東北大学理学部自然史標本館



在学中にはなかった施設のひとつがこちら、理学部自然史標本館。平成7年の開館だそうです。
でもここの開設の経緯ってたしか……、

その昔、といっても平成になってずいぶんたってからですが、化石標本の盗難事件が発生。無事戻ったものの、標本の管理が問題となりました。それ以前から構想はあったのかもしれませんが、この事件を契機に保管と展示のための施設の話がいっきに進んだと聞いています。

入れるのは、円形の展示室です。収蔵室もありますが、そちらは一般の人は入れません。もちろんOBは一般の人と同じ扱いです(汗)

さほど大きくない、というか小さい展示室ですが、化石や岩石などの地学系の標本が2000点ほど展示されています。壁際のショーケースの化石は地質年代ごとにまとめられていて、分かりやすいです。岩石は種類ごと(でいいのかな)にまとめられていて、こちらも分かりやすいです。とくに原石関係は綺麗です(笑)


全身標本の展示も。
こちらは入ってすぐのステゴサウルスの骨格標本です。


こちらは復元模型。名前がパッと思い浮かぶ人はけっこう通だと思いますが。

カンブリア紀に生息したといわれるアノマロカリスです。ただ、この模型は正規の展示物ってかんじじゃなかったんですよね〜。ピアノ線で無造作に天井からぶら下がってましたから(汗)
でもこういう展示も好きですね、わたしゃ。






岩石よりも化石のほうに興味があったので、じっくり見てきました。


左は始祖鳥の化石……のレプリカです。「教科書とまったく同じだ」と思ったら、やっぱり(汗)
でも考えてみれば、そうおいそれと本物が出まわるわけないですもんね。



こちらはウタツギョリュウの化石です。宮城県歌津町からの発掘ですから、地元の化石ですね。三畳紀のものだそうで、魚竜の中ではかなり古い分類になるのだそうです。


これはなんの卵だったかな〜、う〜忘れた。
たしかトリケラトプスかそのあたりの恐竜の卵です。中国はゴビ砂漠の発掘品です。


展示室で一番でかいのがこれ、鯨の全身骨格標本です。
ただし、化石ではありませんのであしからず(笑)
1915年に宮城県鮎川町で陸揚げされたイワシクジラの骨格だそうで、全長14メートルです。旧制二校のときか、いやたぶん旧帝大の時に収集されたのでしょう。

東北大学理学部自然史標本館の入場料は、大人150円、小中学生80円(団体料金あり)。
パンフのほかに、窓口で言うと図録のようなものが手に入ります。しかもこの図録、無料。写真や説明が豊富で、てっきり有料だと思って財布を出しちゃいました。もうむっちゃくちゃお得です。営利じゃなくて学術の啓蒙が目的ですからこれでいいんでしょうけど、赤字が心配だな〜(汗)

アクセスは、車(駐車場無料)かバスになります。
バスの場合、青葉城と同じ「青葉城址循環」です。「理学部自然史標本館前」で目の前です。
仙台駅からの場合は他に「青葉台」か「宮教大」線も使えます。「応用物理学科前」徒歩3分です。
休館日は月曜日(祝祭日の場合は翌日)。あまりメジャーではないので休日でも空いていそうです。

ちなみに、リンク部屋の旅日記関連の「東北大学総合学術博物館」のページから、標本博物館のページに入れます。標本をネットでもみることができます。画像中心なので重いですが、枚数が豊富で充実しています。興味のある方、必見だと思いますよ。