ヨコハマ買い出し紀行


芦奈野ひとし著
アフタヌーン連載中
単行本8巻まで出版中
    (2001年2月末現在)
発行所:講談社



       お祭りのようだった世の中がゆっくりとおちついてきたあのころ。
       のちに夕凪の時代と呼ばれるてろてろの時間、ご案内。
       夜の前に、あったかいコンクリートにすわって。
                                                                            (単行本第1巻より)


祝第8巻発売!!
大好きな漫画の一つです。

とても不思議な世界、近未来なのになんだかとても落ち着いていて、まさに “てろてろの時間” が流れている日本。でも、極端に人口が少なかったりロボットたちが銃を持ち歩いていたり、そして、海がどんどん上がってきている世界。ほんわかしていているんだけど、でもなにかが起きている(いた?)世界が舞台なので、とにかく不思議でついついのめりこんでしまいます。

主人公は初瀬野アルファ。A7M2型のアルファタイプのロボット。アルファさんの他にも数体のロボットが登場しますが、みんな自立して仕事をしたり芸術にいそしんだりしているのがとても不思議です。人間よりも人間らしかったりして。だから、登場人物の一人の少年なんかほのかに恋心を抱いたりしているんじゃないかな〜。
でも、とにかく言葉少ななお話なので、こちらの想像もどんどん膨らんでいきます。なぜ海があがってくるのか、なぜこんなにロボットが社会に溶け込んでいるのか、あちこち出てくる不思議な生命体や乗り物はいったい……。

そして第8巻ではさらに謎が深まります。
新ロボット登場。
この柿っていったい。
なんだこの木は。
えっ、それが栗?
アルファさんの感覚っていったい……。


う〜ん、読めば読むほどわからないことが増えて、それをまた想像するのが楽しかったりして。アフタヌーンは月刊なので、本誌を読んでいない私はこの頃は1年にようやく1冊出る単行本の新刊をず〜っと待っていたりします。でもまあそれもまた “てろてろの時間” ってことで(笑)

2001.02.25