば知ってる人間はあまりにも少ないマイナーなゲームだけど、これが面白いんだわ、2人対戦プレイだと。南の島に隠された、ミサイルのパーツをめぐって2人のスパイが争奪戦を繰り広げる横スクロールのアクションゲーム。画面は上下分割になっており、元々2人対戦時に最も楽しめる様に作られている可能性大。
  プレーヤーは白い服を着たヘッケル、CPUと2Pは黒い服を着たジャッケルというキャラを操作するのだが、この2人、やたら顔が尖がっていてどうみても人間じゃない(笑)。一体こいつらなんという動物なんだろ? キツネかなぁ?
  ミサイルのパーツは3つに分割されていて画面上の何かが埋めてある場所を掘ると発見できるのだが、中には爆弾が埋めてある場所もあり、そこを掘ると大打撃をくらう事に(^^;)。色々と罠を仕掛けられるのがこのゲームの一番面白いところで、その為に対戦の方が面白いという訳。自分で仕掛けた罠に自分が引っかかる事もしばしば(笑)。画面上で相手に接近すれば、相手を殴って力づくでミサイルのパーツを入手する事が可能で、従って近接時にはさながら格闘ゲームの如き様相を呈する事に。ミサイルのパーツが全部揃えば、後は海に向かってまっしぐら。迎えの潜水艦が浮上してきて、それに乗り込とめでたくクリアーとなる。当然ミサイルを奪取できなかったもう一人の方は島に置き去りに・・・むぅ、今の目から見るとなんとなくバトルロワイアルを彷彿とさせる気が(笑)。  
  とにかく対コンピューター戦よりも、圧倒的に対戦プレイの方が遥かに面白い(つ〜か、CPU戦はなんか虚しい)。2P対戦プレイがここまで盛り上がるゲームも少ないんじゃないかなぁ。2P対戦ゲームとしては、究極レベルにかなり近い位置にあるゲームなんじゃないかと。これまたプレステあたりでリメイクを望みたい一品。
  この作品の前作に「スパイVSスパイ」というゲームが発売されていて、「南国指令!」はその続編だそうな、私は前作の方はプレイしていないのだけれど、その前作の方がもっと面白いらしい。


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