Gallery H.O.T 2005年 New Year 企画

●アートがもたらすプラセボ効果 第3回
大地と作家のフュージョンアート:宝石(クリスタル)・漢方(生薬) 

作品展


Part2:漢方2005年2月7日(月)-2月19日(土)

Gallery H.O.T

 
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タイトル:プラセボ効果 
サブタイトル左から:詩集風邪(1)、風邪(2)、腹痛(1)、腹痛(2) 素材:生薬がすきこまれた手漉き楮紙、その他
本の大きさ:184×144(mm)

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ディテール:腹痛(1)

 

 

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ディテール:風邪(一)、3ページ(麻黄)、4ページ(甘草)
Photo:山岡敏明

 


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[ 大地と作家のフュージョン・アート]

 薬効成分が全く入っていない、例えば乳糖のみでできたような偽薬であっても、これを薬効成分の入った本物の薬であると信じて服用した者に、本物の薬を服用した場合と同様薬効が発現することがあります。

 このような、精神的なところによる薬効作用一般のことを<プラセボ(偽薬・擬薬)効果>といいます。
 アートは薬のように服用できるものでなく、また、医学的な意味での薬理作用はありません。しかし、アートがもたらす精神的な効果に着目すれば、それは『目に見える薬』としての<プラセボ効果>が期待できるものと考えております。
 そこで今回は、「宝石(クリスタル)・漢方(生薬)」という「大地からもたらされたアート」に作家がフュージョン(融合)し、「プラセボ効果を意識したアート」を生み出そうとする展覧会です。

 底知れぬ力を秘めた大自然の法則に従って、地球から生み出されたクリスタル。漢方の原料となる天然物である生薬。これらを作品の中に取り入れた展覧会となっております。

 作家の力が大地の力とフュージョンすることにより生み出された作品から、すばらしいプラセボ効果を実感して頂きたく、皆さまのお越しをお待ち致しております。

Gallery H.O.Tディレクター・薬剤師・米国宝石学会公認鑑定士(GIA・GG)
福岡千香子


 

02/22/05

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