玻璃の城

1998年香港作品
出演 レオン・ライ
スー・チー
ニコラ・チャン
ダニエル・ウー
監督 メイベル・チャン

「200本のたばこ」もそうだけど、今日は年末に所縁の映画を選んでます。この「玻璃の城」もそんな一本。「玻璃」は「ガラス」と読みます。


1996年12月31日、ロンドンで交通事故が発生。乗っていた香港人の男女が死亡。しかしその二人はそれぞれに家庭を持っていた。ラファエルの息子デイヴィッドとヴィヴィアンの娘スージーは、事後処理を拒んだそれぞれの親の代わりにロンドンへ向かい、出会った。
互いの親のことで反目しあう二人だったが、残された遺品を整理しながら次第に理解しあうのだった。ラファエルとヴィヴィアンはどのように出会い、どのように愛し合い、そしてなぜ結ばれなかったのか……。


返還前夜の香港を舞台に過去にさかのぼる話。香港人のメイベル・チャンらスタッフたちが、まるで返還前の香港を焼き付けるメモリアル作品でもあるような話です。それもそのはず、この映画を作るきっかけは、監督の母校香港大学の女子寮の取り壊しだとか。なるほど、思い出を焼き付ける映画だったんですね。

正直言ってラブストーリーとしては少々不満の残るこの作品。ラファエルとヴィヴィアンの話に比べてデイヴィッドとスージーの二人の話がいまいち薄い。でも製作のきっかけを聞くと、それもまあ仕方がないのかなと思ってしまいます。
それからレオン・ライは女性のファンが少なくないと聞きますが、作品中に歌うシーンがあるんですね。その甘い声。う〜ん、たしかに女性がクラクラくるのもうなずけるかな(笑)

 2000.12.29