CD革命Virtual Ver.9 for Vista

   エロゲを快適にプレイする上で切っても切れない関係にあるCD革命Virtual。若人さんのエロゲの歴史はCD革命Virtualと共にあったと言っても過言じゃないんです。と言っても最近のエロゲはコピープロテクトが強力になってしまったのでCD革命が使えないことも多いんですが、それでもまだまだ必要なんですよ。CD-ROMやDVD-ROMを入れ替えなくてもいいメリットは大きいですからね。

   そのCD革命。世の中のソフトが続々とVista対応になっている中でやっとVista対応版が出たんです。出たと言っても既に発売されているVer.9がただVista対応になっただけなんですけどね。なので、新しい機能も無いわけで無償のアップデータで対応してくれたのかなと思っていたらなぜか有償バージョンアップ。
   おいおい、バージョンアップって言うのはバージョンが上がった時のことを言うわけで、バージョンが上がってもいないのにバージョンアップとはこれ如何に?しかも有償とはこれ如何に?

   …あ、バージョンは上がってるんですか。9.0.1から9.0.2に上がってるんですか。それは失礼しました。…いや、これメジャーバージョンアップじゃないでしょ!超マイナーバージョンアップでしょ!しかも超微量なバージョンアップでしょ!
   あのー、これだったらアップデータで対応してくださいよ。既にVer.9持っている人には無償で配布してくださいよ。

   でもね、VistaでもCD革命を使いたい俺としては買いましたよ。快適にエロゲりたい俺としては買いましたよ。わざわざ発売日に買ってきましたよ。その店頭でパッケージを手に取ってみると


WindowsVista対応
(従来のCD革命/Vitrual ver.9と同じ機能です)


   なんて書かれていましてね…



   …あのさー。そんなこと書かないでよー。ただでさえ買う気が無いんだからさー。積極的にお金を出して買いたいわけじゃないんだからさー。これじゃあ買う人いなくなるよー。

   正直すんげぇ買う気なくしたけどね。元々無かった買う気がさらに倍になったけどね。さすがにいくらCD革命を愛している俺でもね、通常版を買うほど酔狂じゃないのでね、アップグレード版を買いましたけどね。しかもプロフェッショナルじゃなくてスタンダードの。


   で、結局何が変わったのかというと、Vistaで動くようになっただけ。ただそれだけ。インストーラが微妙に違っていたもののそれ以外は本当に変わってません。パッケージに書いてあるとおり何も変わっていません。驚くほど変わってません。

   確かにVistaに対応させるのには人件費もコストもかかるのは判るんですけどね、せめてお金を取るのならメジャーバージョンを上げて欲しかったなと思うわけですよ。Ver.9からVer.10になれば俺だって喜んで買っただろうし、有償バージョンアップのもっともらしい理由にもなるじゃないですか。それか、せめて新しいプロテクトに対応しているだけでも変化があれば…。
   しかも従来のVer.9のCD-ROMでインストール時のアップグレードのチェックが通るっていうのが何とも腑に落ちないわけで、そりゃあ、バージョンが0.0.1違うからバージョンアップとは言えなくもないわけで、いや、でもそれバージョンアップ違うから!絶対に違うから!

   その昔Ver.8がVer.8.5に上がった時は無償でバージョンアップ出来たこともあったし、さらに昔のVer.4がWindows2000に対応した時も制限が多かったものの無償アップデータが配布されたこともあっただけに、このメーカのバージョンアップの基準が全然判らない今日この頃です。


結論:
   既にVer.9を持っていて同じ機能に2回もお布施したい奇特な人以外は次のバージョンが出るまでVistaでの利用を諦めるか、いっそのこと他の仮想CD-ROMソフトに乗り換えるのもありかも。もちろん今回新規でVista対応のVer.9を購入するのなら問題なし。