妊娠中は便秘に注意！！
つわりが激しいときも、食事がきちんととれないことや、精神的に不安定で排便をつかさどる自律神経の働きがうまくいかないことから、便秘になりやすくなります。便秘による不快感がつわりを悪化させる場合もあります。
妊娠中の便秘の原因
妊娠中期から末期の妊娠中便秘は、大きくなった子宮が腸を圧迫することにより、腸の運動が妨げられることと、排便時の腹圧が減少することが主な原因のようです。また、分娩後にも便秘が見られます。分娩のとき、骨盤底の筋肉がかなり疲労しますので、便意があっても排泄できなくなるときがあります。会陰の痛みがひどいときも、便意があっても排泄したくなくなり、便秘の原因になります。
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妊娠中に痔になる？
妊娠中は、便秘による直腸や肛門内部からと、大きくなった子宮によるダブルの圧迫で、肛門周辺がうっけつして痔になりやすくなりますので、あまりふんばりすぎるとよくありません。また、あまりいきみすぎると子宮収縮を起すこともありますから、本当に注意が必要です。
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妊娠中便秘の対策と予防
妊娠中便秘の対策と予防で一番大切なのは、日常の生活習慣を整えることです。まずは、食生活ですが、三食バランスの取れた食事をきちんととり、特に食物繊維と水分を意識的に十分とるようにしましょう。ヨーグルト、バナナ、りんご、プルーン、寒天、こんにゃく 、オールブラウンや玄米などの穀類、ひじきなどの海藻類、イモ類などが便秘に効果的な食品と言われています。さらに、トイレの時間を決めて、規則的にトイレに行くようにしましょう。朝食後が最も効果的なようです。朝起きたら冷たい牛乳や水を飲むことも効果的です。運動で体を動かすことも大切です。雑巾掛けなどの日常的な掃除や、ヨガ、階段の上り下りなどが効果的です。ただし、あまり無理をしすぎてお腹が張らないように注意してください。
お医者さんに相談
このように食生活や生活を見直しても妊娠中便秘が解消しない場合は、医師に相談してください。市販の便秘薬を使うのは、使われている成分が赤ちゃんに影響を与える場合もあるので、妊娠中便秘には使わない方がよいです。副作用がないといわれている漢方薬の場合も、漢方便秘薬によく使用されている大黄は、流産を引き起こす作用があるのです。ですから、素人判断はやめて、必ず医師から処方される薬を服用してください。