Macと私その2
Centris650とColor FastとAldus Persuasionで作るスライドは素晴らしいできでした。今まで青地に白抜きの文字しか表示できなかったのが嘘みたいなきれいなスライドばかりでした。
学会発表ブームは続き、みんながこぞって発表するようになりました。内容はともかくとして、きれいなスライドは他の発表者のスライドと比べ群を抜いていました。これに刺激を受け、他の施設もきれいなスライドを出すようになってきました。
もうひとつのソフトはPhotoshopという画像ソフトです。とにかく、この画像ソフトは面白い。スキャナーで取り込んだ写真を合成していたずら画像が完成するのです。また、色彩や、明暗、トーンなどを変えて自在な画像が作れます。次第に私はMacのとりこになっていきました。
それまでのPC-9800やDOS-Vの世界が一転したのは、言うまでもなくみんながMacということからです。Macがないとソフトが手に入らないということがあったわけです。とくに、離島に住んでいるとパソコンショップとは無縁の世界にいることになります。ほとんどみんな通信販売での購入でした。私は、Power Macと漢字Talk7.5の出現でやっとMacを買う決心がついたのです。
私が本格的にMacの勉強を始めたのは1994年の12月からです。Mac Powerという雑誌を福岡に行ったときに、本屋さんで買い始めました。Macのくせでフリーズ、再起動にはずいぶんと泣かされました。いろんなフリーウエアやシェアウエアのソフトをいれるのでコンフリクトをおこすのです。そのたびにシステムフォルダをいじる毎日が続きました。
1995年の3月にPower Mac 7100/80AVを買ったときの感動は忘れられません。やっと自分のパソコンが久しぶりに手に入ったということと、買ったときは私のMacが医局のなかで最速で最も強力なPower Macだったことです。
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