その2
山手de西洋館
「山手地区の西洋館めぐりの時には、飲み物を持参した方が良い」との忠告を「るるぶ」から得ていた我々は、関内駅や石川町駅のキオスクでペット飲料を探したが「お茶系」のペット飲料はほぼ皆無。野菜ジュースやオレンジ100%ジュースやカフェオレ系のしか店頭には置いてなくて。「なんとかなるよね」と諦めつつ坂を登り始めた。もう引き返せない。
山手での散策順は以下の通り。最初に入った外交官の家で貰ったパンフと「るるぶ」の地図コピー片手に西洋館めぐりよッ!!
石川町駅→外交官の家→ブラフ18番館→カトリック山手教会聖堂→カトリック横浜司教館別館→山手46番館→山手61番館→山手72-5番館を振り返り見る→ベーリックホール(工事中)→エリスマン邸→えの木てい→山手234番館→横浜山手聖公会→山手資料館→山手十番館(休憩)→西洋館風アパート→岩崎ミュージアム→横浜市イギリス館(工事中)→山手111番館→大沸次郎記念館→ニチレイ倉庫
これらのうち数館は私が道々「あやしい!」と感じた西洋館なので外交官の家等で貰ったパンフや「るるぶ」には紹介されていません。個人宅もあるしね。建物の名称は山手234番館で購入した「横浜の記憶 横浜の近代建築(U)」という本による。
ペット飲料。やはり欲しい……。次回は絶対持って行かねば。
横浜限定キティピンバッヂを探せ! @
「横濱カレーミュージアムに行く」「山手西洋館めぐり」「デザインマンホールの蓋写真撮影」「中華料理の食べ放題バイキングに参加する」「アウトレットでお買い物」──等、今回の旅行の目的数あれど、あと1つ忘れちゃいけない大事なモノがあった。それは今年に入ってからやり始めた「ハローキティの地域限定ピンバッヂ」収集。昨年夏、摩周湖畔や阿寒湖畔の土産物店でその存在は知っていたものの、当時はさほど興味がなくて。だけど今年になってから急に欲しくなったキティのピンバッヂ。(ちなみに記念すべき初バッヂは「浜名湖バージョン」) この港町横浜で一体いくつのピンバッヂが入手できるかなあ。とりあえず土産物のメッカ「マリンタワー」へ足を運ぼう。
「うわ〜。こんな建物なかったよお」「中もだいぶ変わっちゃって」2人とも現役を退いて早十数年。そりゃマリンタワーの内部も変わるって。
1階部分を一周し、次いで2階へ。そこでキティのピンバッヂ発見! といっても横浜のではなく「佐●急便」「●野屋牛丼」「温泉卓球」の計3種4点。もちろんGET! 末の君はキティの中華街柄とベイブリッヂ柄のハンドタオルを手にとり「どっちにしよう」と思案顔。だが
「買っとかないと後悔するよ」
と何度私が言っても彼女はなかなか財布の口を緩めない。やはり主婦は金銭感覚がシビア。
結局GETできたのは上記の4点。「赤い靴キティ」や「チャイナ服キティ」のは実在するのだろうか。
元町から中華街。そしてハードロックカフェへ
そろそろ足が疲れてきた。限界は近い。が、末の君は日頃幼児を抱えて散歩しているせいか妙にタフ。
「お姉ちゃん、元町行こう。んで、中華街で夕食ね」
「え……元町……、行くの……?」
高架橋を渡り元町のアーチをくぐる。この高架橋のすぐ傍に白い古びた一部西洋館発見! だがその古び方があまりにもひどかったため、写真は撮らない。たとえ名のある西洋館でも、この私の審美眼に適わなければ、やだもんね。でも気になる……。
ちらちらと振り返りつつキタムラに到着。末の君のこの旅行における目的の1つにあるのが、「キタムラでトートバッグを買いたい」。どうやらこの元町界隈にはキタムラやK2など兄・弟の店が計3軒あるとのこと。それらを1軒ずつ見て廻るのか。ううむ。途中GAPや書店等に立ち寄りつつ、3軒目の店でトートバッグ購入。陳列されていたバッグの小さな汚れも見落とさず、店員に倉庫内にある在庫品としっかり交換もしてもらう。念願のバッグを手にした彼女は、とても嬉しそう。これで帰宅してからの内職にも、より一層励みがつくというもの。
