ゴッド・アンド・モンスター

1998年アメリカ作品
出演 イアン・マッケラン
ブレンダン・フレイザー
リン・レッドグレーヴ
監督
製作総指揮
ビル・コンドン
クライヴ・バーカー

1998年アカデミー賞レースの台風の目となり、脚色賞を受賞したほか主演男優賞や助演女優賞にノミネート。その他にも数々のアワードに輝き、インディペンデント映画ながらアメリカで高い評価を得ていた。が、残念ながら日本では限定試写のみでついに一般向けの劇場公開がならなかった本作。ビデオレンタルはされているものの、これまたほとんど見かけない。オスカー映画なのに不遇だったこの一本。映画部屋TOPでも紹介していますように、2001年の正月映画として公開されることが決まりました。

@niftyの映画フォーラムでスタッフをしていた当時この映画の上映実現に向けた企画が動き出していたので、今はスタッフは引退しましたが、上映が決定したという知らせを聞いてなんとも嬉しい限りです。
映画の内容やあらすじは映画部屋のTOPからリンクしている情報ページに譲るとしまして、フォーラムスタッフ当時にこの映画を観るチャンスがありましたので感想を書いてみようかなと…

正直言って、この企画の話がなければ観なかったかな。なにしろホラーやスプラッタ系の映画が苦手なものですから、主人公がジェイムズ・ホエールという怪奇映画で有名な監督で、しかもこのタイトル。ちょっと手が出ないですよね(汗)
でも内容はそんなホラーとか怪奇とかっていうんじゃなくて、なんて言うんだろう、人間ドラマの内容と言えばいいんでしょうか。ゲイとノンケって言ってしまうと俗っぽいような気がしてしまいますが、そういう嗜好の対極にいる者同士の心の触れ合いをうまく描いています。本来の私の好みのジャンル(コメディーとかラブストーリーとか伝記物とか)とは少々方向性は違うんですけど、でもなるほどオスカーの価値がある一本だと思います。少なくとも、この年の作品賞になった「恋におちたシェイクスピア」よりもよっぽどよく出来ています。「ライフ・イズ・ビューティフル」と比べると、個人的には「ライフ……」に軍配を上げてしまうんですけど。それに、ブレンダン・フレイザーはその筋の人には人気があるらしいなんて噂を思い出してしまったりもして……(ごめんなさい>菜穂美さん)

特筆すべきは、「ぜひこの映画をスクリーンで観たい」というファンの声によって上映が実現するということです。自主上映や試写ではなく、劇場公開という形でです。なかなかないことですよね、こういうことは。ぜひ成功して欲しいものです。観に行くチャンスが作れる方はぜひ劇場に足を運んで欲しいと思います。

 2000.09.03