アレルギー性結膜炎


 

 アレルギー性結膜炎は、アレルゲン(抗原)と呼ばれる物質が原因で起こります。目の結膜は様々な異物から目を保護していますが、異物の中にある特定の物質に対して過敏に反応を起こすことがあります。これをアレルギーと呼びます。
 原因となる物は、花粉、ハウスダスト(家のほこり)、カビの胞子、ダニ、ペットの毛などです。化粧品やコンタクトレンズなどもアレルゲンになることがあります。
 結膜はしろめの表面と眼瞼(まぶた)の裏にあります。結膜炎を起こすとしろめが膨れ上がったり、充血したり、めやにや涙が出たり、ごろごろしたり、まぶしくなったりします。鼻炎や皮膚症状を合併したりすることもあります。
 部屋の中はまめに掃除するようにしましょう。ふとんやじゅうたんはしっかり掃除機をかけましょう。花粉症の人は、花粉の多い日は窓を閉めエアクリーナーをかけたほうがいいでしょう。外出時にはマスクや眼鏡をかけるようにします。ダニが原因の場合はこまめにふとんを干し、掃除機をかけます。
 かゆみが強い場合は洗眼すると少し痒みがとれます。毎年起こる季節がわかっている人は、起こる季節の少なくとも2週間前から目薬を点眼しましょう。