真夏の夜の夢

1999年アメリカ作品
出演 ルパート・エベレット
カリスタ・フロックハート
ケビン・クライン
ミシェル・ファイファー
スタンリー・トゥッチ
監督 マイケル・ホフマン

10数年前になると思うけど、NHKで月イチくらいでやっていたイギリスBBC製作(だったと思う)のシェイクスピア劇場を見るのが楽しみでした。全部制覇したわけではないんだけど(悲劇関係は苦手)、喜劇関係はけっこう見ていたと思います。一番好きなのは「十二夜」かな。「ヴェニスの商人」とか「じゃじゃ馬ならし」も好きですけど、この「真夏の夜の夢」も好きです。しかも、カリスタ・フロックハートが出ている。NHKでやってる海外ドラマの「アリー・myラブ」で有名な女優さんですが、コミカルで面白いからこの映画も期待度大でした。


19世紀初頭、イタリアの町アテナ。領主のシーシアス公はヒポリタとの婚礼をひかえていた。町中その話題でもちきりで、職人たちは祝いの余興の賞金目当てに即席劇団を結成していた。
いっぽう有力者の一人イジアスは、娘のことで頭を痛めていた。自分のお気に入りのディミトリアスにハーミアを嫁がせたいのだが、ハーミアはライサンダーと愛し合っている。新月までにディミトリアスと結婚するか尼になるか決断を迫られたハーミアは、ライサンダーとの駆け落ちを決心。親友のへレナに打ち明けた。そのヘレナはディミトリアスに夢中。ハーミアに恋するディミトリアスを振り向かせるために駆け落ちを告げ口。
そして夜、2組の男と女は森へとやってきた。その森では、妖精王オベロンと女王タイタニアが夜会を開いていた。しかしこの二人はただいま冷戦中。その関係打破のためにオベロンはとある計略をイタズラ者パックに命じるのだが、パックがへまをしたばっかりに……。


舞台が中世ではなく19世紀初頭で、蓄音機や自転車が小道具として登場……、ってあれっ、蓄音機や自転車ってこのころからあったんだっけ?まあいいや、芝居は夢物語、つまらんつっこみは野暮ってもの(笑)

カリスタ・フロックハート目当てで行ったけど、どちらかというとハーミア役のアンナ・フレイルのほうに目が行っちゃいました。ヘレナの言葉を借りれば私は “チビ” 好みってことなんでしょうかね〜。でもこの4人のドタバタぶりも面白いですが、キャスティングがうまいのも面白さに一役買ってます。タイタニア役のミシェル・ファイファーがなかなか妖精の女王に似合ってましたし、ルパート・エベレットのオベロンも悪くない。でもやっぱりパックでしょうね。スタンリー・トゥッチがぴったりはまってます。口上役を演じる時もうまいですしね。

それからシーシアス役のデビッド・ストラザーンも、もともと気品のありそうな顔立ちなのでいいのは当然ですが、ヒポリタ役のソフィー・マルソー、これが実にいい。今回は脇役ですが、雰囲気がうまく出ていると思います。公爵の結婚相手として申し分なしです。それにしてもソフィー・マルソー、馬に乗るシーンがあるんですけど腰が痛くなりそう。この頃の女性は馬にまたがって乗ることはないので横座りで疾走するわけですが、たぶん吹き替え無しで乗っていると思います。これがう〜ん、辛そうというかよく落ちないなというか。でも、スカートのすそからちらちら見えるのがなんとも……、いかん煩悩が(汗)

 2001.01.14