U主要事業の紹介 その5
九州国立博物館の充実
九州国立博物館は、「日本文化の形成をアジア史的観点から捉える」をテーマとする博物館で、開館以来の入館者数は平成19年3月に3百万人を超えました。
5つの展示テーマから構成される文化交流展示室「海の道、アジアの路」や特別展示室、アジアの多様な文化を楽しく体験できる教育普及ゾーン「あじっぱ」、史料修復作業や収蔵庫等を見学できる「バックヤードツアー」など、子供から大人まで楽しめる、親しみやすい博物館です。
http://www.Kyuhaku.jp
○ | 九州国立博物館運営費 | 6億7,900万円 | ||
九州国立博物館(アジア文化交流センター)の管理運営費など | ||||
Q 博物館の開館時間等は? A 9:30〜17:00(入館は16:30まで)です。 休館日は原則月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日)です。 |
Q 博物館への交通アクセスは? A 西鉄太宰府駅から徒歩10分、自動車の場合は太宰府インターから約15分、太宰府天満宮とはエスカレーターと動く歩道により約4分で結ばれています。 |
九州大学を核とする学術研究都市づくり
九州大学の福岡都市圏西部への統合移転を契機に、新キャンパス(名称:伊都キャンパス)を核としたアジアの知的交流拠点としての学術研究都市の形成を目指します。
○ | 九州大学学術研究都市構想推進費 | 3,900万円 | ||
○ | 前原IC南地区リサーチパーク整備事業費 | |||
12億6,900万円 | ||||
Q 九州大学の移転スケジュールはどうなっていますか? A 平成17年10月に新キャンパス(名称:伊都キャンパス)が開校し、工学系の移転が完了しました。 平成21年度には六本松地区の全学教育等が移転し、その後、理学系、文系、農学系等の移転が順次進み、開校から概ね15年後の平成31年度に新キャンパスへの移転が完了する予定です。 |
アジア諸国との幅広い分野での交流の推進
福岡県はアジアの拠点を目指しています。
そのため、経済だけでなく学術、文化、観光など幅広い分野で連携・協力関係を築く必要があります。
本年は、中国江蘇省友好提携15周年を記念して県代表団を派遣するとともに、本県とタイ・バンコク都、インド・デリー州との友好提携記念イベントなどを行います。
また、日韓の若い世代が若者文化である「まんが」を通じて交流を深める「日韓まんがフェスティバル」を開催するなど、アジアでの若者の文化交流を支援・育成し、国際理解や協力ができる基盤作りを進めていきます。
さらに、産学官による留学生支援組織のあり方についても検討します。
○ | アジア地域連携促進事業費 | 1,500万円 | ||
○ | 中国江蘇省友好提携15周年記念事業費 | 800万円 | ||
○ | タイ・バンコク都友好提携記念事業費 | 1,300万円 | ||
県の観光、物産等を紹介する「福岡フェア」を11月にバンコクで開催 | ||||
○ | インド・デリー州友好提携記念事業費 | 1,100万円 | ||
九州国立博物館などで「インド・フェア」を9月に開催 | ||||
○ | 日韓まんがフェスティバル開催費 | 1,200万円 | ||
8月に北九州市で開催 | ||||
○ | アジア若者文化交流事業費 | 3,900万円 | ||
Webサイト(日・英・韓・中の4カ国語)の運営など | ||||
○ | 留学生支援推進費 | 200万円 | ||
○ | 台湾経済交流推進費 | 600万円 | ||
半導体・観光・農産物分野等のミッション派遣等 | ||||
九州新幹線の平成22年度末の完成を目指します
博多駅から熊本駅を経由し鹿児島中央駅に至る全長257kmの「九州新幹線鹿児島ルート」は、九州の一体的な発展や本県の県南地域の振興に不可欠な高速大量輸送基盤として、整備が進められています。
