Hiroさん>こんにちわ。Hiroです。

体脂肪の燃焼と糖新生について教えてください。

サキコ理論を読んでいると、素朴な疑問が浮かびました。
「空腹時に運動すると血中の脂肪が消費されますが、
もしも運動しなかったら次の食事で元の体脂肪に戻るので、
せっかく体脂肪が溶け出しても運動しなければ燃えることが
ありません」との説明があります。

これでは、
(A)摂取カロリーを消費カロリー以下にすれば運動をしなくてもやせる、
(B)運動をしないと脂肪は燃焼することは無い、
と矛盾した2つの説明が存在することになってしまいますよね?

糖新生とは、糖以外のものから糖を作り出すこと。
血糖値が下がることにより、膵臓からグルカゴンが分泌され、
体脂肪組織が貯蔵している中性脂肪を脂肪酸とグリセロールに分解。

ということは理解できているのですが、たぶん、糖新生と脂肪燃焼を
ごちゃごちゃに考えているから混乱してきたのかと思います。
すっきりさせる為にも、以下の質問について、教えてもらえませんか?

質問1、
糖新生とは、脂肪から糖を合成する、とのことですが、これは
中性脂肪が何かの糖に変化するということなのでしょうか?
もし違うのであれば、溶け出した脂肪酸はグルコガンに変わるわけ
ではないので、運動により消費されなかった脂肪酸は、食事をした
時点で、インスリンの作用により、再び中性脂肪に蓄えられる、
という(B)の説明が正しいことになり、(A)の説明と矛盾することに
なりますよね?

質問2、
糖新生により最大105gの中性脂肪が分解されたとしても、有酸素
運動などにより燃焼できる量は、せいぜい20〜30g程度ですよね?
中性脂肪から分解される脂肪酸とグリセロール、グリセロールは
グルコースに転用され、血糖値上昇のために消費できるでしょうが、
脂肪酸は血中に放出されただけであり、燃焼や消費されなかった
残り70g〜80gの脂肪酸は、やはり、食事をした時点で、再び
中性脂肪に蓄えられることになるのでしょうか?
これでは、運動をしなかった場合は、溶け出した脂肪酸はほとんど
燃焼されずに単に血中にキープされ、食事をすれば元に戻る、
ということをしているだけになるので、やせることは無く、
(A)の説明と矛盾、(B)の説明が正しいことになりますよね?

質問3、
基礎代謝で消費される消費カロリーは、グルコースによる
ものなのでしょうか?脂肪酸によるものなのでしょうか?
もし、ほとんどが脂肪酸にて消費されるのであれば、仮に
基礎代謝1500kcalの場合、1500kcal分の中性脂肪の量、
1kgで7200kcalと考えれば、208gの脂肪酸が消費される、
という計算になりますよね?
まぁ、実際は105g以上の脂肪酸が分解されることは無いので、
最大105gということになるのでしょうけど。
これが正しいのであれば、糖新生により分解された中性脂肪は、
仮に運動しなくても、基礎代謝により、ほとんど消費されることに
なるので、(A)(B)両方の説明が正しいことになりますよね?

たくさん質問して申し訳ありませんが、宜しくお願いします。


やまさき> Hiroさん、こんにちは。

> (A)摂取カロリーを消費カロリー以下にすれば運動をしなくてもやせる、
> (B)運動をしないと脂肪は燃焼することは無い、
> と矛盾した2つの説明が存在することになってしまいますよね?


この2つは矛盾していません。消費カロリーより摂取カロリーが
少なければ痩せますし、脂肪が溶け出しても使われなければ、
元の体脂肪にもどるのも事実です。

体脂肪が溶け出しは、体内のエネルギーの不足分だけが溶かし出される
ので、溶かし出しすぎて、また取り込まなくてはならないほど
とけだすことはありません。
また、脂肪は運動のためだけに溶かし出されるのではなく、大部分は
体温の維持の熱量、心臓の筋肉、姿勢制御の全身の筋肉のエネルギー
などに使われます。ですから、まったく矛盾しないのです。

> 質問1、
> 糖新生とは、脂肪から糖を合成する、とのことですが、これは
> 中性脂肪が何かの糖に変化するということなのでしょうか?
> もし違うのであれば、溶け出した脂肪酸はグルコガンに変わるわけ
> ではないので、運動により消費されなかった脂肪酸は、食事をした
> 時点で、インスリンの作用により、再び中性脂肪に蓄えられる、
> という(B)の説明が正しいことになり、(A)の説明と矛盾することに
> なりますよね?

