シュリ

1999年韓国作品
出演 ハン・ソッキュ
キム・ユンジン
チェ・ミンシク
ソル・ガンホ
パク・ウンスク
監督 カン・ジェギュ

この映画を観た時、まさにやられたという感じだった。“ハリウッドを超えたアクション超大作”なんて噂を聞いていて、しかもサスペンスとかアクションはちょっと苦手、どっちかというとラブストーリー派の私としては、観に行く選択肢にも入れていなかった一本でした。それが、「絶対に観に行ったほうがいい」という知人の薦めで出かけたのでした。

韓国の情報部員、ユ・ジュンウォンは、同僚のイ・ジャンギルと共に北朝鮮の女工作員イ・バンヒを追い続けていた。いっぽうでジュンウォンは、アクアショップのオーナー、イ・ミョンヒョンとの結婚を間近に控えていた。そこへ、宿敵パク・ムヨン率いる部隊が韓国に潜入、テロを企てているとの情報が入る。そして、あのイ・バンヒの影がそこにはあった。ジュンウォンは、ムヨンとバンヒを倒すことができるのか。そして、極限状態での二人の愛の行方は……。

見事なラブストーリーです。最後のほうでスタジアムのシーンがあるんですけど、そこで泣けない人はラブストーリーの真髄を理解できないのでは?と突っ込んでしまいたくなるすばらしい仕上がりです。リピーターが多かったのも頷けます。
ハリウッドを超えたかどうかは分かりませんが、並のハリウッド映画は遥かに凌駕していると思いますし、少なくとも今の邦画でこれにかなうものはないでしょう。

前作の「八月のクリスマス」とはうって変わって動の姿を見せるハン・ソッキュの演技はもちろん、これが映画初出演となるキム・ユンジンの演技も見事でした。はたして日本にこれだけの演技ができる若手女優はいるのだろうか。なんか邦画もドラマも、学芸会に思えてしまいます。
それから、第8部隊長を演じたチェ・ミンシク。見事な演技でハン・ソッキュを食ってしまいそうな存在感でした。

ちなみに、DVDでの再会だったわけですが、メイキング映像が60分もあってお得です。そして、そのメイキングを観て分かった事実、日本で公開されたのはなんとディレクターズカット版だったのでした。どのシーンが違うのかは、DVDを観た人の特権ってことでここでは秘密です(笑)

 2000.07.20