夕食時間には少し早いが、その足で中華街朝陽門付近にある翠華に到着。本日の夕食はこの店で中華料理のバイキングに決定! 1階で受付を済ませ、2階にあるレストランのテーブル席に案内され着席。制限時間はガイドブックに載っていたものより少し多めで、2時間はO.K.。さあ、食べるぞぉ! この店のウリの1つに「北京ダックの食べ放題」というのがあるから、まずはこれから。以前香港で食した北京ダックはお世辞にも「旨い」と言えるシロモノではなかったので、今回のはとても楽しみだったのに。──期待したほどではない。
結局滞在90分にして、私が9皿、末の君が10皿食し、胃もたれが心配なのでウーロン茶をガブ飲みした。店外へ出れば日は落ち♪街の灯りがとてもキレイねヨコハマ♪ 状態。とりあえず一旦はバスでホテルまで帰ろう。
ホテルの部屋はダブルルーム。無料だから我慢がまん。そのベッドの上に2人でゴロンと横になり、しばし休憩。末の君はガイドブックを眺めては「明日行きたい所」のチェックに余念がない。
「やっぱり鳥浜のアウトレットははずせないよね〜。子供服沢山ありそうだし」
としばらくの間は鳥浜にある「ベイサイドアリーナ」への交通手段を調べていたのだが何を思ったのか突然、
「ハードロックカフェに今から行こう!」
と言い出した。聞けば末の君の夫・ヒデくんは新婚旅行先のハードロックカフェTシャツを購入し、ある日何気なく着ていたところを親友から
「お。ハードロックカフェじゃん。いいなぁ〜」
と言われ、以来「旅先にハードロックカフェがあったらTシャツを買うこと」が末の君の家庭ではお土産のルールになったとのこと。──って、ハードロックカフェまで歩くのぉ? もお足が疲れてやだよぉ。
「大丈夫。動く歩道があるから。さ、行こう」
と、半ば強制的感も否めないがMM21内にあるクイーンズスクエアになんとか辿り着く。しかし、お目当てのハードロックカフェがない! 施設内をうろうろ彷徨って数分。やっと見つけた店は売店部分が狭く、Tシャツの種類も決して多いとは言えなかった。ああ。この店が私のハードロックカフェ・デビューになるのか。……ちょっと残念。とりあえず末の君はヒデくんと子供達2人用に、とTシャツを購入する。ここからまた、歩くのか……。
部屋に戻る途中、桜木駅前の道端にお土産や発見! 扉には「CLOSED」のプレートが掛かっていたが夜だからそれは仕方ない。明朝、この店でキティのピンズが買えることを祈ろう。
そして就寝。ところが夕食時の中華が悪かったのか、私の胃は猛烈に痛み出す。キリキリキリ……、と絶え間なく襲う激痛。(どうしよう……、救急車騒ぎになったら、どうしよう……)不安と痛みの狭間で苦しむ私の隣では、何事もないかのように末の君がすやすやと眠っている。彼女の方が1皿多く食べたのに何故?! やはり胃弱モノに中華は無理?! いいや、数年前中の君と香港旅行した際、中華料理を食べまくったがこんなコトにはならなかった──。などつい色々な事を考えてしまう。考える余裕があったら、さっさと薬を飲めば良いとは思うのだが、なにせ痛すぎて起き上がれない。ああ、薬。一応食後に中外胃腸薬を服用したのだが、効かない。こうなったら痛みの和らいだ隙を突いて百草丸20ヶ一気飲み……!! これで治るはず。頑張れ! 明日は鳥浜に行くんだから! 頑張るんだっっ!! 叱咤激励の夜は更けていった──。