自分の信念

バブルが弾け、建築ブームが去ってすでに、二十年以上が経過・・・。新築物件が飽和状態になり・・・

情報化社会そのままにCMやネームバリューの反映によって大手が受注を増大させ、

個人の大工さんや工務店の仕事が減っていく・・・。

自分が職人の世界に入った頃から、そんな光景を目の当りにしてきました・・・。

地道にコツコツ・・・親方(父)の下で修行して年季が明けた時には、バブルには程遠い時代でした。

「どんな状況でも対応出来る確かな技術を身につけ、臨機応変に日々学び、見極め、吟味した最高の資材を使い、

自分の自宅の屋根と思って施工しろ!!!」と・・・自分は耳にタコが出来るほど言われ続けてきました。

ハウスメーカー同士が、しのぎを削り、単価や請負金額を下げ、限られた予算の中で最高の資材と技術で

工事を行うことはとても難しく、せっかく声をかけていただいても

赤字にしないために、予算に合わせ、材料の質を下げ・・・手間を省き・・・施工するということが

自分にはどうしても納得出来ませんでした。

耐震偽装やリフォームの手抜き工事や悪徳業者の問題が明るみ出て、

本当に良い物を使い、腕のある職人が見直される時代に変わってきた現在・・・。

少しだけ自分に時代が向いてきた今、お客様と一生のお付き合いの出来る・・・。

これからも、そんな仕事をしていきたいものです。

山形屋根店