U主要事業の紹介 その4
「3R」の推進
環境に優しい循環型社会をつくるため、廃棄物の減量化・再生利用を進める必要があります。
事業所における「3R」の実践や一般家庭におけるごみ減量化の推進を図るとともに、大量に発生している食品残さの有効活用を図るエコフィードによるリサイクルのシステムづくりを進めます。
○ | 3R実践支援事業費 | 700万円 | ||
事業系ごみの対策として、3Rアドバイザーが多量排出事業所を訪問し、3R手法をアドバイス | ||||
○ | ごみゼロふくおか推進費 | 400万円 | ||
一般家庭のごみの減量のため、行動指針を策定、「3Rの達人」の登録・派遣制度などの実施 | ||||
○ | 食品残さ飼料化システム確立事業費 | 400万円 | ||
学校給食などから発生する食品残さの飼料化による廃棄物の減量化と資源の再生利用の実証 | ||||
Q 「3R」とは何ですか? A 循環型社会づくりに不可欠な、ごみの排出抑制(Reduce)再使用(Reuse)再生利用(Recycle)の3つのキーワードをあわせて3Rといいます。 |
Q エコフィードとは何ですか? A 学校給食やスーパーマーケットから出てくる食品残さを飼料として畜産農家で利用しやすいように加工したものです。 |
地球温暖化対策や国際環境協力の推進
福岡県地球温暖化防止活動推進センターを拠点とした情報発信やシンポジウム開催などの啓発活動、家庭や事業所における省エネルギーの取組を進める「エコファミリー応援事業」、「エコ事業所応援事業」を実施します。
また、発展するアジア諸国への環境分野での貢献を目的とした「国際環境人材育成事業」にも取り組んでいます。
○ | 地球温暖化対策推進費 | 1,100万円 | ||
シンポジウム開催等による啓発事業の実施 | ||||
○ | エコファミリー応援事業費 | 500万円 | ||
募集世帯数 年間1万世帯 | ||||
○ | エコ事業所応援事業費 | 400万円 | ||
募集事業所数 年間1,000事業所 | ||||
○ | 国際環境人材育成事業費 | 3,400万円 | ||
中国、ASEAN諸国などから15名 | ||||
Q 「エコ事業所応援事業」とはどんな事業ですか? A 省エネ・省資源の取組を実践する「エコ事業所」を募集し、二酸化炭素(CO2)を削減することを目的に、電気やガソリンなどを節約する取組を実行していただきます。 削減目標を達成した事業所に達成証を交付、特に優秀な事業所を表彰します。 さらに、環境省が普及を進める環境評価プログラムであるエコアクション21への取組を支援します。 |
水素エネルギーの研究開発拠点を形成
環境にやさしい水素エネルギー社会の実現に向け、水素の生成、貯蔵・輸送から利用までの一貫した研究開発・実証活動、さらには人材育成を実施し、世界を先導する研究開発拠点を形成します。
○ | 水素エネルギー戦略事業費 | 1億3,600万円 | ||
水素エネルギー研究開発・実証実験の推進、北米調査団の派遣 | ||||
Q なぜ福岡県が取り組むのですか?何か特色があるのですか? A それは次の理由です。 水素利用技術の研究開発で世界を先導する九州大学の知的資源があります。 九州大学伊都キャンパス(通称:水素キャンパス)や北九州市に実証地域があります。 製鉄所などから発生する大量の副生水素や水素エネルギーの産業化を実現する多彩な製造業の集積があります。 |
社会全体で守り育てる森林づくりの推進
森林を県民共有の財産として守り育てていくために、平成18年12月に「福岡県森林環境税条例」が制定され、その施行に向けて準備をすすめています。
今後は、森林環境税を活用して、荒廃した森林の再生を目指します。
○ | 荒廃森林再生事業推進費 | 1,900万円 | ||
森林環境税の制度と使途の広報、荒廃森林再生事業実施に向けた体制の整備など | ||||
Q 税額はどのくらいになるのですか? A 荒廃した森林の再生を当面10年間で実施することとしております。これにかかる経費を勘案し、年間に個人が500円(ただし、概ね100万円以上の収入がある方、約200万人が対象)、法人が現行の法人県民税均等割額の5%相当額(県内に事務所等を有する法人等、約10万社が対象)の負担額としております。 |
美しい県土の形成やダムの建設の推進
NPO等の団体とのパートナーシップにより、美しいまちづくりのための施策を実施し、県民の景観に対する意識の向上を図ります。
ダムにより、洪水被害の軽減、河川環境等の保全や水道用水を確保するとともに、水資源の安定供給を図り、住みよい環境を守っていきます。
○ | 美しい県土形成推進費 | 2,500万円 | ||
筑後地域における風致景観ルールの策定、景観大会の開催、景観文化展・建築賞等の実施 | ||||
○ | 那珂川開発事業費 | 98億8,300万円 | ||
五ヶ山ダムの建設 | ||||
○ | 祓川開発事業費 | 47億8,100万円 | ||
伊良原ダムの建設 | ||||
公園や流域下水道の整備の推進
市街地における貴重な緑地としての中核施設である都市公園や、身近な自然にあふれる緑の空間で屋外レクレーションの場となっている自然公園の整備を推進します。
また、生活環境の改善、河川・海域などの水質保全、浸水被害の軽減を促進するため、流域下水道や浄化槽の整備を進めます。
○ | 県営公園整備事業費 | 26億2,500万円 | ||
筑後広域公園、筑豊緑地外5公園の整備 | ||||
○ | 自然公園施設整備費 | 1億2,500万円 | ||
耶馬日田英彦山国定公園外2公園の整備 | ||||
○ | 流域下水道建設費 | 141億7,300万円 | ||
御笠川那珂川流域下水道・多々良川流域下水道、外7流域の整備 | ||||
○ | 公共下水道事業促進費 | 1億円 | ||
市町村の下水道施設整備への助成 | ||||
○ | 汚水処理構想策定費 | 600万円 | ||
効率的かつ計画的な汚水処理施設整備のあり方の検討 | ||||
○ | 浄化槽整備促進費 | 5億7,000万円 | ||
市町村の浄化槽整備への助成 | ||||
Q 福岡県の流域下水道はいくつあるの? A 9つの流域下水道があります。そのうち、平成18年度に、矢部川流域下水道と遠賀川中流流域下水道が供用を開始しました。これにより、明星寺川雨水流域下水道を除く8流域下水道がすべて供用しました。 |
Q 県営公園はいくつあるの? A 現在9か所で、北九州市に中央公園、福岡市に大濠公園、天神中央公園など5か所、春日市に春日公園、飯塚市に筑豊緑地、筑後市・みやま市に筑後広域公園があります。 |