6日目  天水



天水の朝、昨夜は遅かったけどいつもどおりに目が覚めてしまうとは、習慣って抜けないですね。もっと寝てたかったけど二度寝もかなわず、ならばとしばし散歩。ホテルの前の道をロバ車が行きました。これを見るとずいぶん西へ来たものだなんて思います、ってまだそんなに回数こなしてないのに偉そうに(汗)

朝食です。大都市のいいホテルはバイキングが主流になりつつありますが、地方都市ではまとめてどかんと出てきます。朝からこの量はちょっと辛い。
下にピックアップしたのは、左は黒米のおかゆ、右は茶蛋です。おかゆは説明不要と思います(字の通りですから)。茶蛋は読み方は「チャ〜ダン」でしょうか、スパイシーなスープで茹でてからそのまましばらく漬け込んだものです。味がしっかりしみるとかなり強烈になるので、人によっては食べられないかもしれません。






朝食が済んだら麦積山へGO!
麦積山は有名な仏教石窟で、甘粛三大石窟の一つです(他は敦煌と炳霊寺)。山の形が麦わらを積んだ姿に似ているので(上の写真)麦積山と呼ばれています。



この日は前夜に降った雪がまだ残っていました。途中の小学校(左上)なんか寒々してます。西安近郊で咲いていた菜の花はこの辺りでも咲いているので、花の黄色、麦の緑、山の黒、そして雪の白で、車窓に広がる景色は綺麗でした。景色は……。






しかし、道はドロドロ。
というのも、この夏(2001年夏)に麦積山は世界遺産に登録される予定で、それに向けて道路整備がすすめられているからです。舗装をいったん剥がしてやりなおすんですけど、ボチボチやるんじゃなくてほぼ全線を一気にやるから、場所によっては泥道が延々続きます。
そして山が近づくと上り坂になるから……。


やっぱり止まった(汗)
道が上り始めた頃からけっこうずるずる滑ってたのがついに立ち往生。こなったらもうどうしようもないので……


歩きました(汗)
立ち往生したのが麦積山まで2キロ強、たぶん3キロまではないくらいのところだったので強行軍です。始終泥道というわけではないのですが、ちょうど上るところに限ってドロドロだったりするので大変でした。
地元の路線バスも上れず、中国人の観光客も歩いてました(といっても一団体だけ、普通はこんな日に来ない)。解放軍は四駆でスイスイ上ってたな〜。


歩き始めて30分くらいでしょうか、だいたい1キロくらい進んだと思われる地点です。この辺りで道が分かれて、麦積山方面と、麦積山の全景を見られる谷の対岸とに進めます。左の写真のもの、こういうのは何ていうんでしょうね、とにかく工事中でした。もう1個レリーフが入って完成なのでしょう。


遠くにうっすらと麦積山も見えてます。
ここで早めの昼食です。本当は帰りに寄る予定でしたが、帰りも当然歩きなので遅くなりそうということで食事です。朝食が遅かったからまだ腹減ってないぞ(笑)
内容は思いのほか凝った料理が出て豪華でした。中でも瓜にハムを挟んだのが美味しかったです(下の写真)。もうちょっと遅い時間だったらもっと食べられたのに、一所懸命給仕していた小姐たちに申し訳なかったです。



一休みしたらまた歩き。
途中の景色は水墨画のようで綺麗でした、寒かったですけど。西安に比べると天水は標高もあるので多少寒いのは聞いていましたが、さすがに菜の花が咲いてから雪が降ることは珍しいそうです。





麦積山

や〜っと着いた(笑)
ってことで、麦積山の下までやってきました。こちらは西壁、中に入るにはさらに回りこんで東壁側へ行かなければなりませんが、ここまでくればあと一息です。バスで上ってくるとそのまま素通りのはずなので、歩いてきた功名です。

西壁で目立つのはやはり大仏(下の写真左)。麦積山全体で2番目に大きいものです。それから、大仏の右斜め上のほうに延びている桟道の端にあるのが第5窟(下の写真右)で、地上からの高さが84メートル、最上部になります。もちろんそこまで上りました。高いところは苦手なんですけどね(汗)
麦積山麦積山




麦積山
回りこんで東壁側です。
こちらにも大仏があり(下の写真左)、麦積山最大です。高さは15.8メートルありますが、木に隠れて上半分しか見えていません。
その大仏の真上にあるのが第9窟だったと思います(下の写真右)が、7つの仏様が並んでいます。西壁の第5窟と繋がっています。ただし、とても狭い穴を通りますが(文字通り穴です)。

麦積山はカメラはもちろんカバンの持ちこみも制限されています。持ちこめるとすればポーチやウェストバックに懐中電灯程度です。写真はここまでです。
麦積山麦積山

帰りも泥道を歩きましたが、下り坂なので行きよりは早くバスまで辿り着きました。当然、靴はドロドロ。師傳は「こんな日だからそのまま乗ってもいいよ」と言ってたのですが、やはり汚しちゃ悪いので並んで泥取りです。
あ〜、ちなみに靴もズボンも西安から持ってきたのはこれ一つだったので、このままあと2日履きっぱなしでした。乾燥してるから匂わないし、乾くと叩けばだいたい落ちるからぜんっぜん問題なし(笑)。





ホテルに戻って夕食です。天水の旅行社の社長さんから差し入れがありました。その一品がこれです。縁起物の料理で、野菜スープです。緑色は菜っ葉を刻んだものです。塩味がきいてとても美味しかったです。ちゃんと名前も聞いてきたんですが、私のパソコンではその字を出せないのでいずれ環境が整ったら改めて掲載します。

出発は日付が変ってからなので、部屋に入って一休みです。やっぱり寒かったけどひと眠りでした。