その1  シドニーの巻

生まれてこの方海を渡るといえば、親戚の家に行くために青函連絡船で津軽海峡を縦断するくらいのもの。それもトンネルが繋がってからは一度も行ってないし行くとしても海を“くぐる”わけで。とにかく海外旅行なんてものはきっと一生縁がないだろうなんて思っていたところへ降って湧いたのがこのオーストラリア旅行でした。
なんとしてでも業績をアップしたい会社が、目標を達成した部署にご褒美で出すと言っていた海外旅行が(どうせ絵に描いた餅と思っていた)、実現してしまったのです。ということで、初の海外旅行は交通費と滞宿泊費は会社持ちという、なんともラッキーなものになりました。

それにしても、ほとんど乗ったことのない飛行機に9時間だったかな、長時間乗るわけで、覚悟は決めてましたけど行きは地獄でした。満席の上に空調がイマイチでとにかく暑い。席は真中。喉が乾いたからCAを呼ぼうにもスイッチが壊れていて呼べない。夜なんかは、たま〜にCAが通るのをひたすら待つしかありませんでした。シドニーに着いたときにはけっこう酔っていてヘロヘロでした(嘆息)

でも、機内上映はしっかり観ました(笑)
行きの上映は「ナッシング・トゥ・ルーズ」。ティム・ロビンスの主演で、このあとすぐに日本でも公開されましたが、2週間ほどで上映打ち切りというなんとも不遇な映画でした。でもけっこう面白いんですよ。レンタルでも並んでます(TSUTAYAでは見ました)ので、よかったら観てみてくださいな。


行ったのは1998年2月。
前年に始まった映画「タイタニック」がまだ世界を席巻していた頃でした。日本でもリピーターがたくさんいて、「好きな映画を繰り返し何度も観に行く」ってことが世間に認知された頃でしたね。なにしろ、それまでは何度も行くのは「物好きだね」って言われてましたから(汗)
右の写真は2日目にブルーマウンテンに向かう途中にバスから撮影したもので、小さいですけど「タイタニック」の看板が分かりますよね。


シドニーに着いてまず行ったのが……、忘れた(汗)
地図で見るとたぶんシドニーの東にある半島のどれか。住宅街のど真ん中にある小さな公園からの眺望です。ちょうど写真の真ん中、ハーバーブリッジの左に見える白い建物がオペラハウスです。


シドニーと言えばオペラハウス。もう定番中の定番の観光スポット。独特の屋根を持った建物は、「シドニーといえばこれ」って思い浮かべる人がほとんどではないでしょうか。

ちなみにこの1998年2月は「タイタニック」のほかにも世界の話題をさらっていたものが。それは、長野オリンピック。その余波はここシドニーにもしっかりありました。
下の写真はオペラハウス前の階段にて、五輪の人文字です。シドニーオリンピックは2000年なのになぜ?と思っていたら、翌日の長野オリンピック開幕のセレモニーでの第九の合唱で、シドニーからも中継するから、リハーサルをしていたのでした。
でも、長野があったおかげで退屈しなくて済みました。だってね〜、英語のしかもオーストラリアなまりのテレビを見てても分かんないんだもん(汗)


こちらはそのオペラハウスの対岸、ミセス・マッコリーズ・ポイントにあるミセス・マッコリーズ・チェア。オペラハウスの南にある総督府から歩いて1キロほどのところにあって、オペラハウスやハーバーブリッジを見渡せる眺望ポイントです。このミセス・マッコリーさんはたしか総督の奥さんのことだったと聞いたような……。散歩しながらここへやってくるのが日課だったとかなんとかガイドさんに言われた記憶があります。


2日目はブルーマウンテンへ。シドニーからバスで2時間ほど東へ走ったところです。広大な丘陵地帯、絶景かな絶景かな(^^)
前の晩は爆睡、バスでも爆睡したおかげで体調もすっかり回復。やっぱり調子がよくないと楽しめないですもんね。

ブルーマウンテンでは時間があれば1日かけてハイキングをするのが楽しいらしいんですが、残念ながらそこまでの時間はありませんでした。でも、とりあえず定番ポイントは二つ回ってきました。

その一つ、エコー・ポイントの入口では、パフォーマンスをしているお姉さんが出迎えてくれました。
エコー・ポイントの目の前にあるのが、ブルーマウンテンの名所の一つスリー・シスターズ。三つの岩の柱が並んでいます。

アボリジニの伝説によると、魔王に襲われた魔法使いが、娘を娘たちを岩に変え自身は鳥に変身して逃れたものの、魔法の杖を無くしてしまったために元の姿に戻れなくなってしまったのだそうです。
エコー・ポイントから谷を挟んで反対側には、場所の名前は忘れてしまったけどこれまた観光スポットがあります。
ここの名物はトロッコ列車とロープウェー。これがはんぱじゃない(汗)

まずロープウェー、終着駅はない。ただ対岸まで行って帰ってくるだけ。その高さ300メートル……。高いところ苦手なんだけどな〜。でも乗ってきました(笑)

それからトロッコ列車。その昔石炭か何かを運び上げるために作られたものだそうで、旅客用としては世界で一番の勾配だとか。下の写真が注意書きなんですけど、「この乗り物の傾斜は世界一の52度もあるから、荷物をしっかり持ってないと落っこちて、壊れるか無くしちゃうかするぞ」ってな感じのことが書いてあります。
もちろん乗ってきました。いやはや、落ちるかと思った(汗)


シドニーの2日目の夜は、ディナークルーズ。
毎日昼夜問わずいくつかのクルーズ船が出ていますが、乗ったのはキャプテン・クック・クルーズのサンセット・ディナー・クルーズ。右のパンフは小さくて分かりにくいですが、日本語対応してます。夕刻から夜にかけてのシドニー湾の風景、特にオペラハウスとハーバーブリッジはライトアップされていてなかなか綺麗です。
船内のショーもなかなか面白いと思いますよ。単に芸を見せるだけじゃなくて、ダンスにしてもオーストラリアの歴史の流れを見せる展開になってたりして。なかでも、水着の歴史ショーなんかはもう目が釘づけ、ってオイオイ(汗)
シドニーはこれで終わり。えっ、少ないって?
だって初日なんか飛行機に酔ってヘロヘロだったので、観光どころではなかったんです。なのでご勘弁を。と言いながら、ブリスベンもゴールドコーストもあんまり写真はないけど(汗)
ネットで公開しようなんてこの頃は思いも拠らなかったんで、あまり絵になるものを撮ってこなかったんです。

シドニー、2000年はオリンピック絡みで高いし込むしでいい旅行先ではないかもしれないけど、最近出来たフォックススタジオとか、私の行った時にはやってなかったハーバーブリッジのブリッジクライムのツアーとか、アトラクションももっと充実してます。時間がなくて行けなかったですけど、街をブラブラ散歩してあるくのもまた楽しそうな街並みのところもあります。
チャンスがあったらまた行ってみたいです。