TRPGとは
TRPGとは、「テーブルトーク.ロールプレイングゲーム」の略ですね。多分、「和製英語」というヤツだと思います。
もともとはロールプレイングゲームとは、この種のゲームのことを指していた「はず」です。しかし、パソコン版ウイザードリイ等のGM(ゲームマスター)をコンピュータが行うシステムが定着してから、RPGとはコンピュータ(ゲーム機含む)で遊ぶモノとの概念が定着しているように思えます。TRPGとコンピュータでのRPGの最も大きな違いは、パーティを組む相手を演じるのが自分以外の「人」であり、その人は普通、貴方の目の前にいる、、、ということです。コンピュータでのRPGとは違って、ゲームはプレーヤ(参加者)それぞれが紡いでいった物語によって織りなされてゆく未知世界。貴方が作り上げてゆく世界はどのようなものでしょうか。
【もう少し詳しい解説】
TRPGは、「複数の人間がキャラクターをあやつり、会話しながらストーリーを進めていく」テーブルゲームです。TRPGはゲームマスター(GM)と呼ばれる進行役兼審判が1人と、ゲームの登場人物(キャラクター)を操る2人以上(普通は6人くらいまでだと思います)のプレーヤで行います。
TRPG初期から存在した「D&D」というシステムでのセッションの流れの1つとして、「酒場で依頼を受け、その依頼達成の為にダンジョンに潜るという流れがあります。その段階では、ダンジョン内で徘徊しているモンスターを撃退して、宝を得て生還する」といったものに過ぎなかったようです。ある意味、シナリオの流れが一通りしか存在しない現在のコンピュータRPGと全く同じスタイルであったと言えます。
そのような理由で、GMの役目はコンピュータでも100%代替可能な作業にすぎませんでした。だから、ダンジョン内を歩き回ったり、モンスターと戦ったり、そして、宝を手に入れたりするだけの楽しみなら、「ウィザードリィ」をはじめとするコンピュータRPGでも代用が出来たわけですし、現在でもそうでしょう。自分1人でプレイ可能という部分を評価すれば、コンピュータRPGの方が優れているとも言えます。
つまり、コンピューターRPGでのコンピューターの役割をGMが行い、プレーヤはキャラクターと呼ばれる自らの分身(基本的に一人一役、稀に一人で二人とか)を操り物語(ストーリー)を進めていきます。
この物語を進めてゆく上で基準となるのが、「システム」と呼ばれる物語を進める上でのルールです。物語を進めてゆく上でキャラクターには色々な能力が必要になりますが、このルールに沿って「プレーヤの能力では、どのような対応が出来るか」を判定し、それから先の物語の展開を決めます。
プレーヤの能力は数値化されており、大まかに言って身体能力、精神的能力(知識含む)が判定に使われます。ただ、実際の世界では能力が高くても「運が悪かった為に失敗した」ということが良くあります。この運について判定を行う為に、サイコロ(ダイス)を振るわけです。サイコロの目が多い程、運が良かったということになり、逆に小さいほど運が悪かったことになります。勿論、能力が高ければ運が悪くても(サイコロの目が小さくても)難関を突破できますが、能力が低ければ「神が下りてきた」ようなサイコロ目でなければ難関は突破できません。
このシステムにより、物語を進めてゆく上での障害克服が出来るかとか、利害衝突の結果について公平な判断が可能になります。
TRPGがコンピューターゲームと違う決定的な点は、選択肢が無限といって良いほど多くある点です。例えば、コンピュータRPGでは、敵モンスターと遭遇した場合に存在する選択肢は「戦う」か「逃げる」です。気の利いたゲームでは「会話」もありますね。TRPGではある意味、自分のやりたいようにプレイできます。極端な話、絶対に勝てないような相手に出会った場合は、他のプレーヤを見捨てて敵に寝返るという選択肢もありますね。
最後に、TRPGのとは物語を紡いでゆくゲームと考えています。「ゴブリンが住んでいる洞窟に魔法の槍を取りに行くだけ」「城の地下に潜って宝を見付けるだけ」というゲームにも、面白さは秘められていると思います。しかし、それだけであればコンピュータRPGでも十分に代替可能であり、それだけを求めるのなら、TRPGをする必要性はさほどないと思います。