6日目  中甸(白水台)






6日目。
前日のお参りがきいたのか、いい天気です。







中甸から南へ100キロ、白水台という景勝地へ向かいます。この道、中国的にもちょっとした悪路です。半分以上は舗装路が続きますが、こんな感じで拳大の石で舗装してるからガタガタのところもありました。



途中、洗面盆峠(と日本風に言えばなるらしい)を越えます。標高はだいたい3900メートルだとか。そんな峠にも携帯電話の鉄塔があります。恐るべし中国移動通信。玉龍雪山の4500メートルでも携帯が使えてたし、砂漠の真ん中でも使えたりするくらいですから、携帯電話の普及状況は日本よりも遥かに進んでいると思います。だって、日本なんて人家が目の前にあるのに使えないところもありますから(汗)




峠の上から一枚。深山幽谷は大げさですが、山間の道をえっちらおっちら行きます。




ガイドさんの話では残り10キロくらいが未舗装とのことですが、もっと長いような気がします(20キロ以上はあるような気がする)。土の道が続きます。








中甸を出てから3時間半ほど、ようやく白水台が見えてきます。真ん中に白く見えるのがそうです。



少し雲が広がってきました。予定を変更して、昼食より先に白水台に登ることにしました。このあたりでたしか標高2400メートル、高低差は90メートルほど。馬で登ることもできます。ただし、下りは蹄が滑りやすく危ないので、登りだけです。
白水台白水台


中国では黄龍、トルコではパムッカレと同じ石灰岩の地形です。棚田のような形をしていることから、「仙人遺田」といいます。仙人が残した田んぼ、なんとも風流な(笑)

色合いでは黄龍に及ばないそうですが(同行の方のほとんどは黄龍経験済み)、それでも場所や光加減で変わる色は綺麗でしたし、なんと言ってもまだマイナーな観光地なので人が少ないのがよかったです。








昼食はこんな感じです。
さすがに一皿二皿、口に合わない料理も出てきます。



そんなときはこれ、アルファ米の出番。
お湯はたいがい手に入るのでそれで戻します。水でも大丈夫。何個か持っていくと重宝します。白いご飯もありますが、混ぜご飯のほうが好きです。「鮭と若菜のごはん」のほうが気に入ったので次回も持っていく予定(笑)






帰りは土の道が先。
白水台に行くツアーもたまにあるみたいですが、中甸から3時間以上でしかも悪路ですから、普通の日本人にはおすすめできません。北京や昆明郊外の舗装された道でも「道が悪い」と怒り出す人が少なくないそうですので。じゃあ今回の人達は普通じゃないのかって?う〜ん、否定できないような気が(笑)



道端の木からぶら下がる薄緑の藻のようなものは「サルオガセ」。「霧藻」とも呼ばれるそうで、地衣類の一種です。霧がよく発生する高原で見られるとのこと。中国固有ではなく日本でも高原に行くと見られるそうですが、普段そういう所に行かないので初めて見ました。


このような塔になっているのは比較的裕福な証拠なのだそうです。旗だけが立っているところも少なくありません。でもどちらにせよチベット族の集落の端には必ずあります。そういう決まりらしいです。日本でも昔は村ごとにあった鎮守の森のような感覚なのだと思います。





ちなみにこれ、夕食に出たナスのてんぷら。もちろんチベット料理ではありません。同行のある方が現地の料理人に作り方を教えました。しょう油は日本からの持ち込み。味は……、修行しようね(笑)