CD革命Virtual Ver.8

   もはや改めて説明するまでもないほどこのレビューに登場しているCD革命Virtual。そして、どのバージョンも必ずと言っていいほど何らかの不具合を抱えていたCD革命Virtual。そのCD革命が新しいバージョン(Ver.8)になったというので買ってきたわけです。ほら、なんて言うの?今のバージョンのままでも全く困る事は無いんだけど、試してみたいって言うの?気持ち的に新しくしてみたいって言うの?新しい物好きって言うの?期待感って言うの?むしろ義務(なんのだよ!)って言うの?そんな感じで。

   えー、さて。このCD革命Virtual Ver.8。Ver.7から一体何処が変わったのかというと、Ver.7から対応していたSafeDiscなどのコピープロテクトが、最新のものに対応したり、新たなコピープロテクト(Alpha ROM)にも対応したというあたりでしょうか。むしろこれが最大の売りなんじゃないかなと。せっかくの仮想CD-ROMなのにコピープロテクトのせいで取り込めないもの(特にエロゲ)が多々あったわけで、そういったものに対応したことでより多くのCD-ROMが仮想化できるようになったんです。
   ただし、それが取り込めるかは取り込む元のCD-ROMドライブによるそうなので環境によっては取り込めないとか、取り込めるけどもの凄い時間がかかったりする場合があるみたいです。幸い俺の環境では問題ないなかったですけどね。Ver.7では取り込めなかった「Fate/staynight」などが問題なく取り込めましたから。

   以前のバージョンまで必ずと言っていいほど何らかの不具合を抱えていたこのソフトもVer.8では目立った不具合もなく、当たり前のように普通に使えてるんですが、って!今までの事を考えるとこれは凄い進歩なんですけど!…そりゃあこれだけバージョンも上がればねえ。
   その他にも、基本的な操作は変わらないものの画面の構成などにも手が加えられていたり、仮想CDを構築するときの構築オプションを事前に設定できたりと、使いやすくなっている感じもしました。

   あと、ちょっとした希望なんですが、Ver.7はアップデータをダウンロードするときにユーザ登録をしておかないとダウンロードできないようになっていたので、Ver.8ではこれを無くして欲しいなと思うわけです。確かに、正規ユーザであれば登録をするだけなので特に問題は無いですよ?でもね、最近は個人情報の漏洩が問題になってる時代ですから、こういったユーザー登録は出来るだけしたくないじゃないですか。なので、アップデータくらいなら製品のシリアル番号を入力させてダウンロードさせるくらいもでいいと思うんですけどねえ。って言うか、わざわざ制限をかける必要は無いと思うんですけど。もっとも、アップデータが不要なように元から不具合がなければそれに超したことは無いんですけどね。


結論:
   過去のバージョンよりも格段に安定度が増して使いやすくなっているのはもちろん、最新のコピープロテクトに対応しているので、新しいエロゲ(なぜに特定?)をガンガン仮想化したい人などは買い換える価値あり。