糖質、脂肪、蛋白質はすべて炭素と水素、酸素が化合したもので、
材料は同じで、組み合わせの違いによって、栄養の性質が異なるだけです。
たとえば、草は蛋白質でできています。牛は、植物性蛋白質100%の草を
食べて、動物性蛋白質100%の牛肉を作ります。
しかし、人間は草を食べて生きれるようにはできていません。
それは、体内で物質の結合を変えて、すべての栄養につくり変えることが
できないからです。しかし、元の元素の組み合わせなのです。

ウランや水素の原子核を引き離すと膨大なエネルギーが出ますが、
体内で、栄養素の分子の結合をくっつけたり、はずしたりすると、
膨大なエネルギーを得ることができます。

たてば、自動車のエネルギー効率は低燃費車でも20%位ですが、
糖質や脂質のエネルギー効率は95%と94%です。損失がが4〜5%位しか
ない、非常に優れたエネルギーシステムを私たちは持っています。

肝臓と腎臓は、筋肉の疲労物質と、脂肪酸、グリセロール、アミノ酸の
分子結合を変えて、グルコースに変換することができます。

中性脂肪は、脂肪酸3個とグリセロール1個は結合した状態をいいます。

脂肪酸やブドウ糖は他の物質と反応しやすいので、貯蔵するときは、
物質と反応しにくい中性脂肪やグリコーゲンの形にして貯蔵します。

もしも、脂肪酸が余った場合は、肝臓はまた苦労して元の中性脂肪に戻して、
体脂肪に蓄えます。

> 質問2、
> 糖新生により最大105gの中性脂肪が分解されたとしても、有酸素
> 運動などにより燃焼できる量は、せいぜい20〜30g程度ですよね?
> 中性脂肪から分解される脂肪酸とグリセロール、グリセロールは
> グルコースに転用され、血糖値上昇のために消費できるでしょうが、
> 脂肪酸は血中に放出されただけであり、燃焼や消費されなかった
> 残り70g〜80gの脂肪酸は、やはり、食事をした時点で、再び
> 中性脂肪に蓄えられることになるのでしょうか?
> これでは、運動をしなかった場合は、溶け出した脂肪酸はほとんど
> 燃焼されずに単に血中にキープされ、食事をすれば元に戻る、
> ということをしているだけになるので、やせることは無く、
> (A)の説明と矛盾、(B)の説明が正しいことになりますよね?

最大の105gというのはグルコースの量です。もっと多くの中性脂肪が
溶かしだされて、体温や心拍、呼吸などに消費されます。
せっかく苦労して貯めた体脂肪ですから、必要量以上には溶かし出し
ません。でも、次の食事をすれば、余るので、そのときは元に返されます。

> 質問3、
> 基礎代謝で消費される消費カロリーは、グルコースによる
> ものなのでしょうか?脂肪酸によるものなのでしょうか?
> もし、ほとんどが脂肪酸にて消費されるのであれば、仮に
> 基礎代謝1500kcalの場合、1500kcal分の中性脂肪の量、
> 1kgで7200kcalと考えれば、208gの脂肪酸が消費される、
> という計算になりますよね?
> まぁ、実際は105g以上の脂肪酸が分解されることは無いので、
> 最大105gということになるのでしょうけど。
> これが正しいのであれば、糖新生により分解された中性脂肪は、
> 仮に運動しなくても、基礎代謝により、ほとんど消費されることに
> なるので、(A)(B)両方の説明が正しいことになりますよね?

代謝で消費されるカロリーは、その日に食べたものによります。
食べてないものを消費するわけにはいきません。

身体は1日の基礎代謝量を、蛋白質60g、脂質40g、グルコース180gで
補給してほしいのですが、Hiroさんが希望とおりに食べてくれ
なければ、与えられたものを消費するしかありません。

糖新生というのは、グルコースの不足分だけをグリセロールや
脂肪酸、アミノ酸の分子結合を変えてグルコースにすることです。
それは主に脳に供給されます。

基礎代謝量に占める脳の消費カロリーの割合は25%ほどだったと
思います。残りの75%は心臓や筋肉、内臓など脂肪を燃料とする臓器
が使用します。