便秘薬について
便秘 薬について！！便秘は、原因と症状によりいくつかの種類に分けらます。対処法もそれぞれ異なります。便秘薬には、さまざまな種類がありますので、それぞれ適したものを利用するとより効果的です。
便秘薬の種類
便秘薬は主に下剤のことを指すことが多いようです。便秘によるお腹の張りなどがひどく、便秘を早く解消させたい場合に効果があります。便秘は、原因と症状によりいくつかの種類に分けらます。対処法もそれぞれ異なります。便秘薬には、さまざまな種類がありますので、それぞれ適したものを利用するとより効果的です。便秘の種類は、大きく弛緩性便秘、痙縮性便秘、直腸性便秘の３つに分けられます。
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弛緩性便秘
弛緩性便秘は、腸の動きが悪くなり、便が長時間長時間腸内にとどまり、水分が失われて硬い便となり、ますます出にくくなるものです。高齢者や長い間病気で寝たきりで動けない人、体が弱っている人に多い便秘です。糖尿病などの薬の副作用でも起こります。また、副交感神経を刺激する薬剤を利用することもあります。
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痙縮性便秘
痙縮性便秘は、腸が動きすぎることが原因で、便が取り残されるタイプの便秘です。過敏性腸症候群などは、この便秘にあたります。
直腸性便秘
直腸性便秘は、肛門が反射しなくなることにより、便意を感じなくなる便秘です。直腸や肛門の疾患、神経の疾患が原因のほか、排便をがまんし続けているとこのような状態になります。
効果的な便秘薬
これらの便秘に効果的な便秘薬は、弛緩性便秘の場合は、食物繊維系の医薬部外品等の膨張性下剤や、小腸や大腸に刺激を与える刺激性下剤が効果的だといわれています。刺激性下剤には、アロエ、センナなどの生薬が含まれていることが多いですが、習慣性があり、使用を続けると量がだんだんと増えていくという問題点もあります。
痔疾患や炎症性の疾患があるときは、刺激性下剤を使用するのは避けた方がよいです。 痙縮性便秘に効果のある便秘薬は、腸管内に高浸透圧性の物質を入れることで腸管内の水分を保つ水酸化マグネシウム、硫酸マグネシウムなどの塩類下剤、便の表面張力を低下させて便をやわらかくして膨満させる界面活性剤である膨満性下剤、浸潤性下剤が効果的です。 直腸性便秘には、直腸を刺激する座薬や浣腸が効果的です。腸内に二酸化炭素を発生させて腸運動を亢進させる便秘薬も効果的です。
便秘にならないようにするために、アミノ酸や食物繊維、乳酸菌やビフィズス菌を効率よりサプリメントで補うことがあり、これも広義では便秘薬といえます。市販の便秘薬には、毒素で腸を刺激するものもあります。適正な使用量を守らないとかえって身体に害を与えることもあります。
また、ほとんどの便秘は腸の動きがおかしくなることに起こる機能的なものですが、大腸がんなどの病気が潜んでいる可能性もあります。市販よりも、医師の診察を受けて便秘薬を処方してもらう方がよいでしょう。