十戒

1956年アメリカ作品
出演 チャールトン・ヘストン
ユル・ブリンナー
ジョン・デレク
アン・バクスター
監督 セシル・B・デミル

これってDVDにならないかな〜。
「猫は生きている」と並んで私の映画の原点ともいえる作品のひとつです。

うちの母親がクリスチャンだった影響でこの手の聖書物をよく見せられたけれども、その中でも衝撃だったのがこの一本でした。ちょうどリバイバルで当時住んでいた田舎町にもやってきたので観に行きましたが、初めて一人で映画館に行った記念すべき一本でもあります。当時小学生。普通こういう映画を観に行く歳じゃあないですよね、う〜む。

ユダヤ人の人口増大を恐れる余り男子の殺害を図るファラオ。しかし、モーゼは母親によって籠に乗せられ川へ。運良く王女に拾われて成長するのだった。その後、モーゼはファラオの子として成人するが追放され、やがて自分の民族であるユダヤ人たちを奴隷状態から開放するために現ファラオと敵対していくのだった。
という旧約聖書の出エジプト記の記述をもとに映画化されたのですが、聖書ではファラオとしか出てこないこのエジプト王、「十戒」でも「プリンス・オブ・エジプト」でも「ラムシス(もしくはその子)」として描かれています。これはまんざら嘘でもないかもしれません。時代がちょうど合うんですよね、と聞いたことがあります(はい、又聞きです)。

そういえば去年アニメ化されて「プリンス・オブ・エジプト」として公開されましたけど、でもこの56年版「十戒」を超えるものはきっと出てこないんじゃないでしょうか。たしかにSFXが進歩してますから、十の災厄や紅海が割れるシーン、それから“神の手”が十戒を刻むシーンなどなど、きっとすんばらしい映像を作れるでしょう。でも、役者がね〜。チャールトン・ヘストンのモーゼにユル・ブリンナーのファラオ。この組み合わせを超えることの出来る配役は今のところなし。やっぱり映画は最後は役者で決まりますよね。

 2000.07.02