7日目 天水⇒蘭州

日付が変わってからホテルを出発。深夜の天水駅は煌煌と灯りがついていました。天水駅を通る列車は、蘭州行きも西安行きもだいたい0時から1時頃です。

天水駅の待合室には軟席候車室はありません。別にそんなこと気にしないけど、ほかのお客さんには毛色の違う一団はやはり異様みたいです(汗)

ホームには麦積山の模型が。泥道で全景写真を撮るポイントには行けなかったので、模型を撮影。写真中央部に白っぽく見えているのが東壁の大仏です。






この日は西安→蘭州の列車に途中の天水駅から乗るわけですが、一つ不安が。はたして席があるかどうか……。Hさんの経験では、途中駅から乗る時は切符があっても席がない可能性があるとのこと。というのも、「発車して一時間経っても空いている席は、列車長判断で売ってもよい」と法律で決まっているからです。

ちなみに総勢10名でしたが、その中国的慣習の結果6席は売れていました。しかし、我々も中国的慣習によって別の車両に席を確保することができました。
ということで硬臥です。軟臥と違いオープンになっていて、寝台は三段で硬くて狭いです。でもこの硬さはちょうどよかったな〜。

乗ったときは消灯時間が過ぎていたので真っ暗。確保した寝台にもぐりこみます。私と現地ガイドさんだけ他の人と別車両で、つまりその車両に日本人は一人だったんですけど、特に緊張することもなく爆睡しました。案外度胸がすわってるじゃないか>自分(笑)
ハプニングだったけど、いい経験ができて楽しかったです。

でも写真は、寝るときは真っ暗で撮れず、朝は朝で込み合う中で、結局いいのは撮れなかったです。それでもいちおう撮ったので、興味のある人は軟臥と比べてください。



朝6時ちょっと前、蘭州まで1時間ほどのところで灯りがつきました。明るくなると、どう見ても毛色の違う人間は目立つ目立つ。車内の視線がちょっと痛かった。とりあえず向かいのベッドの人にイ尓好したらにやっと笑ってくれたからよかった(笑)
まもなくガイドさんも起きて迎えにきてくれて(席がバラバラだから離れてた)、荷物を置いておいた本来の車両に移動しました。

そして、朝の蘭州に到着です。




蘭州では、ひとまず滞在先のホテルに入って一休み。そのあと遅めの朝食です。バイキング形式ですが、手打ち麺をやっていました。蘭州牛肉麺、ちょうど2001年6月1日の朝日新聞夕刊(一部地域では翌朝刊?)でも載ってました。これがむっちゃくちゃ美味。おかわりしちゃいました(笑)
北京や上海などにも蘭州牛肉麺の店があるけど、ここ蘭州じゃないとこの美味しさは出ないのだとか。材料だけじゃなくて水とか気候とか関係するのかもしれないです。もっとも、よその土地に展開すると駄目なのは世界共通なのかも。日本でも、たとえば喜多方ラーメンで喜多方以外の美味しい店なんて聞いたことないですもん。







朝食後、炳霊寺へ出発です。
蘭州は黄河沿いの都市で、ホテルを出てまもなく黄河を渡りました。思えば黄河を生で見るのはこれが初めて。


炳霊寺へ行くにはまず劉家峡ダムへ向かいます。蘭州市中心部からおよそ80キロ、バスで2時間です。ダム湖の入り口にはこんな立派な門が作られています。「黄河三峡」の文字も見えます。本物の三峡下りには及びませんが、川沿いの景観が有名です。


ダム湖に到着です。桟橋には観光船がひしめいていて、炳霊寺行きだけじゃなくてダム湖の遊覧船もありました。
炳霊寺までは約60キロほど。以前はここから観光船で4時間近くかかったそうです。お昼を食べ景色を見ながらゆったり行ったそうですが、今回は水が少なくて入れないので、小型高速艇で行きます。たぶん15人乗りくらいです。1時間かからず着くんですけどね〜、狭い(汗)






湖面を疾走する狭い船ですから、昼食はもちろん景色を撮りまくるなんてのも無理です。それでも頑張って小窓から撮ってみました。天気もよくていい景色でした。

そして炳霊寺到着……、ってこの階段が桟橋か(汗)
水量が少なく従来の桟橋につけないので、この急な階段につきます。なるほど、観光船じゃたしかに無理。
炳霊寺
炳霊寺

階段を上り、崖沿いの小道を行きます。
炳霊寺近辺は奇岩が多くて、なかなかに風光明媚です。写真が小さくて分かりにくいですが、この位置からすでに石窟最大の大仏が見えています。
炳霊寺炳霊寺
炳霊寺石窟は撮影ルールがあります。石窟のそばの道からは、石窟方向にカメラを向けてはいけません(石窟にカメラを向けずに周囲の景色を撮るのは可)。そして石窟の向こうに見える橋(以前はこの橋の側から入ったそうです)の上から石窟を取るのはOKです。近接撮影はできませんが、全体像は撮れます。望遠と三脚があれば、多少画は荒れますが大きく撮ることもできます。
ということで、橋の上からパノラマが下の写真です。
炳霊寺
炳霊寺石窟は紀元420年、西秦の時代に始まり、近代の清朝まで作り続けられたものです。184の窟と800ほどの仏像、それから壁画が残っています。でも、麦積山ほどの資金投入はないようで、保存作業は細々と行われているそうです。そういえば管理人の若夫婦と子供がいました。夫婦は明るくて人がよさそうで、子供も可愛かったです。

それから、上の写真左端に写っている双頭の岩の柱は、姉妹岩と呼ばれています。炳霊寺で修行する僧に恋したために神の怒りに触れてしまい、この姿になってしまったという伝説があります。


帰りももちろん同じ船です。
ちなみに左の写真、船のついた階段の上から撮りました。この角度で降ります。段の幅も狭いし怖いですよ(汗)





さて、炳霊寺は蘭州観光ではどちらかというとマイナーなスポットです。距離があるうえに行っても石窟しかありませんので。ツアーで蘭州に行くときは、通常は黄河第一橋を渡って白塔山公園や五泉山公園を回ります。私は行ってませんけど(汗)
まあ滞在一日で炳霊寺に行ったので、その他のスポットは回る時間はありませんでした。でも別にかまわないですけど。いちおう黄河の対岸から白塔山の頂の塔の写真を望遠で撮ってきました。

ここ蘭州のバスでバックミラーにぶら下がっていたのが毛沢東の肖像の入ったアクセサリーです。天水のバスでも写真が貼ってありました。これらは思想的なものではなく、お守り代わりだそうです。なんでも、数年前に広州で大事故があったときに、毛さんグッズを持っていた人だけが奇跡的に助かったという話が伝わっていて、師傳の間で流行っているのだそうです。

そして7日目の夜は足つぼマッサージに行きました。好了(笑)