炎のランナー

1981年イギリス作品
出演 ベン・クロス
イアン・チャールスン
ナイジェル・ヘイバース
サー・ジョン・ギールグッド
監督 デビット・プットナム

祝DVD発売!
本当はこの3月の上旬に発売になってたんだけど、ついつい先延ばしにしてました(汗)



1924年の第8回パリオリンピックで、英国に2つの金メダルをもたらした陸上選手、ハロルド・エーブラムスとエリック・リデルの物語。
ハロルドはユダヤ系ゆえになにかと差別を受けることが多く、そのコンプレックスと戦っていた。勝つためにプロの手を借りることも厭わない彼に周囲は冷たかった。しかし、勝利することこそ偏見や差別に勝利することと信じていた。エリックは敬虔なクリスチャン。すべてにおいて神への信仰が優先してた。走ることは、速い足を与えてくれた神への信仰に他ならなかった。
そしてパリ、二人はそれぞれの夢を実現するべく、スタートラインに立つのだった。



おそらく映画を知らない人も、ヴァンゲリスの作ったテーマを知らない人はいないのではないでしょうか。いろいろなところで使われていますので。アカデミー作曲賞を受賞しています。同時に、作品賞、脚本賞、衣装デザイン賞も受賞しています。最近のすっかりハリウッドのお祭りになってしまったアカデミー賞で、英国作品が主要部門を占めることはもうないかもしれません。でも、この「炎のランナー」はオスカーにふさわしい、純粋な感動を呼び起こしてくれると思います。

ちなみに原題は「CHARIOTS OF FIRE」。直訳すれば「炎の戦車」というところでしょうか。でも、「戦車」はちょっと重厚過ぎて日本ではあわないかも。やはり「炎のランナー」という邦題がぴったりでしょう。
そして、実話の重さ。重苦しいという重さではなくて、なんていうんだろう、作り物の軽薄さとはまったく次元の違う重さということで、これが感動を呼ぶ要因の一つだと思うのです。また、自伝にありがちな自慢話ではなくて、史実に沿った重さです。でも、これって英国の自慢話だよね(笑)

そうそう、とあるシーンで出てくるケンブリッジの重鎮たちの言葉「期待通りですな」には思わず笑っちゃいます。苦笑いですけど。でも、ほんとに言ってそうだな(苦笑)

 2001.03.25