LDプレーヤー パイオニア CLD-K77G
パイオニアのコンパチブル・レーザーディスク
プレーヤー CLD-K77Gです。92年頃の発売でしょうか。LD-G(シナリオディスク)が初登場した頃に発売された機種です。末尾のGの文字が示すとおり、当時登場したばかりのLD-G(シナリオディスク)を再生可能となっていました。また、Kの文字が示すとおりカラオケ機能を搭載しており、家庭でLDカラオケを楽しむ事が可能です。前面パネル下部を展開すると、マイク端子やキーコントロールのつまみが色々付いています。
前面パネルのデザインは結構格好良くて、私は気に入っています。ただ、他のLDデッキやビデオデッキも言える事ですが、本体前面に付いているジョグシャトルの意味はかなり疑問です。(^^;
全くと言ってよい程使った試しがありません。これってビデオデッキとくっ付けて、細かくダビングし易くする為に付いているんですかね?(爆)
当時は中級機以上に搭載されていた、両面再生機能はもちろん搭載しています。それまで使用していたLDプレーヤーが片面再生しか出来なかった為、この機能があるとかなり楽に感じました。ピックアップがクルッと反転して、下面から上面に移動するというのは、今見ても凄い技術ですね。しかしながら、使用し始めて数年でこの部分の調子がおかしくなってしまい、反転時にガリガリと異音がする様になってしまいました。ネットを始めてから調べてみたところ。、当時は同様の症状が相次いでいて、他にも同じ目に遭った方が多かったみたいですね。再生自体には問題が無かったのでそのまま使用しておりましたが、2000年に至ってどうにも調子が悪くなり、イジェクトボタンを押してもトレイが出てこない事が多くなったりした為、取り合えず現在は現役を退いております。家宝たるトランスフォーマーのLDを咥え込んだまま出てこなくなったりしたらたまりませんからな。(^^;)
リモコンにもジョグシャトルが付いており、操作性はかなり良いです。低価格のプレーヤーにはジョグは付いていなかったと思うので、これは素直に嬉しかったですね。ただ、このCLD-K77Gはデジタルメモリーを搭載しておらず、CLVで静止画にする機能が付いていない為、残念ながらジョグシャトルが真の効果を発揮していたとは言えませんでした。
定価は今となっては判りかねますが、たしか10万弱ぐらいだった様な……。ただ、その価格はカラオケ機能を搭載しているから割と高めなだけなんじゃないかと思います。CLVでの静止画機能が無いなど、映画やアニメを観る分にはちょっと不満がありました。(^^;
ただ、当時はCLVで静止画に出来る機種は結構高かったんですよねぇ〜。そもそも当時はLDプレーヤー自体が現在よりも結構高価な代物でしたし。流石に10万を超えるとなかなか手が出ませんからねぇ。(^^;
動作音は、結構静かな方だったと思います。
このプレーヤーが売りにしていたLD-G機能は、日本語字幕と英語字幕を同時に表示出来たりして、結構面白い機能でした。「スターゲイト」2ヶ国語版なんかは、この機能が付いたプレーヤーじやないと字幕が表示出来ないですしね。
カラオケ機能の方は、試して見た所あんまりよろしくなかった様な……。スピーカーやアンプとのセッティングの問題かもしれませんが、少なくとも我が家のウサギ小屋だと、スピーカーから出る声よりも自分の口から出る声の方が耳に届いてしまいます。(笑)
現在はちと不調につき引退中でありますが、いずれパイオニアに修理に出して復活させてやりたいと思っております。なにしろウチはトコトンまで使う主義ですからね。(^^)/