名古屋から車で1時間ほど、岐阜県各務原市の「かかみがはら航空宇宙博物館」に行ってきました……。

行ってきましたって、これを書いてるのは2001年3月4日、行ったのは前年の11月……、なんちゅうリアルタイムのかけらもない紹介なんでしょうね(汗)
でもまあここの展示は季節物ではないのでご勘弁を。

各務原の飛行場は、現存する中では日本最古なのだそうです。最古と言っても大正6年のことですが、飛行機の歴史そのものが浅いからしょうがないですね。
それにちなんでこの博物館が作られたそうで、たしか5年くらい前とのことでした。

ちなみに、名誉館長は松本零士氏です。京都太秦の映画村にあるしょうもない銀河鉄道999のアトラクションでもあったらどうしようと思ったけど、大丈夫でした(笑)

入るとまず広場に大きな機体が野外展示してあります。上がV-107型ヘリで陸自の輸送用。、左下がUS-1水陸両用機で救難飛行艇。右下がP2-Jで対潜哨戒機です。YS-11の展示もあったんですけど、なにせ私のカメラでは広角が弱いので撮りきれませんでした。残念。


写真を見てお分かりの通り、人影がとってもまばらです。確かに行ったのは平日だし、朝の開館すぐだったんだけど……。だいじょうぶなんだろうか。週末でもずいぶん訪れる人は少なくなったらしいです。




中に入ると、各務原ゆかりの飛行機を中心に、実機や写真で飛行機の歴史が紹介されています。飛行機はもちろん歴史も好きな私としては至福の時間です(笑)

左は各務原で最初に量産された、乙式一型偵察機です。フランスのサルムソンという会社からのライセンス生産だったようです。

下は当時の空中給油の訓練の写真。この時代から空中給油があったとは知りませんでした。

左は、日本の飛行機製造の系譜をまとめたパネルです。たとえば中島飛行機の部分を拡大すると右のようになります。機体設計やエンジンなどの部品製造で複雑に絡み合っています。今でも何社も集まっての共同開発なんてよくある話ですし、まして当時は国策で、軍部が「○○と共同でやれ」と言ったらそれまでだったわけですから当然のことではありますが。
ちなみになぜ中島を拡大したのか。それは四式戦が好きなのと、今乗っている車がスバル(富士重工、前身が中島飛行機)だからです。


他にもいろいろ展示してありますが、機体の数のわりに建物がちょっと狭いです。うまいぐあいに写真を撮ろうと思うと、広角やら望遠やらいろいろ揃えたほうがよさそうです。コンパクトデジカメでもそれなりに取れたものだけご紹介。
左は、XOH-1観測ヘリのモックアップ。でもこれってやっぱり対戦車ヘリにするんじゃないのかな〜。
右は、F104J要撃戦闘機。スターファイターっていう愛称だったと思います。ロッキードの製作で、日本でライセンス生産されて自衛隊で活躍しました。でも、個人的にはこの細い機体はあんまり好みではないですけど。




この博物館の一番の目玉は、やはりこの「飛鳥」でしょう。STOL実験機として一機だけ製造された純国産機だそうです。

STOLとは……、そういう話は苦手なんだけど(汗)
日本語に訳せばたしか「短距離離着陸」とかなんとかで、ようするに短い滑走路で離着陸しようというものです。主翼の上に取り付けられたエンジンの排気も揚力発生に役立てることで、通常より遅い速度でも離着陸できるのだそうです。


この飛鳥は、内部に入ることができます。コクピットに座ることは出来ませんが、左のようにすぐ側まで入って見学できます。




でも、個人的に一番の目玉はこれです。ジャンボ機のファーストシートだそうです(笑)
ご自由にお座りくださいだそうですので、しっかり座ってきました。いや〜、まさにファーストシート、広さも座り心地もなかなかよいです。これだったらエコノミー症候群とも無縁でしょうね〜。


この博物館、「航空宇宙」ですから当然宇宙開発関連の展示もあります。たとえば、宇宙空間での船外活動用の服や、人工衛星の模型、国産ロケットH-IIの模型などが展示されています。でも、このH-IIの本物のほうはなんだか調子悪いですよね。はたしてちゃんと安定して打ち上げられるようになるんだろうか。






博物館内では、シュミレータなどもいくつかあって、操縦体験などができるようになっています。

左はヘリコプターの操縦を体験できる装置。写真左側の実機に乗って操縦すると、右側の温室のようなケースの中をヘリの模型が飛びまわります。当然チャレンジ、なかなかまっすぐに飛ばんぞ(汗)



こちらはアクロバット飛行のフライトシュミレータで、内部のスクリーンの映像に合わせて本体が動いて、重力体験ができます。ちなみに、このときの客は私一人。待っている人もなし。手持ち無沙汰の案内嬢が気の毒でした。


他にも、これは有料になりますけど一人乗りのシュミレータがあります。自分で操縦することが出来ます。
とりあえず初心者コースでやってみました。結果は……、う〜ん。確実に車輪が壊れてるだろうな〜、あの着陸じゃ(汗)


宇宙関係はさすがに実機で操縦するシュミレータはないんですが、パソコンが並ぶ一角があってそこで体験できます。

ランデブードッキングゲームをやってみました。宇宙空間で姿勢制御しながらステーションとドッキングするゲームです。結果は……、エクセレント!!
やっぱりオレには地球の空は狭すぎるのさ(笑)

ということで、人が少なかったこともあって、じっくり楽しんできました。じつはこの後に「ちょっと道草」コーナーで紹介した「杉原千畝記念館」に行ったのでした。同じ岐阜県内で、車だったらそんなにかからずに行けましたので。
なお、この「かかみがはら航空宇宙博物館」にはリンクページから行けます。他にも面白い機体が展示されていたので、よろしかったらそちらでご覧になってください。