過去に様々な仮装CDソフトが登場しては消滅していき、CD革命とシェアウェア(個人利用時のみフリー)のDaemon Toolsだけが生き残り続ける中で、あえてCD革命にこだわり続けている俺ですが、今回はそのCD革命に待望のVer.9が登場したのでレビューしてみようと思います。
今回の目玉はなんと、Alpha-ROMの最新版と仮想CDソフトでは初めてSecuROMに対応したところでしょうか。最近のエロゲはコピー防止のためかプロテクトがかかっているタイトルが多いですからね、CD/DVD-ROMドライブを内蔵しないノートPCでエロゲるのも一苦労だっただけに有無を言わずに買ってきましたよ。ライティング機能は不要だったんですけど、せっかくなので今回もライティング機能のあるプロフェッショナル版を買ってきましたよ。日頃の感謝の気持ちを込めてあえて高いプロフェッショナル版を買ってきましたよ。だから間違えたわけじゃなくて。
CD革命もVer.9までくるとさすがにちゃんと問題なく動くようになっていますね。昔みたいにマイコンピュータから仮想CDのイメージを入れ替えただけでクラッシュしてしまうとかブルースクリーン連発とかそんな不安定なことも無くなって実に快適に動きます。仮想CDのイメージ作成もマウントも一度も失敗していません。まあ、そうならないような使い方を知らず知らずのうちに身につけてしまっただけなのかもしれませんが。
さて、新バージョンの売りである最新プロテクトへの対応ですが、試しにVer8.5ではAplha-ROMのバージョンが新しくて対応していなくて上手く仮想化できなかったエロゲをいくつか仮想かしてみたんですが、Ver.9では問題なく仮想化できるようになってました。SecuROMのエロゲもちゃんと仮想化できましたし、起動も問題ありません。
ただ、仮想化に関しては読み込みに使用するCD/DVD-ROMドライブに左右されるので注意が必要です。ものによっては正常に仮想化できなかったり、仮想化にえらく時間がかかったりする場合がありますので。
また、プロテクトによってはデバイス名やメディアの回転速度をチェックしてオリジナルのメディアじゃないと起動できないようなプロテクトがあるんですが、このVer.9ではその辺の対策もきっちりと取られておりまして、デバイス名はもちろん回転速度も変更できるようになっているんですよ。ライティング機能のほうなんですが、これは基本的にはVer.8.5のProと同じですね。プロテクトのかかったメディアは相変わらずプロテクトを解除した状態で焼けません。プロテクトを解除した状態で仮想化ができるならライティングもできるようにしてほしいところですが、その辺はいろいろと大人の事情があるんでしょうね。技術的な問題があるだけなのかもしれませんが。
あと、Ver.5のレビューでもぼやいていたアップグレード版からアップグレードできなかった件ですが、Ver.9からはそれができるようになりました。やっぱり要望が多かったんですかね。って言うか、なんで今までできなかったんだよ!もっと早くからできるようにしとけっての!ボケが!<Ver.5の時のことをまだ根に持っているらしい
結論:
発売後すぐにVer.9.0.1へのアップデータが出たのはご愛敬ですが、他の仮装CDソフトがプロテクトがらみの影響からかあまり勢いがないので、せめてCD革命だけでも進化していって欲しいですね。欲を言えばAlpha-ROMなどは既に新しいバージョンが出てきたので、そういうものに対してアップデータで即座に対応してくれたら最高ですね。
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