このうち、新八代〜鹿児島中央間の約127kmについては開業後3年を経過し、在来線特急時と比較して約2.4倍の方々に利用されるなど、整備効果が発揮されているところです。
県では、建設主体である鉄道建設・運輸施設整備支援機構と連携し、残る博多〜新八代間の平成22年度末の完成に向けた取り組みを行うとともに、駅へのアクセス道路などの駅周辺整備の事業を行っています。
○ | 九州新幹線建設促進費 | 139億6,100万円 | ||
○ | 九州新幹線関連道路整備事業費 | 22億2,300万円 | ||
久留米、船小屋、新大牟田(仮称)の新駅設置予定地の周辺道路整備 | ||||
Q 博多〜新八代間が完成した時の博多〜鹿児島中央間の所要時間は? A 国土交通省の試算によりますと約1時間20分となっており、部分開業した現在の最速所要時間と比べて約50分の短縮となります。 |
道路ネットワークを整備します
東九州自動車道
北九州市から鹿児島市に至る全長436kmの高速道路で、九州全体の産業・経済・文化等の活性化に重要な役割を果たす道路です。地元市町や、経済界等で構成する建設推進会議を中心に、地域と一体となって早期完成に向けて取り組むとともに、アクセス向上のための道路整備を行っています。
有明海沿岸道路
大牟田市を起点に、三池港・佐賀空港などの広域交通拠点や鹿島市に至る各都市を結んでおり、有明海沿岸の都市間の交流促進や、一般国道208号等の混雑緩和と交通安全確保を目的とした全長約55kmの地域高規格道路で、現在関連する道路整備を推進しえています。
福岡・北九州都市高速道路
福岡市・北九州市及びその周辺地域において、幹線道路の交通渋滞を緩和するとともに、九州縦貫自動車道等と接続することで、本県のみならず九州全体の産業・経済の発展に重要な役割を果たしています。
現在、福岡都市高速では、高速5号線(堤〜福重JCT間、8.1km)の整備を進めており、平成20年春の野芥(仮称)供用を目指しています。
また、北九州高速は、高速4号線の大規模補修工事を引き続き実施するとともに、ETCの整備を行います。
地域活性化インター
高速道路への効率的なアクセスを確保し、企業立地をはじめとした地域経済の活性化や雇用創出の促進、周辺道路の混雑緩和を図るため、地方公共団体が主体となって整備する新しいインターです。
県では九州縦貫自動車道に2か所建設し、そのアクセス道路を整備します。
○ | 道路整備事業費 | 412億500万円 | ||
○ | 東九州自動車道建設促進費 | 5億1,300万円 | ||
○ | 有明海沿岸道路関連道路整備事業費 | 40億2,200万円 | ||
○ | 都市高速道路事業費 | 54億1,300万円 | ||
○ | 地域活性化インター関連道路整備事業費 | |||
17億8,000万円 | ||||
○ | 北部九州自動車150万台生産拠点関連道路整備事業費 | |||
3億5,000万円 | ||||
個性を活かした魅力ある地域づくり
地域の特性を活かして創意と工夫にあふれた主体的な地域づくりを行う市町村を支援します。
さらに、地域の魅力を再発見し、産業や文化、自然、景観などの地域資源を活用することにより、地域の皆さんと県・市町村で一体的な発展を目指します。
○ | 筑後田園都市圏構想推進費 | 2,500万円 | ||
食文化のイベントや子どもたちへの体験教育プログラムを行政と民間の連携・協働で実施、会員制サイト「ちっごねっと」の開発、運用 | ||||
○ | 京築地域活性化対策事業費 | 1,000万円 | ||
神楽フェスティバル、食文化イベントなどのシンボルイベント、神楽定期公演、物産品販売の実施、地域情報ポータルサイトの研究等 | ||||
○ | ITを活用した中山間地域活性化事業費 | 600万円 | ||
中山間地域の市町村が行うITを活用した自主的な地域づくりの取り組み等を支援 | ||||
○ | 新ふくおかIT戦略策定費 | 900万円 | ||
新IT戦略会議を設置し、情報通信インフラ整備や安全安心な社会の実現などを柱とした新IT戦略を策定 |