おまけその1  民族



大理を中心に住むぺー族(白族)です。帽子が特徴的で華やかです。帽子の飾りや形には意味があり、大理の四つの名物をあらわすとか。刺繍は花、垂らした白い紐は風、帽子の後ろに立っている白い飾りは蒼山の雪、帽子の形はジ海(ジは、さんずい+耳)に映る月なのだそうです。
また、白い紐を長く垂らすのは独身女性で、既婚者は短く切ったり後ろに編み上げたりするそうです。

後姿では、真ん中を垂らした帯が気になりました。ペー族以外でもよく見かけたのですが、上の写真の現地ガイドさんに聞いたところ、「男性のネクタイのようなもの」だとか。つまり、特別な意味はないけど決められた着こなしなのだそうです。



華やかなのは若い女性だけ。年をとるとグッと地味になります。だいたい40歳くらいから変わるそうで、大理近郊のペー族は左のように紺色の服をよくみかけます。藍染です。大理は藍染の名産地です。



麗江で見かけたペー族女性。この人も40過ぎらしく地味な衣装です。ペー族に限ったことではありませんが、住む地域によって同じ民族でも違う色や形になります。

もっとも、普段から民族衣装を着るのはそれなりの歳の、しかも女性がほとんどです。若い人や男性は普段は着ていません。着こなしや手入れが面倒くさいらしいです。ガイドブックにあるような華やかな光景は、祭りや冠婚葬祭のときでもない限り見ることは出来ません。あとは、ガイドさんや写真屋のような観光用です。



大理電視台の女性キャスターは民族衣装でした。でも、個人的には黄色より赤のほうがいいな〜。ちなみにペー族は白や赤がすきなのだそうです。白は純潔、赤は吉祥をあらわすそうです。






ナシ族(納西族)です。麗江のナシ族は、たすきにかけた紐で背中にしょった布や皮が特徴です。皮は羊です。ここに写っているのはやはりそれなりの歳の人達で、ペー族と同じく歳をとると地味になります。麗江古城でも観光用の写真屋や店員以外の若い人は民族衣装は着ていないので、必然的にお年寄りを撮ってしまう(汗)
でも、年季の入った着こなしがいいと思うんですけどね。

ちなみに、上右の写真に写る右側の女性、帯の真ん中を垂らしています。それから同じ写真の左の女性のおんぶ紐、いろんな形があって面白いです。下左の束河村ではカラフルな刺繍がしてあり、下右の白水台では毛皮でした。




こちらは束河村で民家見学をさせてくれた家の人です。家の中では背中にしょっていないので、たすきの紐もありません。



同じく束河村。
洗濯中?
こういう風景は好きです。


雲南では、女性はよく働くけど男性はあまり働かないという民族が多いそうです。ナシ族もやっぱりそうらしいです。しかも洋装だし。
あ〜、でも左の束河村の若い父親はちゃんと子守りしながら店番してます。子供のかぶる帽子は民族衣装です。凝った刺繍がしてあります。






チベット族(藏族)は男性もよく働いています。ちょうど収穫期で、カゴや刈り取った麦をしょって歩く姿をよく見かけました。特に麦刈りは、近所なのか一族なのか、とにかく総出でやっていました。
ちなみに、左の一枚がこの旅で一番気に入ってます。


中甸近郊のナパ海(ナは納、パは巾+白)にて。子供たちが小さなボールでサッカーをしていました。でも手も使ってるけど(汗)
そんなことより、3000メートル越える土地で走り回る姿に、やっぱり地元民はすごいなと。





中甸のガイドの格さんです。
彼はチベット族です。とても陽気で歌も好きらしく、しかもうまい。バスの中で彼の歌謡ショーです(拍手)







中甸から白水台に向かう途中に住むイ族(彝族)。走るバスから撮ったからピンぼけなのはご容赦を。
イ族はスカートに特徴があるそうです。また、イ族の中にはこの写真のように、凧みたいな大きな黒い帽子を女性がかぶる人達もいます。




でも、イ族は600万人以上いていろんな支流があるそうで、上の写真と数十キロしか離れてない場所なのに全然違う雰囲気のイ族もいます。

昆明の石林にいるサニ人もイ族です。本によっては「サニ族」と書いているものもありますが、中国では独立した民族と認定されていない場合は「○○人」とするそうで、サニ族は間違いなのだそうです。
でも、同じ民族とは思えないんだけど(汗)

サニ人も歳をとると地味になります。でも、左の観光用の安っぽい衣装じゃなくて、しっかりした衣装を着てます。きっと自前でしょう。




この女の子は大理にいたミャオ族(苗族)のネクタイ売りです。ミャオ族は細かい刺繍を得意とするそうで、麗江古城でもずいぶん見かけました。もっとも、ミャオ族の住む地域は雲南省南東部や貴州省。だから、彼女が本物のミャオ族かどうかは不明、っていうか怪しい(汗)
そうそう、やっぱり帯の後ろを垂らしてます(上右の写真)






中甸の松賛林寺にて、ラマ僧です。
ラマ教というとチベットのイメージが強いと思いますが、チベット族に限定されません。じっさい、迪慶自治州に住むナシ族にはラマ教信者が多いそうです。松賛林寺の中には、それぞれの民族のための寺院もあります。










彼女は麗江古城内のカフェの店員。衣装はモス人(摩梭人)です。中身もモス人かどうかは不明です。っていうかやっぱり怪しい(汗)

祭りもない時期なので、とにかく若者の衣装を着た人にはなかなか会えなくて、観光用の有料撮影をしました。

前列左から、リス族(ニンベン+栗  ニンベン+粟)、イ族、チベット族。後列左からナシ族、モス人だそうです。

ちなみに10元。でも1人10元で50元なんて言われなかったし、一行の7人それぞれがカメラを構えたけどやっぱり10元。なんかとっても良心的。でも中身もそれぞれの民族かどうかはやっぱり怪しいけど(笑)



いたるところで貸衣装屋があります。大理ではペー族、石林ではサニ人の衣装。でも麗江古城ではなぜかナシ族ではなくミャオ族の衣装が多かったです。たしかにミャオ族の盛装はきらびやかだけど、土地が違うじゃないか〜。もっとも、繁盛してましたけど。行った時は、中国系のオバハンたちが連れ立って記念撮影してました。さすが、オバハンパワーはどこの国でもいっしょなのね(笑)