CD革命Virtual Ver.10

   CD革命と共にエロゲライフを歩んできた俺はCD革命は手放せないアプリケーションの1つであり、バージョンアップの度に買っているんです。もちろんWindowsVistaでCD革命を使いたいが為にCD革命史上最もショボいバージョンアップであったVer.9 for Vistaも買いましたよ。Ver.9を持っているのに買いましたよ。機能的にも全く変わっていないのに買いましたよ。そんな機能的にもバージョンナンバーも全く変わっていないVer.9 for Vistaをバージョンアップと言い切ったCD革命ですが、バージョンアップとして念願のVer.10が発売され、購入したのでレビューしてみたいと思います。

   Ver.9 for Vistaからの変更点と言えば、やはり新しいコピープロテクトに対応したところが大きいと思うんです。for Vistaの頃にはエロゲはAlpha-ROM3.1などの新しいプロテクトを採用しているタイトルが増えて仮想化できないタイトルが結構出てきていたんです。せっかくエロゲもWindowsVistaに対応してきて、CD革命もWindowsVistaに対応していたというのに新しいコピープロテクトの為に快適にエロゲれなかったわけですよ。コピープロテクトのかかったエロゲをプレイする度にCD-ROMやDVD-ROMのメディアを挿入しないとプレイできなかったわけですよ。数タイトルを同時プレイする若人さんとしてはタイトルの数だけメディアを入れ替えるのが面倒だったわけですよ。同時プレイしなければいいじゃない!って言われそうですけど、それは言っちゃいけません!

   コピープロテクトは不正コピーを防止するための手段ですから、日々新しいバージョンが出てくるのは仕方ないと思いますし、対応できないコピープロテクトが出てくるのも仕方ないんですけど、for Vista発売時にWindowsVistaに対応しただけ、なんてお茶を濁さずに、Ver.10と同等のものを出してくれれよかったんですけどね。そうすれば無駄な出費をせずに済んだと思うんですよ。今頃はその出費でエロゲを1本買えてたわけですよ。

   話がそれましたが、今回の変更点は新しいコピープロテクトに対応した以外にも、他社製品で作成したイメージファイルを読み込めるようになっていたりと、改良されている点はいくつかあるんです。でも、新しいプロテクトに対応したことが一番かなと思ってます。むしろその部分の改良しか期待していないと言いうか、それだけ機能面での完成度が高まってると個人的には思ってるんですよ。昔みたいにイメージファイルをマウントしただけでOSが落ちてしまうような不安定な動作もしませんから。

   そう言う意味では今回のバージョンアップはほぼ納得のいくものではあったんですが、実は残念な部分もあって、それはせっかくWindowsVista対応を謳っていながら64bit版WindowsVistaには対応していないことなんです。同じ仮想CDツールとして有名なDaemonToolsは64bitにも対応していますから、是非とも対応して欲しかったところですね。市販されているPCの大半は既に64bitに対応できる構成になっているわけですし、今後32bit環境に逆戻りすることはまず無いと思いますから、次のバージョンアップの際は是非64bit対応になっていて欲しいですね。


結論:
   機能面ではすっかり熟成したCD革命。64bit対応を望むのはもちろんのこと、対応プロテクトに関しては日々新しいプロテクトが誕生しているので、その辺はバージョンアップではなく無償のアップデータで対応してくれたら最高なんですけどねえ。