ウイルスバスター2006

   Nortonと並んで知名度の高いウイルス対策ソフト、赤いパッケージでお馴染みのウイルスバスター。

   我が家にはエロゲ用PCを始め何台かって、全てNortonを使っていたんですが、そのうちの一台をウイルスバスター2005を試しに使ってみたところ、ことのほか良かったので2006も継続して買ってみたんです。
   何が良かったのかというと、まずNortonよりも動作が軽く感じたんです。Windowsの起動時のレスポンスからウイルスバスターの操作全般において格段に快適だったんですよね。そして、なにより分かりやすい操作が好印象だったんです。

   もちろんウイルス対策ソフトとしての性能もNortonを始め、他のソフトとも遜色はないですし、定義ファイルの更新の早さも問題ありません。ただ、ファイアウォールの設定を自分で変更する場合はNortonの方が若干でありますが分かりやすいかなという印象はありましたけど。

   ウイルスバスターの一番良いところは、利用中に新しいバージョンの製品が出たら、無償でそれに乗り換えることが出来るところだと思います。今回だったら2006の利用中に2007が発売になったらそれに乗り換えられるんですよ。ただし、利用期間は2006からの引き継ぎになるので、切れたら新しいライセンスを買わなくてはいけないのですけど。
   あと、更新期限が切れそうな時期になると郵送で更新の案内と振り込み用紙が届くんですが、これを親切ととるか余計なお世話ととるかは人それぞれだとは思いますが、個人的には微妙なところなんですよね。もちろん継続して使うのであればその振り込み用紙を使えば店頭で更新パッケージを買うよりも若干安く更新できるんですけど、この振り込み用紙のせいでユーザー登録しないといけないわけですし、住所や氏名を入力させられてたのはちょっと納得いきません。せめて登録時に案内の郵送の有無を選択できたり、郵送が不要な場合はユーザ登録時に個人情報を登録しないなどの選択肢があっても良かったのではないでしょうか。

   あとひとつだけ問題点を挙げるとすれば、その更新時にどうすればいいのかが分かりにくいところでしょうか。更新する時に何を買えばいいのか、そしてどういった手続きをすればいいのか。この辺はNortonだと店頭なりオンラインなりでNortonのパッケージを買ってきてそれをインストールしてインストール時にライセンス認証を行うだけでいいんです。
   しかしウイルスバスターの場合は、更新時は先ほどの振り込み用紙や店頭で更新パックなるものを購入し、更新パックに付いている更新用CD-ROMから更新キーと呼ばれる更新するためだけのキーと古いバージョンのシリアル番号を入力し、さらにメールアドレスや氏名などの個人情報を登録して、新しいバージョンのウイルスバスターをインストールするという面倒な手順を踏まないといけないんです。
   せっかくマニュアルも分かりやすくてソフト自体は使いやすいのに、この手続きの煩雑さは何とかならないんでしょうか。しかも更新するものがウイルスバスタークラブ会員契約というウイルスバスターのライセンス(利用期間)とは違う物みたいな名称なのもどうかと思います。この辺がもっとシンプルになればユーザも混乱することもなくなり、さらに分かりやすいソフトになるんじゃないでしょうか。


結論:
   分かりやすさや使いやすさで見ると他のウイルス対策ソフトの中では一番だと思いますが、利用期間の更新がちょっと分かりにくいのが残念なところ。しかし、利用期間が残っている間に新しいバージョンが出ると無償で新しいウイルスバスターに移行できるのは嬉しいですね。